EPISODE · Feb 9, 2025 · 10 MIN
ボイスドラマ「Happy New Interiors!」後編
from ボイスドラマ〜Interior Dream · host Ks(ケイ)、湯浅一敏、インテリアドリーム
前編では、ダンススタジオとレストランでの何気ないやりとりを通じて、二人の関係が少しずつ変化していく様子が描かれました。後編では、舞台を家具のイベント「インテリアビッグバザール」 に移し、彼と彼女がさまざまなインテリアを体験しながら、心の距離を縮めていきます。「家具は暮らしを変える」。新しい空間にふさわしい家具を選ぶことは、単なる「買い物」ではなく、新しい自分への第一歩 でもあります。そんな「インテリアの魔法」が、二人にどんな影響をもたらすのか?そして、彼のふとした言葉に込められた想いとは?ボイスドラマ版では、インテリアの魅力を声と音で伝え、より臨場感のあるストーリーをお届けします。Spotify、Amazon、Appleなど各種Podcastプラットフォーム、または服部家具センター「インテリアドリーム」公式サイト でぜひお聴きください!それでは、物語の続きをお楽しみください!【登場人物】・彼(38歳)・・・元バレエダンサー。膝を痛めてバレエを断念したが、思いは断ち切れず、ダンススタジオでインストラクターをしている。本職は広告代理店の企画部勤務。彼女のことを意識しているが、年齢差のコンプレックスがあり言い出せない(CV:日比野正裕)・彼女(26歳)・・・前編に登場した息子の姉。芸術大学出身。現在はフリーのイラストレーター。幼い頃からバレエを習い、いまでもダンススタジオに週3で通っている。ダンススタジオで知り合った彼とは月に何回か、食事に行くライトな関係(CV:桑木栄美里)<シーン1:ダンススタジオ>(SE〜ダンススタジオの雑踏)彼: 「はい、おつかれ!今日はここまでにしよう」彼女: 「おつかれさまでした!」彼: 「お腹すいたな、軽くたべよっか・・」彼女: ビルの2階にあるダンススタジオ。 通りに面した東側には大きな窓ガラスがはまり、 灯りがともる頃には、外からダンサーたちの動きがよく見える。 彼の指示で私の定位置はいつも窓側。 私は、通りを歩く観客に向かってコンテンポラリーダンスを踊る。<シーン2:レストラン>(SE〜レストランの雑踏)彼: 「なんだか、浮かない顔だね」彼女: え?私、浮かない顔なんてしてた? ちゃんと彼の目を見て笑顔で話をしてたつもりだったのに。 こういうとこ、鋭い人だな。彼: 「実は僕も、今日会社でちょっとミスしちゃってね。 結構ひっぱるタイプだから」彼女: そう?いつもカラっとしてると思ってたけど。 それに、僕も、って。 私が気分下がってること、確信してるのね。彼: 「まあ、そういうときは、美味しいお肉をたべて・・・ あ、お肉好きだったよね?」彼女: 「はい」 彼: 「よし、じゃあ、今日はちょっと贅沢して 飛騨牛のフィレ肉とかいっちゃおうか」彼女: 「え〜」 彼: 「あれ?食べたくない?」彼女: 「あ、いえ、食べたいです」 彼: 「オッケー、決まり。 店員さん!オーダー! あっと、それから・・・ レッスンのとき以外は敬語っぽい言葉遣いやめてくれる? なんか、くすぐったくて、落ち着かないし」彼女: 「っと・・・わっかりました〜」 彼: 「うん、それそれ」彼女: タメ口とか、苦手なんだよなあ。 彼は、ちょっぴり強引だけど、 なかなか1人で決めきれない性質(たち)の私にはちょうどいいかも。 それにしても、口の中で溶けちゃうくらい、柔らかくてジューシーなお肉。彼: 「どう?美味しい?」彼女: 「溶けちゃった」 彼: 「あはは、そりゃ、シャトーブリアンだもの」彼女: 「ん〜!美味しい!」彼: 「よかった。 それで、舌鼓を打っているところ悪いんだけど・・・ どうしたの?なにかあった?」彼女: 「えっと・・・ 私、引っ越ししようと思って」彼: 「え?引っ越しって?実家暮らしじゃなかったっけ?」