EPISODE · Jan 29, 2025 · 6 MIN
ボイスドラマ「ダンサー・イン・ザ・ライフ」後編
from ボイスドラマ〜Interior Dream · host Ks(ケイ)、湯浅一敏、インテリアドリーム
登場人物 ・彼女/城田(16歳/18歳/26歳)・・・高校の演劇部出身。スポーツジムで働きながらミュージカル女優を目指している(CV:桑木栄美里) ・彼/一ノ瀬(16歳/18歳/26歳)・・・高校の演劇部出身。コンビニでバイトしながら演劇を続ける劇団員。城田とは同級生で友達以上恋人未満(CV:日比野正裕) 【ストーリー】彼: 「おつかれ!終わったな!!」 彼女: 「おつかれさま!」 彼: その日は大学演劇部の卒業公演だった。 卒業公演が終わったら芝居とは一切縁を切る、という部員も多い。 恋人役の彼女が手を差しのべてくる。 彼女は、高校時代から友達以上恋人未満。 どちらかと言うと、ほとんど友達なんだけど。 彼女: 「あとは卒業式ね」 彼: 「来月からはオマエ、社会人か」 彼女: 「あなたもでしょ」 彼: 「オレの本業は役者。昼の顔はただのアルバイトさ」 彼女: 「私だって目指すのは、ミュージカルの舞台よ」 彼: 「まあいいさ、これからは別の道を歩くってこと」 彼女: 「そっか・・・」 彼: 2人ともたぶん同じことを考えているのだろう。 卒業したら、それぞれ家を出て一人暮らしをする。 それでも、2人の間から恋人というワードは遠ざかり、 今よりもっと友達の方へ傾いていくに違いない。 彼: 「なあ」 彼女: 「なあに?」 彼: 「家具、見にいかないか?」 彼女: 「え」 彼: 「オレもオマエも、これから一人暮らしするんだろ」 彼女: 「うん」 彼: 「オレ、まだなんにも準備してないんだよ」 彼女: 「じゃあ、あのアウトレットの家具屋さん行く?」 彼: 「ああ、高校時代にオマエが背景係だったとき、よく行ってとこだよな」 彼女: 「あのあとアウトレットからインテリアスタジオに変わって オシャレなインテリアがいっぱいあるのよ」 彼: 「へえ」 彼女: 「あなた、センスないから、 コーディネーターさんにコーディネートしてもらった方がいいと思う」 彼: 「悪かったな」 彼女: 「ふふ・・・」 (SE〜家具店の店内) 彼: 「新生活応援?」 彼女: 「応援してもらったら?」 彼: 壁に大きくディスプレイされた「新生活応援」のPOP。 ベッド、ホームワーク用のデスク、カウチソファ、TVボード・・・。 彼女が大好きな北欧スタイルのディスプレイから、 今流行りのブルックリンスタイルまで、見ているだけでワクワクするもんだな。 彼女: 「家具を選ぶ基準って、なんだと思う?」 彼: 「え?っと、耐久性とか機能性だろ?」 彼女: 「もちろん、それもそうだけど、一番大事なのは”夢”じゃないかしら」 彼: 「夢?」 彼女: 「頭の中で、自分の部屋に、あなたが気に入った家具を置いてみて」 彼: 「う〜ん、・・・よし、置いた」 彼女: 「その家具の中で暮らせば、”夢”を失わずにいられる?」 彼: 「ああ・・・、そうか・・・」 彼女: 「難しいけど、それが選ぶ基準じゃないかしら」 彼: たいせつなものは目に見えない、ってことか。 ”夢”がなかったら、生きていく意味もない。 それは、彼女だって同じだろう。 お気に入りの家具に囲まれて、”夢”をつかむためにがんばる2人。 そんな姿を頭に描きながら、 新生活をディスプレイした家具から”夢”を探していった。 (SE〜観客の大歓声/舞台のイメージ) 【BGM〜インテリアドリーム】 彼: 大学卒業から10年。 彼女の夢はついに叶った。 昼間、スポーツジムで働きながら、夜オーディションを受ける日々。 やがて、ミュージカル劇団から声がかかり、 ブロードウェイでも上演される有名な作品に出演が決まった。 ステージのセンターに立ち、満員のオーディエンスの前で歌い、踊る。 客席の最前列で祝福するオレの声は歓声にかき消されていく。 カーテンコールのあと、舞台裏からオレのところまで走ってきた彼女は、 彼女: 「今度はあなたの番よ!」 彼: 「ああ!そうなったら、君との新生活へ誘うよ!」 彼女: 「なにそれ」(笑) 彼: 目には見えないたいせつなもの。 今度はきっと、オレが手にいれる。
