EPISODE · Jul 22, 2025 · 4 MIN
昭和の音旅 #89 奄美のシマ唄「くるだんど節」2曲
from 昭和の音旅
音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。昭和39年の音源から、奄美のシマ唄「くるだんど節」を2曲お届けします。曲名の「黒(くる)だんど」は空の色が黒くなったぞ、雨曇りしたぞという意味。雨乞いの唄との説がありますが、文英吉著「奄美民謡大観」によると、奄美が薩摩藩の黒糖収奪によってあえいでいた頃、名瀬の大熊で子守娘が背中の子をあやしながら歌ったものだと言われます。娘は、製糖小屋の空が雨曇りしたのを見て「地主は甘蔗汁を搾る水車を回す待望の雨が降って喜ぶだろうが、ヤンチュはこき使われるので泣きの涙だ」と歌い、これが子守仲間に歌われ、やがて大人の世界に伝わって旋律も次第に洗練されて今日の名曲になったとのことです。
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昭和の音旅 #89 奄美のシマ唄「くるだんど節」2曲
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