彼女: 「あ、そうなんです・・・そうなんだけど(笑) 弟が社会人になって私の部屋を明け渡しちゃったから」 彼: 「え、じゃあ、いま、どうしてるの?」彼女: 「1人暮らし前提だから、いまは倉庫代わりに使ってた狭い部屋。 弟は2間続きのスイートになって大喜びしてるわ」 彼: 「そうか、そしたら明日家具見にいこうか?」彼女: 「家具?」彼: 「だって、家具ひとつで、お部屋は明るくあったかくなるんだよ」彼女: 「へえ〜」 彼: 「ただの家具屋じゃなくて、すっごいところへ連れてってあげる」彼女: 彼はいつだって特別な場所へ私を誘(いざな)ってくれる。 これって、私が特別な存在ってこと? ううん、考えすぎだよね・・・<シーン3:イベント会場「インテリアビッグバザール」>(SE〜インテリアのイベント会場)彼女: 「すご〜い!」彼: 「だろう?」彼女: 「インテリアのテーマパークみたい!」彼: 「そこまでじゃない(笑)」彼女: いやいや。十分にそこまでだし。 広大なスペースの大ホールにゆったりと並べられた家具たち。 ベッド、ソファ、食卓、デスク、雑貨・・・ いったい何台、何本、何点、展示されているんだろう。 ムートンの体感コーナーまであるし・・・彼: 「寝転がってみたら?」彼女: 「いいのかなあ」彼: 「もちろん」彼女: 店員より先に私を促す彼。 ベッドに敷かれたムートンのうえ、大の字になって寝そべる。彼: 「気持ち良さそうだなあ」彼女: ホントに気持ちいい。このまま眠っちゃいそう。 私の楽しそうな表情を見て、彼の口角がさらに上がる。彼: 「電動ベッドにも寝てごらん」彼女: 「電動ベッド?私今年25歳だよ」彼: 「いやいや、いま電動ベッドは若い人に人気なんだよ」彼女: 「ホント?」彼: 「まあ、だまされたと思って」彼女: 「わかった・・・よいしょっと」彼: 「スマホにアプリを入れて」彼女: 「アプリ?」彼: 「スマホで操作するんだ」彼女: 「すご」 アプリで時間設定すれば、朝ベッドが起き上がって私を起こしてくれるんだって。 しかも寝ているときイビキをかいたら、ベッドが感知して体を少し起こす? 気道を広げて快適な睡眠へ誘う? 寝る前はリクライニングさせたベッドで、 読書したり、ゲームしたり、アニメを見たり、って・・・ ああ、怠惰な私になってしまう〜彼: 「健康にしてくれるんだよ」彼女: 確かに。命を守るベッドだ。 私、朝起きるとき、足の浮腫(むくみ)とか結構ひどいからなあ。 ベッドのコーナーには睡眠アドバイザーもいて、そんな相談にものってもらった。彼: 「小さなワンルームだったら、この電動ベッドがあればソファいらないよね」彼女: あ、そうか。そうやって考えたら、コスパも高いかも。 それに、向こうには・・・羽毛布団のオーダーメイド? 体型や好みに合わせて、この場で羽毛布団を作ってくれるんだ。 すごすぎる・・・彼: 「楽しい?」彼女: 「うん。一日中見てまわりたい」彼: 「じゃあ、そうしよう」彼女: 「え、いいの?」彼: 「大丈夫大丈夫。ゆっくり見てまわれば、どうせ一日かかるよ」彼女: 「やった。 ねえ、あの一帯みて。75%オフだって。 ここで全部家具決めちゃおうかな」彼: 「いいんじゃない」彼女: 「じゃあ、次は食卓みたい」彼: 「了解」彼女: あれ? 私、なんかタメ口っぽい。 普段の私なら考えられないのに。 彼が作り出す、異空間に召喚されてしまったみたい。彼: 「君の笑顔を見ているとね、本当に幸せな気持ちになれるんだよ」彼女: 「え」■BGM〜「インテリアドリーム」彼: 「この時間が永遠に続けばいいのに、って」彼女: 「あ」彼: 「あ〜、いやいや。冗談。冗談。忘れて」彼女: 忘れられるわけがない。 私も、幸せ。 愛とか恋とか、そういうのじゃなくても・・・。 会場いっぱいの家具に囲まれて、 なんだか、現実のその先にある、不確かな未来が見えたような・・・気がした。
