EPISODE · Nov 12, 2025 · 4 MIN
昭和の音旅 #170 大隅町「弥五郎どん祭り」その3
from 昭和の音旅
音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。昭和53年の音源から、大隅町の「弥五郎どん祭り」を3回シリーズでお届けします。「お正月より、お盆よりも、弥五郎どん祭り」…地元の人は何よりもこの祭りを楽しみに集まり、「弥五郎どんの機嫌が良い年の翌年は五穀豊穣、家内安全…」と、来年を占うのです。町の民俗研究家は「弥五郎どんはとても怖い風貌の神に作られているが、こういった面に神が宿って豊作を恵んでくれるという古い信仰が、この非常に広い田んぼや畑を持った岩川の土地に早くから根付いていた。それを奉る農民は、形が変わっているからというのではなく、自分達の理想というか隼人というものに対する憧れをもって祭りをずっと続けている。この祭りが息が長いというのは、そういったところに秘密がある…」と語っています。※「弥五郎どん祭り」は、おはら祭り(鹿児島市)、お釈迦まつり(志布志市志布志町)と並び、県下三大祭りのひとつです。令和7年3月28日付で「岩川の弥五郎人形行事」として、国指定重要無形民俗文化財に指定されました。
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昭和の音旅 #170 大隅町「弥五郎どん祭り」その3
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