PODCAST · arts
香水ラジオ 🌹✨ 毎回一本の香水を徹底解剖
by 香水ラジオ
香りの向こう側にある物語、知っていますか?🌹💭毎回ひとつの香水を深掘りして、誕生秘話から調香師の想い、隠された文化的背景まで、10分以内で濃密な物語をお届けします🎧シャネルNo.5の革命性から、ニッチブランドの知られざる名作まで💎 あなたが普段まとっている香りには、どんなドラマが込められているのでしょうか?🎭香水初心者から上級者まで、香りを愛するすべての人へ💕 通勤中🚃、家事をしながら🏠、リラックスタイムに🛁 香りの世界への扉を開く新しい体験をお楽しみください✨
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【第455回】ディオール オム オードゥ トワレ(ディオール)|シトラスと乾いた木の制御された強さ
強さは、遠くまで大きく香ることだけでしょうか。ディオール オム オードゥ トワレは、ベルガモットとピンクペッパーの冷たい明るさから、乾いているのに温かいアトラスシダー、透明なイソEスーパーとホワイトムスクへ進みます。音声では、フランソワ・ドゥマシーが目指した「制御された強さ」と、旧作のアイリスから木へ方向を変えた2020年版の背景をたどります。インテンス、スポーツ、ボワ・アンペリアルとの質感の違い、春と秋の仕事や会食で少量から試す使い方まで。試香紙と肌で温度が違って感じられる場合や、自分では香りが薄れたように感じるときの、距離の確かめ方にも触れます。
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【第454回】ブルーベル&ワイルドストロベリー(モルトンブラウン)|野苺と青い花が描く、春の森
モルトンブラウンのブルーベル&ワイルドストロベリー オードパルファンは、野苺を青い花と若葉、木のある春の森へ連れていくフローラル・フルーティです。ワイルドストロベリーとブラックベリーの明るさから、ブルーベルと白い花、アンバーと漂流木へ。比較する三本は、青い花の冷たさ、濃い果実、甘い苺のグルマンを求めるときの選択肢です。本作は、そのどれとも違う、葉と木のある苺を選びたい人に向きます。ヴェロニク・ナイバーグは天然抽出できないブルーベルを専用アコードにし、森の記憶はベルベットとレザーの靴へ渡りました。春から初夏の日中や雨上がりに、少量をまとって変化を待ちたい一本です。
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【第453回】ダンシング オン ザ ムーン(メゾン マルジェラ)|アルデヒドと白花が舞う、銀色の月光
メゾン マルジェラのレプリカ オードパルファン ダンシング オン ザ ムーンは、白花を暖かい陽光ではなく、銀色の月面で咲かせるフローラルパウダリーです。アルデヒドの冷気から、アイリスの乳白色の粉、ジャスミンとフランジパニの明るさ、カシュメランとムスクの肌触りへ。リス 41など三本との違い、ファニー・バルが作った想像上のムーン ダスト、2016年から2024年へつながるファンタジーズの背景も聞きどころです。黒いボトルと銀のラベルは、記憶から幻想へ移る夜を映します。春夏の白い光や夏の夜に、ジャスミンと金属感の出方を少量から肌で確かめる理由まで、音声でゆっくりたどります。
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【第452回】ムースドシェーヌ30(ル ラボ)|パチョリと透明な木が映す、街の二面性
ル ラボのムース ド シェーヌ 30は、苔の暗さを濃くするのではなく、透明な木とスパイスで現代へ動かしたネオシプレーです。モス、パチョリ、クリスタルモス、クリアウッドと三つのスパイス。時間順ではない七つのキーノートが、肌でどう動くのかを音声でたどります。コム デ ギャルソン 2、フレンチ ラバー、テール・デルメス オー・ジヴレとの違い、伝統と進歩が同居するアムステルダムの背景、都市と期間を限る販売方式も聞きどころです。ボトルと容量の選び方も含め、秋冬の夜や雨上がりの春、湿度のある夏も候補にしながら、少量から試す距離感までお話しします。透明なモスの振れ幅も耳で確かめてください。
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【第451回】レールバルベス(19-69)|アルデヒドと白花に宿る、都市の記憶
19-69のレール バルベスは、無機質な建物だけでなく、そこにいる人の体温まで描いた都市の香りです。アルデヒド、レモン、ベルガモットの冷たい明るさから、コンクリートと白花、インク、レザーとムスクへ進みます。その時間変化を、触れたときの温度や粉感まで耳でたどれる回です。アイリスと都市を結ぶ3本との違い、ル・スモーキンのモノクロ写真、バルベスの夜の回想も語ります。二人の調香師とFLAIRの背景、白黒の手仕上げボトルも聞きどころです。春や初秋の日中から夜の入り口、白・グレー・黒のシャツやテーラードに少量から。都市の硬さと肌の温度を、音声でゆっくりたどってください。