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前編では、ダンススタジオとレストランでの何気ないやりとりを通じて、二人の関係が少しずつ変化していく様子が描かれました。後編では、舞台を家具のイベント「インテリアビッグバザール」 に移し、彼と彼女がさまざまなインテリアを体験しながら、心の距離を縮めていきます。「家具は暮らしを変える」。新しい空間にふさわしい家具を選ぶことは、単なる「買い物」ではなく、新しい自分への第一歩 でもあります。そんな「インテリアの魔法」が、二人にどんな影響をもたらすのか?そして、彼のふとした言葉に込められた想いとは?ボイスドラマ版では、インテリアの魅力を声と音で伝え、より臨場感のあるストーリーをお届けします。Spotify、Amazon、Appleなど各種Podcastプラットフォーム、または服部家具センター「インテリアドリーム」公式サイト でぜひお聴きください!それでは、物語の続きをお楽しみください!【登場人物】・彼(38歳)・・・元バレエダンサー。膝を痛めてバレエを断念したが、思いは断ち切れず、ダンススタジオでインストラクターをしている。本職は広告代理店の企画部勤務。彼女のことを意識しているが、年齢差のコンプレックスがあり言い出せない(CV:日比野正裕)・彼女(26歳)・・・前編に登場した息子の姉。芸術大学出身。現在はフリーのイラストレーター。幼い頃からバレエを習い、いまでもダンススタジオに週3で通っている。ダンススタジオで知り合った彼とは月に何回か、食事に行くライトな関係(CV:桑木栄美里)<シーン1:ダンススタジオ>(SE〜ダンススタジオの雑踏)彼: 「はい、おつかれ!今日はここまでにしよう」彼女: 「おつかれさまでした!」彼: 「お腹すいたな、軽くたべよっか・・」彼女: ビルの2階にあるダンススタジオ。 通りに面した東側には大きな窓ガラスがはまり、 灯りがともる頃には、外からダンサーたちの動きがよく見える。 彼の指示で私の定位置はいつも窓側。 私は、通りを歩く観客に向かってコンテンポラリーダンスを踊る。<シーン2:レストラン>(SE〜レストランの雑踏)彼: 「なんだか、浮かない顔だね」彼女: え?私、浮かない顔なんてしてた? ちゃんと彼の目を見て笑顔で話をしてたつもりだったのに。 こういうとこ、鋭い人だな。彼: 「実は僕も、今日会社でちょっとミスしちゃってね。 結構ひっぱるタイプだから」彼女: そう?いつもカラっとしてると思ってたけど。 それに、僕も、って。 私が気分下がってること、確信してるのね。彼: 「まあ、そういうときは、美味しいお肉をたべて・・・ あ、お肉好きだったよね?」彼女: 「はい」 彼: 「よし、じゃあ、今日はちょっと贅沢して 飛騨牛のフィレ肉とかいっちゃおうか」彼女: 「え〜」 彼: 「あれ?食べたくない?」彼女: 「あ、いえ、食べたいです」 彼: 「オッケー、決まり。 店員さん!オーダー! あっと、それから・・・ レッスンのとき以外は敬語っぽい言葉遣いやめてくれる? なんか、くすぐったくて、落ち着かないし」彼女: 「っと・・・わっかりました〜」 彼: 「うん、それそれ」彼女: タメ口とか、苦手なんだよなあ。 彼は、ちょっぴり強引だけど、 なかなか1人で決めきれない性質(たち)の私にはちょうどいいかも。 それにしても、口の中で溶けちゃうくらい、柔らかくてジューシーなお肉。彼: 「どう?美味しい?」彼女: 「溶けちゃった」 彼: 「あはは、そりゃ、シャトーブリアンだもの」彼女: 「ん〜!美味しい!」彼: 「よかった。 それで、舌鼓を打っているところ悪いんだけど・・・ どうしたの?なにかあった?」彼女: 「えっと・・・ 私、引っ越ししようと思って」彼: 「え?引っ越しって?実家暮らしじゃなかったっけ?」彼女: 「あ、そうなんです・・・そうなんだけど(笑) 弟が社会人になって私の部屋を明け渡しちゃったから」 彼: 「え、じゃあ、いま、どうしてるの?」彼女: 「1人暮らし前提だから、いまは倉庫代わりに使ってた狭い部屋。 