EPISODE · Jan 13, 2026 · 18 MIN
#107 失われた日本に必要な行動力がここにある、碇さんの人生物語②
from ひとりひとりの人生・オンリーワン · host Talk Shift
起業する気などなかった青年が、なぜ30億円企業を作れたのか。8年間も影に徹しながら、なぜ4億円を稼げたのか。そして、過疎地域の廃校で、なぜ新しいビジネスを始めたのか。 その答えは、彼の人生そのものの中にあります。起業を考えているあなたへ。逆境をチャンスに変えたいあなたへ。地方創生に興味があるあなたへ。一人ひとりの人生には、必ず学びがある。 1.高校卒業10日前、人生は始まったこの男、ただ者ではない。高校卒業まであと10日。普通なら卒業式の準備をしている時期に、高校を中退し、彼は家を出た。先輩の家に転がり込んで7日。「早く出てけ」と言われ、築地で住み込みの仕事を始める。そして1年後、結婚。さらに3ヶ月後には子供ができていた。20歳で父親になった男、碇さんの物語がここから始まる。築地で働きながら音楽活動を続ける日々。しかし、そこには「遅刻OK」「飲酒運転も薬物使用も黙認」という独特の世界が広がっていた。「ここにいたら人間的にやばい」そう感じた碇さんは、冷凍庫のオペレーター、半導体工場へと転職を重ねていく。 2.理解されない選択を、選び続けた人そんな中、北海道の実家から連絡が入る。父親が病気で手術が必要だと。中学生の弟を残すわけにはいかない。妻子を連れて北海道へ。父親は家業を継いでくれると期待していた。しかし碇さんの答えは違った。「2拠点生活をしよう」墓も2箇所、家も2箇所、仕事も家業と自分のやりたいこと、両方やればいい――。30年以上前、そんな提案をした男がいた。当然、理解されなかった。「お前とは意見が合わない」。再び東京へ。 3.今の若者に足りないのは「行動力」だ碇さんは語る。「今の子たちは頭がいい。でもリスクヘッジばかりで行動が足りない」「リスクヘッジじゃなくて、リカバリーで考える。右に曲がりながら方向修正する方が頭を使った方がいい」「やらない選択肢は誰でもできる。PDCAを1回転目でやめてしまう」この言葉、あなたの心に刺さりませんか? 4.Windows95前夜、パソコンとの出会いが人生を変える碇さんは、元々ミュージシャンを目指していた。しかし、現実は厳しかった。「パソコンで音楽編集しないと、これからのミュージシャンは売れないぞ」Windows95が出るか出ないかの時代。そんな言葉に後押しされ、半導体工場で働きながらパソコンを購入した。音楽の道を諦めた青年が手にしたパソコン。それが、彼の人生を大きく変える「原型」となった。半導体工場では、派遣法の制約で年間10ヶ月しか働けなかった。2ヶ月の空白期間をどう過ごすか。そんな時、中古パソコンのオークション会社のアルバイト募集を見つけた。「パソコンが安く買えるかもしれない」という軽い気持ちで飛び込んだその会社で、碇さんは中古パソコン販売の面白さに目覚める。世の中にほとんど知られていなかった、その可能性に。 5.「絶対に会社なんてやりたくない」と思っていた男実は、碇さんには起業する気など全くなかった。家業が自営業で、人を雇う側と雇われる側の間の苦労話をさんざん聞いていた。「絶対にこんなのやりたくない」。それが彼の本音だった。しかし、運命は彼を起業へと導く。中古パソコン会社で働いていた時、経営者から声をかけられた。「社員になるか、それとも独立して会社を持って、うちの業務を下請けしてくれないか」そして、あの提案が来た。「月額80万円で、アルバイト18人分の仕事をやってくれ」「計算が合わないんです。ちょっと預からせてください」どう考えても無理な話だった。普通なら、ここで断る。しかし、彼は違った。相手の会社の業務と自社の業務をうまく組み合わせる方法を考えた。数日後、彼は「逆提案」を持って再び、その経営者の前に現れる。場所を借りる、リソースを一緒に使う。条件を整えた逆提案を持って行き、「これを飲んでくれるなら80万円で受けます。飲んでくれないなら受けられません」と交渉した。経営者は、その提案を受け入れた。この一手が、のちに年商30億円を超える企業グループへの扉を開くことになる。冷静に考えれば、断るべき条件だった。 6.8年間、影に徹した男起業したものの、碇さんには奇妙な制約があった。「会社名で営業してはいけない。代表の名前も出してはいけない。表に出るな」。オークション会社の事情で、運営を外部委託していることを明かせなかったのだ。会社は立ち上げた。しかし、8年間、彼は影に徹した。インターネット通販だけで販売し、営業活動は一切しなかった。それでも、結果は驚異的だった。初年度で売上4億円。3年で10億円に到達した。