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登場人物 ・彼女/城田(16歳/18歳/26歳)・・・高校の演劇部出身。スポーツジムで働きながらミュージカル女優を目指している(CV:桑木栄美里) ・彼/一ノ瀬(16歳/18歳/26歳)・・・高校の演劇部出身。コンビニでバイトしながら演劇を続ける劇団員。城田とは同級生で友達以上恋人未満(CV:日比野正裕) 【ストーリー】彼: 「おつかれ!終わったな!!」 彼女: 「おつかれさま!」 彼: その日は大学演劇部の卒業公演だった。 卒業公演が終わったら芝居とは一切縁を切る、という部員も多い。 恋人役の彼女が手を差しのべてくる。 彼女は、高校時代から友達以上恋人未満。 どちらかと言うと、ほとんど友達なんだけど。 彼女: 「あとは卒業式ね」 彼: 「来月からはオマエ、社会人か」 彼女: 「あなたもでしょ」 彼: 「オレの本業は役者。昼の顔はただのアルバイトさ」 彼女: 「私だって目指すのは、ミュージカルの舞台よ」 彼: 「まあいいさ、これからは別の道を歩くってこと」 彼女: 「そっか・・・」 彼: 2人ともたぶん同じことを考えているのだろう。 卒業したら、それぞれ家を出て一人暮らしをする。 それでも、2人の間から恋人というワードは遠ざかり、 今よりもっと友達の方へ傾いていくに違いない。 彼: 「なあ」 彼女: 「なあに?」 彼: 「家具、見にいかないか?」 彼女: 「え」 彼: 「オレもオマエも、これから一人暮らしするんだろ」 彼女: 「うん」 彼: 「オレ、まだなんにも準備してないんだよ」 彼女: 「じゃあ、あのアウトレットの家具屋さん行く?」 彼: 「ああ、高校時代にオマエが背景係だったとき、よく行ってとこだよな」 彼女: 「あのあとアウトレットからインテリアスタジオに変わって オシャレなインテリアがいっぱいあるのよ」 彼: 「へえ」 彼女: 「あなた、センスないから、 コーディネーターさんにコーディネートしてもらった方がいいと思う」 彼: 「悪かったな」 彼女: 「ふふ・・・」 (SE〜家具店の店内) 彼: 「新生活応援?」 彼女: 「応援してもらったら?」 彼: 壁に大きくディスプレイされた「新生活応援」のPOP。 ベッド、ホームワーク用のデスク、カウチソファ、TVボード・・・。 彼女が大好きな北欧スタイルのディスプレイから、 今流行りのブルックリンスタイルまで、見ているだけでワクワクするもんだな。 彼女: 「家具を選ぶ基準って、なんだと思う?」 彼: 「え?っと、耐久性とか機能性だろ?」 彼女: 「もちろん、それもそうだけど、一番大事なのは”夢”じゃないかしら」 彼: 「夢?」 彼女: 「頭の中で、自分の部屋に、あなたが気に入った家具を置いてみて」 彼: 「う〜ん、・・・よし、置いた」 彼女: 「その家具の中で暮らせば、”夢”を失わずにいられる?」 彼: 「ああ・・・、そうか・・・」 彼女: 「難しいけど、それが選ぶ基準じゃないかしら」 彼: たいせつなものは目に見えない、ってことか。 ”夢”がなかったら、生きていく意味もない。 それは、彼女だって同じだろう。 お気に入りの家具に囲まれて、”夢”をつかむためにがんばる2人。 そんな姿を頭に描きながら、 新生活をディスプレイした家具から”夢”を探していった。 (SE〜観客の大歓声/舞台のイメージ) 【BGM〜インテリアドリーム】 彼: 大学卒業から10年。 彼女の夢はついに叶った。 昼間、スポーツジムで働きながら、夜オーディションを受ける日々。 やがて、ミュージカル劇団から声がかかり、 ブロードウェイでも上演される有名な作品に出演が決まった。 ステージのセンターに立ち、満員のオーディエンスの前で歌い、踊る。 客席の最前列で祝福するオレの声は歓声にかき消されていく。 カーテンコールのあと、舞台裏からオレのところまで走ってきた彼女は、 彼女: 「今度はあなたの番よ!」 彼: 「ああ!そうなったら、君との新生活へ誘うよ!」 彼女: 「なにそれ」(笑) 彼: 目には見えないたいせつなもの。 今度はきっと、オレが手にいれる。
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