EPISODE · Mar 29, 2024 · 7 MIN
Sunazawa Newsletter Vol.094
from Sunazawa AI Radio · host Sunazawa
なんのために生まれて、なにをして生きるのか。こたえられないなんて、そんなのはいやだ!ロックと聞いて、いろんなバンドを思い浮かべる人、それぞれだと思います。有名なバンドの傾向を見ていると、インディーズのころはすごく独特というか、個性のある音楽をしていたけれども、メジャーデビューするに従って、ポップミュージック化ではないけど、どんどん大衆向けになっていってしまったという、個人的にはすごく残念なバンドがいくつかある。例えばBon Jovi。一番最初のデビューソングが『You Give Love A Bad Name』で、メジャーデビュー後に有名な『It's My Life』っていう曲があるんだけど、これを比較してみると、ボーカル中心というか、あまり楽器の演奏が目立たなくなってきてるのがわかると思う。もちろん曲が売れ続けるっていうのはすごいことだと思うんだけれども、やっぱり最初の衝撃っていうか、やりたいことというよりは、個性っていうのが少しずつポップ化することによって消えていってしまってるような気がするんですね。以前、カルピスの原液の例え話をしたと思うけれども、ポップ化する、つまり薄めすぎると個性がなくなってしまうし、個性が強すぎても誰も飲めない。そこのバランスかな。どれだけ周りに合わせるのかっていうのは、すごい大切な視点だと思うけれども、薄すぎても内容がなくなってしまう。個性がなくなってしまうから、バランスをどう取るのかっていうのがすごい大事なんだと思う。自分の好きなこと、やりたいことっていうのをどれだけ自分の顧客、ミュージシャンだったらファンのため、作家だったら読者のニーズにどれだけ答えられるものを作れるのかっていうのがすごい大事。作家でロックだなって思う人は僕の中だと夏目漱石。小説『草枕』の冒頭に「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る」っていう有名な一文があるんだけど、ロックだなって感じる人ってやっぱりね、権力に阿らないっていうか、自分っていうのがちゃんとあった上で、周りの人のためになることができてる人なんだなってすごい感じる。漱石の例を出したから漱石の話をするけれども、名誉と将来を約束されていた東京帝国大学の教授職をオファーされながら、当時のベンチャー企業だった朝日新聞に入社して、その後も文学博士号を辞退するとか、世間の常識では、すごい名誉のあると思われたことを回避して、自分の人生を貫いた。当時の文学博士といえば、末は博士か大臣かというぐらい、その当時で言えばすごい名誉のある称号だった。当時の総理大臣、西園寺公望から宴の招待を受けたときも辞退した。それぐらい、徹底的に権力っていうのが嫌いだった。権威や権力を得ることに対して、虚しさっていうのがあったんじゃないかなって思う。漱石の生き方は極端すぎるかもしれないけれども、権力とか大衆とか、周囲に流されないっていう人に対して、僕はロックの魂を感じる。もちろん後期のBon Joviが好きっていう人はいると思うんだけど、僕は初期に彼らの魂を感じる。好きなこと、これがやりたいんだって。自分のやりたいことを貫きつつも、どこまでみんなっていうか、自分のファンや読者のハッピーをニアリーイコールにできるか。やっぱり自分のやりたいことを通しすぎても、人は離れていくし、周りの人のためをためにしか働かないと、自分が疲弊してしまうから、このギャップをどれだけ近づけることができるのかっていうのが、幸せな生き方じゃないけど、ロックな生き方。僕のポッドキャストで言えば、読者はどういうものを知りたがっているのかなって。もうちょっと読者のことを知る必要がある。人のために生きる。人の役に立つっていうのが本当の意味でのライフスタイルっていうか、人ってひとりで生きていくことはできないから、個性を残しつつ、自分のやりたいことをしつつ、周りのためになることをやる。このバランスを考えて生きるのが大事なんだなっていうことを最近学びました。今週はロックな人について少しお話ししました。意図的な利他精神っていうのは、なんか嘘臭いっていう言い方が正しいのか分からないけど、自分の中から自然に湧き出てくるのを待つ必要があると思う。自分のために生きるのと、利他的に生きるのをニアリーイコールにする。使命って命を使うって書くけれども、自分の使命は何なのか?みたいな。何のために生きてるのかっていうか、それを達成するために出立しないといけない。困ってる人に対して、手を差し伸べるじゃないけれども、僕に何かできることはないのかなっていうか、人の世話をするっていうか、人のために生きるっていうのが、多分本当の意味でのライフスタイル。こういうところにロックの本当の真髄があると思う。なんかもう少し人の在り方じゃないけれども、それについて考えさせることがあって、僕でいえばこのラジオを聞いてくれる人に対して、少しでもこのラジオを聞いてよかったと思える時間を作りたいと改めて思いました。ここまで読んでくれた人のために、個人的に好きなドイツのバンドを紹介します。高校生からメタルにハマって、英語詞を聴きまくったことが英語の上達に関係しているのだとしたら、ドイツ語の歌詞の音楽を聴くこともドイツ語の向上に役立つのかも?という仮説を実証実験中なのです。 Get full access to Sunazawa Newsletter at sunazawa.substack.com/subscribe
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