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【第450回】カプリ(19-69)|苦いオレンジに海風が吹く島
19-69のカプリは、甘い果汁より、苦いオレンジの皮と乾いた緑が印象に残るオードパルファムです。ビターオレンジとマンダリンにジュニパー、2種のペッパーが重なり、キンモクセイなどの花とホワイトムスクへ移ります。苦い果皮から花とムスクへ向かう時間変化も、この作品の個性です。背景にあるのは、映画『軽蔑』の赤・青・白、ヴィラ・マラパルテ、そして創設者自身の記憶。3本の柑橘香と比べても、皮の苦さが際立ちます。ボトルはイタリアで塗装とスクリーン印刷を施し、手作業で仕上げています。乾いた明るさは、春末や初秋の日中によく似合います。甘さだけに頼らないシトラスを探す人に向く一本です。
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【第449回】センツォリウム パルファン ブレイズ オブ スティルネス(メゾン マルジェラ)|ネロリの光を留める隠し縫い
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のBlaze of Stillness(ブレイズ オブ スティルネス)は、ネロリの白い光を青いフィグで受け止め、柔らかなスエードへ渡す25%のパルファンです。ベルガモットからオレンジブロッサム、パチョリとバニラへ移る公式3層ピラミッドを、色や温度の変化としてゆっくりたどります。Diptyque(ディプティック)のPhilosykos(フィロシコス)など3本との違い、調香師Antoine Maisondieu(アントワーヌ メゾンデュー)が仕込んだ「隠し縫い」、ひびを刻んだデキャンタ型ボトルも聞きどころ。春や初秋の日中、白やグレーの服に少量から試す使い方まで、静かな希望の輪郭を一緒に見ていきましょう。
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【第448回】ナンニャン(メゾンドラズィ)|緑茶とレザーで着る、故郷の光
Maison de L'Asie(メゾン ド ラズィ)のNANYANG(ナンニャン)を、白いリネンとレザーの影で故郷を着る香りとして味わいます。グリーンティー、ベルガモット、レモンの明るさが、サフランとジャスミンを経て、革、木、ムスクへ根づくエキストレです。THÉ NOIR 29(テ ノワール 29)など三つの茶香水との違い、創業者Elizabeth Liau(エリザベス・リアウ)が旅の後に見直したシンガポール、母の記憶から始まるChapter 01(チャプター ワン)も聞きどころ。公式レイヤリングでは恋の記憶ともつながります。春から秋の昼、白いシャツに少量から試したい理由まで話します。
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【第447回】シーソルト&ベルガモットコロン(ジョーマローンロンドン)|ベルガモットと塩、冷たい海へ
Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)のSea Salt & Bergamot Cologne(シー ソルト & ベルガモット コロン)を、冷たいケルト海へ飛び込む香りとして味わいます。ベルガモット、海塩、漂流木が、果皮の光から肌で乾く塩、軽い木の温度へ移る2026年のコロンです。Wood Sage & Sea Saltが風の岸辺なら、本作はより明るく塩辛い海中へ。調香師Mathilde Bijaoui(マチルド・ビジャウイ)の仕事から塩アコードの仕組み、海辺を音とミストに置き換えた原宿の体験へつながります。春夏の朝、白シャツに1〜2プッシュから試したい理由まで話します。
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【第446回】オ・パフメ テ インペリアル(ブルガリ)|ホテルの記憶を着る紅茶
Bvlgari(ブルガリ)のEau Parfumée Thé Impérial(オ・パフメ テ インペリアル)を、ホテルの記憶と二つのキーノートから味わいます。Italian Citrus(イタリアン・シトラス)の光、Sri Lanka Black Tea SFE Extract(スリランカ産ブラックティーSFEエキス)の乾いた渋み、肌へ寄るムスクが作る明るい紅茶です。Jacques Cavallier(ジャック・キャヴァリエ)が2017年にホテルのために作り、2026年に一般化された背景、テ ヴェールやテ ノワール 29との違い、東京で香りがデザートになった小話も聞きどころ。春や夏の日中、近距離で試したい理由まで話します。