「超超ブラック企業スタイル」と彼が振り返る、猛烈な働き方があったからこそ実現できた数字だった。8年後、ようやく碇さんは表舞台に立つことを許された。会社名もリペアシステムサービスから株式会社RSSへ、そして現在の株式会社リングローへと変わっていった。 7.廃校が、ビジネスになる中古パソコン事業を軌道に乗せた碇さんは、次なる挑戦に目を向けた。「中古パソコンは、20代後半から50代の男性には人気がある。でも、それ以外の層にはハードルが高い」。そのハードルをどう下げるか?彼は常に考えていた。ある時、壮大なアイデアが浮かんだ。「ビルを1棟、サーバーにしよう」。パソコン内部のようなサーバー設備を持つビル、アミューズメントパークのような空間。しかし、見積もりを取ると「何億円かかるかわからない」と言われた。資金力が足りない。諦めかけた時、彼の頭に別のアイデアが浮かんだ。「廃校なら、タダで借りられるかもしれない」日本全国で、人口1万人以下の小さな町や村から、企業が撤退していた。携帯キャリアも店舗も閉め、地域の人々は十分な情報を得られず、「別にいらない」「使わなくてもいい」という選択をしている。それは、もったいない。碇さんは、廃校を拠点に、デジタルデバイド対策を始めた。地域全体を顧客化し、ハードウェアのメンテナンスからサポートまで提供する。誰も手をつけていなかった、ブルーオーシャンの領域だった。 8.ブレない軸、柔軟な手段音楽からパソコン、中古パソコン販売から廃校利活用へ。一見バラバラに見える碇さんの選択には、実は一本の太い軸が通っている。目標への圧倒的なコミット力。そして、「手段はあの手この手でいい」という柔軟性。「順調なんてことは全然ない。常に山あり、谷あり」と碇さんは語る。年商30億円を超える企業を築いた裏には、語りきれないほどの苦労があった。今、彼が見据えているのは、リングローをコーポレート化してグループ企業として成長させること。そして、一般社団法人として運営している廃校利活用事業を公益社団法人にして、各拠点を自走させること。「その地域のものにしていきたい」という、彼の想いは揺るがない。 今すぐ聴く 高校中退から始まった型破りな人生。その先に見えてくる、本当に大切な「行動力」とは何か。リスクヘッジではなく、リカバリーで生き抜く。 碇さんの人生哲学が、あなたの明日を変える。「やらない選択肢は誰でもできる」今すぐ聴いて、あなたも一歩を踏み出そう。
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起業する気などなかった青年が、なぜ30億円企業を作れたのか。8年間も影に徹しながら、なぜ4億円を稼げたのか。そして、過疎地域の廃校で、なぜ新しいビジネスを始めたのか。 その答えは、彼の人生そのものの中にあります。起業を考えているあなたへ。逆境をチャンスに変えたいあなたへ。地方創生に興味があるあなたへ。一人ひとりの人生には、必ず学びがある。 1.高校卒業10日前、人生は始まったこの男、ただ者ではない。高校卒業まであと10日。普通なら卒業式の準備をしている時期に、高校を中退し、彼は家を出た。先輩の家に転がり込んで7日。「早く出てけ」と言われ、築地で住み込みの仕事を始める。そして1年後、結婚。さらに3ヶ月後には子供ができていた。20歳で父親になった男、碇さんの物語がここから始まる。築地で働きながら音楽活動を続ける日々。しかし、そこには「遅刻OK」「飲酒運転も薬物使用も黙認」という独特の世界が広がっていた。「ここにいたら人間的にやばい」そう感じた碇さんは、冷凍庫のオペレーター、半導体工場へと転職を重ねていく。 2.理解されない選択を、選び続けた人そんな中、北海道の実家から連絡が入る。父親が病気で手術が必要だと。中学生の弟を残すわけにはいかない。妻子を連れて北海道へ。父親は家業を継いでくれると期待していた。しかし碇さんの答えは違った。「2拠点生活をしよう」墓も2箇所、家も2箇所、仕事も家業と自分のやりたいこと、両方やればいい――。30年以上前、そんな提案をした男がいた。当然、理解されなかった。「お前とは意見が合わない」。再び東京へ。 3.今の若者に足りないのは「行動力」だ碇さんは語る。「今の子たちは頭がいい。でもリスクヘッジばかりで行動が足りない」「リスクヘッジじゃなくて、リカバリーで考える。右に曲がりながら方向修正する方が頭を使った方がいい」「やらない選択肢は誰でもできる。PDCAを1回転目でやめてしまう」この言葉、あなたの心に刺さりませんか? 4.Windows95前夜、パソコンとの出会いが人生を変える碇さんは、元々ミュージシャンを目指していた。しかし、現実は厳しかった。「パソコンで音楽編集しないと、これからのミュージシャンは売れないぞ」Windows95が出るか出ないかの時代。