EPISODE · Jan 23, 2025 · 5 MIN
ボイスドラマ「聖夜の奇跡」前編
from ボイスドラマ〜Interior Dream · host Ks(ケイ)、湯浅一敏、インテリアドリーム
登場人物 ・彼女(26歳)・・・医薬品メーカー勤務のMR/社会人4年目。仕事に追われる毎日(CV:桑木栄美里) ・彼(24歳)・・・システムエンジニア/社会人2年目。彼女と暮らし始めて半年(CV:日比野正裕) 【Story〜「聖夜の奇跡/IROTTA CHIC/前編」】 (SE〜街角の雑踏/クリスマスイメージ) 彼女: 「眩しい・・・」 <BGM〜a-dark-silent-night-346733592.wav> 思わず口を衝いて出た言葉に、周りを見回した。 ジングルベルの洪水のなか、誰もが足早に家路を急いでいる。 それはショーウィンドウの中で煌めく1枚の絵。 描かれた街にはクリスタルの雪が舞っている。 気がつくと、いつしか私は、絵の中の街を歩いていた。 腕を絡めて歩くのは・・・あ、パートナーの彼。 え?彼と私、さっきまで喧嘩してたんじゃなかったっけ? 彼: 「疲れてない?」 彼女: 「大丈夫」 彼: 「この先にあるお城のライトアップを見に行かないか?」 彼女: お城?ライトアップ? そんなもの、この街にあったっけ? 彼: 「しっかりつかまって」 彼女: え?バイク? いつの間にか私たちは、クリスタルに包まれたバイクに乗っている。 彼: 「少し飛ばすよ」 (SE〜バイクのエンジンをかける音〜バイクの走行音) ※ここはイメージなのでバイク音にかぶっても大声で話さなくてよい <BGM〜christmas-eve-347253497.wav> 彼女: タンデムなんて、何十年ぶりかしら? よかった、スキニージーンズを履いてて・・・ ってあれ?私、今日、仕事だからスーツだったはず。 まあ、いっか。 彼がエンジンブレーキをかけるたびに、 クリスタルが散らばり、街が煌めいていく。 彼女: 「きれい・・・」 彼: 「だろう?でもお城はこんなもんじゃないからな」 彼女: 「ねえ」 彼: 「なんだい?」 彼女: 「さっきはごめんね・・・」 彼: 「なに?」 彼女: 「電話で喧嘩、しちゃって」 彼: 「え?なんのこと?」 彼女: 「クリスマスの約束のこと」 彼: 「クリスマスの約束?」 彼女: 「とぼけないでよ。 来週のクリスマスを白銀の世界で過ごすって約束。 私、仕事でいけなくなっちゃったから」 彼: 「なにを言っているんだい?クリスマスは今日だろ。 ほら、こうして一緒にいるじゃないか」 彼女: 「え・・・」 <BGM〜christmas-fairytale-346742679.wav> ほどなく、煌めきに満ちたクリスタルのお城へ到着した。 夜空に舞うのは、クリスタルの雪。 彼の肩に頬をよせながら、私の意識は光と同化していった・・・。 (SE〜街角の雑踏) 彼: 「お嬢さん、そんな格好じゃ風邪ひきますよ」 彼女: 「あ」 【BGM〜インテリアドリーム】 彼女: クリスタルの夢から私を連れ戻したのは、やっぱり彼だった。 彼: 「さっきは、電話でごめんね」 彼女: 呆然と立ち尽くしていた私の後ろで 落ちかけた私のジャケットをかけ直しながら、 彼: 「考えたんだけど、クリスマスはおうちで過ごさないか?」 彼女: 言葉に出しながら、彼がはにかむ。 彼: 「何時になってもいいから、一緒にクリスマスを祝おう」 彼女: 凍てついた私の表情もゆっくりと溶けていく。 彼: 「あ、料理も僕が準備する」 彼女: 「ホワイトクリスマスにして」 彼: 「え」 彼女: 「あれ」 彼: 「ああ!」 彼女: 視線の先にあるクリスタルの絵を見て彼の顔がほころぶ。 彼: 「オッケー。さあ、寒いからお店の中に入ろう」 彼女: 入口にディスプレイされた煌めく絵画たち。 まるで宝石のような光の中を抜けて、 私たちはインテリアショップへ入っていった。 彼女: 「こたつも必要かも」 彼: 「あったかいクッションも」2人: 笑