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【第445回】オ・パフメ テ ヴェール(ブルガリ)|茶と静かな33年の反転
Bvlgari(ブルガリ)のEau Parfumée Thé Vert(オ・パフメ テ ヴェール)を、三つのキーノートから味わいます。天然グリーンティーエキス、白いネロリ、ベルガモットの泡が、若葉の青さから肌近い残像へ移る2025年のEDTです。Jean-Claude Ellena(ジャン=クロード・エレナ)が1992年に茶を使わず茶を描いた方法との33年越しの対照、Green Tea(グリーン ティー)やWulong Chá(ウーロン チャ)との違い、350mLの顧客ギフトから始まった物語も聞きどころ。春夏の日中、2〜3プッシュから試したい理由まで話します。
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【第444回】ジェイド888(エルメティカ・パリ)|森なのに、白い花と肌が残る
Hermetica Paris(エルメティカ・パリ)のJade888(ジェイド888)を、公式9ノートの3段ピラミッドから味わいます。スズラン、洋ナシ、ガルバナムの白緑色が、乾いたジンジャーとアイリスを経て、清潔なムスクの肌香へ近づく作品です。Aliénor Massenet(アリエノール・マスネ)の調香、Diorissimo(ディオリッシモ)やUn Jardin sur le Nil(ナイルの庭)、N°19(ナンバー ナインティーン)との違い、翡翠・888・スズランに重なる三つの幸運も聞きどころ。春から初夏の日中、近い距離で少量から試したい理由まで話します。
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【第443回】ムスク ウートルブラン(ゲラン)|白い石が静かな肌香へ
GUERLAIN(ゲラン)のMusc Outreblanc(ムスク ウートルブラン)を、6つの公式キーノートから味わいます。ネロリの光とアイリスのチョーキーな石感が、肌の近くでミルキーな木に変わる香りです。Delphine Jelk(デルフィーヌ・ジェルク)の調香、CHANEL(シャネル)1957やDiptyque(ディプティック)Fleur de Peau(フルール ドゥ ポー)との違い、Anne Lopez(アンヌ・ロペス)が香りを白いプレートへ翻訳した小話も聞きどころ。強く広げるのではなく、至近距離の静けさを選ぶ香り。夏の夜に1プッシュから試したい理由まで話します。
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【第442回】ディプティック ボワコルセ|苦いコーヒーと木が描く樹皮の二面性
Diptyque(ディプティック)のBois Corsé(ボワコルセ)を、アラビカコーヒー、サンダルウッド、トンカビーンズの3つのキーノートから味わいます。濃いコーヒーを写すのではなく、苦く乾いた外殻とミルキーな内芯で樹皮を描く香りです。Nathalie Cetto(ナタリー・セットー)とOlivier Pescheux(オリヴィエ・ペシュー)の共同調香、Gris Charnel(グリ シャルネル)やBy the Fireplace(バイ ザ ファイヤープレイス)との違い、名前に仕込まれた言葉遊びも聞きどころ。秋冬の近い距離で少量から試したい理由と、肌で約4〜8時間という個人差まで話します。
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【第441回】タンバリンズ ホワイトダージリン|シャンパンと紅茶が残す肌の余韻
TAMBURINS(タンバリンズ)のWhite Darjeeling(ホワイトダージリン)を、ホワイトシャンパンから紅茶とピーチ、ムスクへ進む流れで味わいます。濃い茶葉の香りとは違う、白い泡の軽さが意外な入口です。Miller Harris(ミラー ハリス)のTea Tonique(ティー トニック)やLe Labo(ル ラボ)のThé Noir 29(テ ノワール 29)と比べ、明るさと肌に近い余韻を選ぶ立ち位置を話します。個人調香師が非公表であることや、日中の近い距離での使いどころも聞きどころです。11mLは税込5,200円、50mLは税込18,600円。ボトルの見せ方も聞きどころです。
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【第440回】モルトンブラウン スエードオリス|黒胡椒からスモーキーバニラの夜へ