そんな言葉に後押しされ、半導体工場で働きながらパソコンを購入した。音楽の道を諦めた青年が手にしたパソコン。それが、彼の人生を大きく変える「原型」となった。半導体工場では、派遣法の制約で年間10ヶ月しか働けなかった。2ヶ月の空白期間をどう過ごすか。そんな時、中古パソコンのオークション会社のアルバイト募集を見つけた。「パソコンが安く買えるかもしれない」という軽い気持ちで飛び込んだその会社で、碇さんは中古パソコン販売の面白さに目覚める。世の中にほとんど知られていなかった、その可能性に。 5.「絶対に会社なんてやりたくない」と思っていた男実は、碇さんには起業する気など全くなかった。家業が自営業で、人を雇う側と雇われる側の間の苦労話をさんざん聞いていた。「絶対にこんなのやりたくない」。それが彼の本音だった。しかし、運命は彼を起業へと導く。中古パソコン会社で働いていた時、経営者から声をかけられた。「社員になるか、それとも独立して会社を持って、うちの業務を下請けしてくれないか」そして、あの提案が来た。「月額80万円で、アルバイト18人分の仕事をやってくれ」「計算が合わないんです。ちょっと預からせてください」どう考えても無理な話だった。普通なら、ここで断る。しかし、彼は違った。相手の会社の業務と自社の業務をうまく組み合わせる方法を考えた。数日後、彼は「逆提案」を持って再び、その経営者の前に現れる。場所を借りる、リソースを一緒に使う。条件を整えた逆提案を持って行き、「これを飲んでくれるなら80万円で受けます。飲んでくれないなら受けられません」と交渉した。経営者は、その提案を受け入れた。この一手が、のちに年商30億円を超える企業グループへの扉を開くことになる。冷静に考えれば、断るべき条件だった。 6.8年間、影に徹した男起業したものの、碇さんには奇妙な制約があった。「会社名で営業してはいけない。代表の名前も出してはいけない。表に出るな」。オークション会社の事情で、運営を外部委託していることを明かせなかったのだ。会社は立ち上げた。しかし、8年間、彼は影に徹した。インターネット通販だけで販売し、営業活動は一切しなかった。それでも、結果は驚異的だった。初年度で売上4億円。3年で10億円に到達した。「超超ブラック企業スタイル」と彼が振り返る、猛烈な働き方があったからこそ実現できた数字だった。8年後、ようやく碇さんは表舞台に立つことを許された。会社名もリペアシステムサービスから株式会社RSSへ、そして現在の株式会社リングローへと変わっていった。 7.廃校が、ビジネスになる中古パソコン事業を軌道に乗せた碇さんは、次なる挑戦に目を向けた。「中古パソコンは、20代後半から50代の男性には人気がある。でも、それ以外の層にはハードルが高い」。そのハードルをどう下げるか?彼は常に考えていた。ある時、壮大なアイデアが浮かんだ。「ビルを1棟、サーバーにしよう」。パソコン内部のようなサーバー設備を持つビル、アミューズメントパークのような空間。しかし、見積もりを取ると「何億円かかるかわからない」と言われた。資金力が足りない。諦めかけた時、彼の頭に別のアイデアが浮かんだ。「廃校なら、タダで借りられるかもしれない」日本全国で、人口1万人以下の小さな町や村から、企業が撤退していた。携帯キャリアも店舗も閉め、地域の人々は十分な情報を得られず、「別にいらない」「使わなくてもいい」という選択をしている。それは、もったいない。碇さんは、廃校を拠点に、デジタルデバイド対策を始めた。地域全体を顧客化し、ハードウェアのメンテナンスからサポートまで提供する。誰も手をつけていなかった、ブルーオーシャンの領域だった。 8.ブレない軸、柔軟な手段音楽からパソコン、中古パソコン販売から廃校利活用へ。一見バラバラに見える碇さんの選択には、実は一本の太い軸が通っている。目標への圧倒的なコミット力。そして、「手段はあの手この手でいい」という柔軟性。「順調なんてことは全然ない。常に山あり、谷あり」と碇さんは語る。年商30億円を超える企業を築いた裏には、語りきれないほどの苦労があった。今、彼が見据えているのは、リングローをコーポレート化してグループ企業として成長させること。そして、一般社団法人として運営している廃校利活用事業を公益社団法人にして、各拠点を自走させること。「その地域のものにしていきたい」という、彼の想いは揺るがない。 今すぐ聴く 高校中退から始まった型破りな人生。その先に見えてくる、本当に大切な「行動力」とは何か。リスクヘッジではなく、リカバリーで生き抜く。 碇さんの人生哲学が、あなたの明日を変える。「やらない選択肢は誰でもできる」今すぐ聴いて、あなたも一歩を踏み出そう。
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