What this episode covers
登場人物 ・彼女(26歳)・・・医薬品メーカー勤務のMR/社会人4年目。仕事に追われる毎日(CV:桑木栄美里) ・彼(24歳)・・・システムエンジニア/社会人2年目。彼女と暮らし始めて半年(CV:日比野正裕) 【Story〜「聖夜の奇跡/IROTTA CHIC/前編」】 (SE〜街角の雑踏/クリスマスイメージ) 彼女: 「眩しい・・・」 <BGM〜a-dark-silent-night-346733592.wav> 思わず口を衝いて出た言葉に、周りを見回した。 ジングルベルの洪水のなか、誰もが足早に家路を急いでいる。 それはショーウィンドウの中で煌めく1枚の絵。 描かれた街にはクリスタルの雪が舞っている。 気がつくと、いつしか私は、絵の中の街を歩いていた。 腕を絡めて歩くのは・・・あ、パートナーの彼。 え?彼と私、さっきまで喧嘩してたんじゃなかったっけ? 彼: 「疲れてない?」 彼女: 「大丈夫」 彼: 「この先にあるお城のライトアップを見に行かないか?」 彼女: お城?ライトアップ? そんなもの、この街にあったっけ? 彼: 「しっかりつかまって」 彼女: え?バイク? いつの間にか私たちは、クリスタルに包まれたバイクに乗っている。 彼: 「少し飛ばすよ」 (SE〜バイクのエンジンをかける音〜バイクの走行音) ※ここはイメージなのでバイク音にかぶっても大声で話さなくてよい <BGM〜christmas-eve-347253497.wav> 彼女: タンデムなんて、何十年ぶりかしら? よかった、スキニージーンズを履いてて・・・ ってあれ?私、今日、仕事だからスーツだったはず。 まあ、いっか。 彼がエンジンブレーキをかけるたびに、 クリスタルが散らばり、街が煌めいていく。 彼女: 「きれい・・・」 彼: 「だろう?でもお城はこんなもんじゃないからな」 彼女: 「ねえ」 彼: 「なんだい?」 彼女: 「さっきはごめんね・・・」 彼: 「なに?」 彼女: 「電話で喧嘩、しちゃって」 彼: 「え?なんのこと?」 彼女: 「クリスマスの約束のこと」 彼: 「クリスマスの約束?」 彼女: 「とぼけないでよ。 来週のクリスマスを白銀の世界で過ごすって約束。 私、仕事でいけなくなっちゃったから」 彼: 「なにを言っているんだい?クリスマスは今日だろ。 ほら、こうして一緒にいるじゃないか」 彼女: 「え・・・」 <BGM〜christmas-fairytale-346742679.wav> ほどなく、煌めきに満ちたクリスタルのお城へ到着した。 夜空に舞うのは、クリスタルの雪。 彼の肩に頬をよせながら、私の意識は光と同化していった・・・。 (SE〜街角の雑踏) 彼: 「お嬢さん、そんな格好じゃ風邪ひきますよ」 彼女: 「あ」 【BGM〜インテリアドリーム】 彼女: クリスタルの夢から私を連れ戻したのは、やっぱり彼だった。 彼: 「さっきは、電話でごめんね」 彼女: 呆然と立ち尽くしていた私の後ろで 落ちかけた私のジャケットをかけ直しながら、 彼: 「考えたんだけど、クリスマスはおうちで過ごさないか?」 彼女: 言葉に出しながら、彼がはにかむ。 彼: 「何時になってもいいから、一緒にクリスマスを祝おう」 彼女: 凍てついた私の表情もゆっくりと溶けていく。 彼: 「あ、料理も僕が準備する」 彼女: 「ホワイトクリスマスにして」 彼: 「え」 彼女: 「あれ」 彼: 「ああ!」 彼女: 視線の先にあるクリスタルの絵を見て彼の顔がほころぶ。 彼: 「オッケー。さあ、寒いからお店の中に入ろう」 彼女: 入口にディスプレイされた煌めく絵画たち。 まるで宝石のような光の中を抜けて、 私たちはインテリアショップへ入っていった。 彼女: 「こたつも必要かも」 彼: 「あったかいクッションも」2人: 笑
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