弟は2間続きのスイートになって大喜びしてるわ」 彼: 「そうか、そしたら明日家具見にいこうか?」彼女: 「家具?」彼: 「だって、家具ひとつで、お部屋は明るくあったかくなるんだよ」彼女: 「へえ〜」 彼: 「ただの家具屋じゃなくて、すっごいところへ連れてってあげる」彼女: 彼はいつだって特別な場所へ私を誘(いざな)ってくれる。 これって、私が特別な存在ってこと? ううん、考えすぎだよね・・・<シーン3:イベント会場「インテリアビッグバザール」>(SE〜インテリアのイベント会場)彼女: 「すご〜い!」彼: 「だろう?」彼女: 「インテリアのテーマパークみたい!」彼: 「そこまでじゃない(笑)」彼女: いやいや。十分にそこまでだし。 広大なスペースの大ホールにゆったりと並べられた家具たち。 ベッド、ソファ、食卓、デスク、雑貨・・・ いったい何台、何本、何点、展示されているんだろう。 ムートンの体感コーナーまであるし・・・彼: 「寝転がってみたら?」彼女: 「いいのかなあ」彼: 「もちろん」彼女: 店員より先に私を促す彼。 ベッドに敷かれたムートンのうえ、大の字になって寝そべる。彼: 「気持ち良さそうだなあ」彼女: ホントに気持ちいい。このまま眠っちゃいそう。 私の楽しそうな表情を見て、彼の口角がさらに上がる。彼: 「電動ベッドにも寝てごらん」彼女: 「電動ベッド?私今年25歳だよ」彼: 「いやいや、いま電動ベッドは若い人に人気なんだよ」彼女: 「ホント?」彼: 「まあ、だまされたと思って」彼女: 「わかった・・・よいしょっと」彼: 「スマホにアプリを入れて」彼女: 「アプリ?」彼: 「スマホで操作するんだ」彼女: 「すご」 アプリで時間設定すれば、朝ベッドが起き上がって私を起こしてくれるんだって。 しかも寝ているときイビキをかいたら、ベッドが感知して体を少し起こす? 気道を広げて快適な睡眠へ誘う? 寝る前はリクライニングさせたベッドで、 読書したり、ゲームしたり、アニメを見たり、って・・・ ああ、怠惰な私になってしまう〜彼: 「健康にしてくれるんだよ」彼女: 確かに。命を守るベッドだ。 私、朝起きるとき、足の浮腫(むくみ)とか結構ひどいからなあ。 ベッドのコーナーには睡眠アドバイザーもいて、そんな相談にものってもらった。彼: 「小さなワンルームだったら、この電動ベッドがあればソファいらないよね」彼女: あ、そうか。そうやって考えたら、コスパも高いかも。 それに、向こうには・・・羽毛布団のオーダーメイド? 体型や好みに合わせて、この場で羽毛布団を作ってくれるんだ。 すごすぎる・・・彼: 「楽しい?」彼女: 「うん。一日中見てまわりたい」彼: 「じゃあ、そうしよう」彼女: 「え、いいの?」彼: 「大丈夫大丈夫。ゆっくり見てまわれば、どうせ一日かかるよ」彼女: 「やった。 ねえ、あの一帯みて。75%オフだって。 ここで全部家具決めちゃおうかな」彼: 「いいんじゃない」彼女: 「じゃあ、次は食卓みたい」彼: 「了解」彼女: あれ? 私、なんかタメ口っぽい。 普段の私なら考えられないのに。 彼が作り出す、異空間に召喚されてしまったみたい。彼: 「君の笑顔を見ているとね、本当に幸せな気持ちになれるんだよ」彼女: 「え」■BGM〜「インテリアドリーム」彼: 「この時間が永遠に続けばいいのに、って」彼女: 「あ」彼: 「あ〜、いやいや。冗談。冗談。忘れて」彼女: 忘れられるわけがない。 私も、幸せ。 愛とか恋とか、そういうのじゃなくても・・・。 会場いっぱいの家具に囲まれて、 なんだか、現実のその先にある、不確かな未来が見えたような・・・気がした。
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ボイスドラマ「Happy New Interiors!」後編
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