Molton Brown(モルトンブラウン)のSuede Orris(スエードオリス)、今回の主役は2020年のオードパルファンです。マンダリンとブラックペッパーの明るい光から、オリスの粉と花、ベンゾインとラブダナムの甘い樹脂、そしてスモーキーバニラを含む柔らかなスエードへ沈む流れを、質感で追います。先行する2019年のオードトワレは、乾いた木と空気を重視した別解釈。上下ではなく、涼しい日の昼と秋冬の夜で選び分けられます。調香師ジェローム・ド・マリノが目指した「パウダリーでありながらモダン」という発想、2019年春の細身ボトルから同年9月の新パッケージ、2020年EDPの赤茶色のマーブル調キャップという変化も聞きどころです。
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【第439回】ルラボ シウ25|乾いた木とアイリス、北京の静けさ
香水の名前が、そのまま材料の木の名前だった。今回はそんな一本です。Le Labo(ル ラボ)が北京へ捧げたSHIU 25(シウ 25)、その名はホウショウという木を指します。聞きどころは三つ。ひとつは香りの組み立て方です。この香水はトップ・ミドル・ラストを公表せず、温かい木の上に幻想的なアイリスと樹脂の乳香が浮かぶという、上下の層で説明されます。乾いていて、甘さはほとんどありません。ふたつめは、香りのふるさとになった北京の四合院のラボ。清朝の皇族の旧邸を復元した空間で、使い込まれた木の床と中庭が、そのまま香りの舞台になっています。そして三つめが使いどころ。静かに見えて、周囲にはしっかり届く香りでした。少なめから始めるのがコツです。
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【第438回】メゾンマルジェラ セーリングデイ|冷たい海風と赤い海藻が描く青い海
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のSailing Day(セーリング デイ)。青い夏香水と聞くと、砂浜やシトラスを想像しませんか。実際は、アクアティックとアルデヒドの冷たい飛沫から、白い帆のような薄い花、レッドシーウィードとアンバーグリスの海中へ沈む香りです。公式九ノートの流れ、Wood Sage & Sea Salt(ウッド セージ & シー ソルト)など三作との違い、Violaine Collas(ヴィオレーヌ・コラス)とパロス島2001年、青い薬局瓶の物語もたどります。春や夏の朝から日中、白いTシャツやリネンへ軽く。肌によって塩気、石けん、金属、海藻の感じ方が分かれるため、少量から後半まで確かめたい一本です。
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【第437回】トムフォードビューティ ホワイトスエード|白いムスクと静かな革の温度
TOM FORD BEAUTY(トム フォード ビューティ)のWhite Suede(ホワイト スエード)。名前から強い黒革を想像しませんか。実際は、タイムとマテの乾いた緑、サフランの温度、白い革とムスクが同時に響き、肌の近くへ静かに移る香りです。公式の七つのキーノートを時間の流れに沿って聴きながら、Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のレプリカ レイジー サンデー モーニングなど三作との違い、Harry Frémont(ハリー・フレモン)と2009年の四つの白いムスク、透明なガラスと白いキャップのボトルもたどります。春秋のオフィスや静かなデートが本命。真夏は冷房の効いた室内で一噴きから、白いムスクに残る革の触感を確かめたい一本です。
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【第436回】パフューマーエイチ インク|静かな煙に残る青いインクの余韻
Perfumer H(パフューマー エイチ)のInk(インク)。黒く鋭いインク臭を想像しませんか。公式が描くのは、青いインクが白い紙へ触れる瞬間と、薄暗い図書館の夜です。エレミとブラックペッパーの張りから、パピルス、ベチバー、シダーの乾いた紙と木、フランキンセンスの静かな煙へ焦点が移る流れを音声でたどります。Lalique(ラリック)のEncre Noire(アンクル ノワール)など三作との違い、Lyn Harris(リン ハリス)と青い手吹きガラス、京都製インセンスの背景も収録。秋や冬が本命ですが、真夏なら空調のある室内で一噴きから。近い距離で、書くことと読むことの静けさを聴き分けたい一本です。
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【第435回】パフューマーエイチ モス|苦い柑橘が照らす、夜明けの苔
Perfumer H(パフューマー H)のMoss(モス)。その名前から、暗く湿った苔を想像しませんか。モスが描くのは、その反対側にある夜明けの森です。苦いグレープフルーツからラベンダーとパインニードルを通り、ツリーモスとベチバーへ焦点が深まる流れを、音声でゆっくりたどります。Aesop(イソップ)のHwyl(ヒュイル)、Le Labo(ル ラボ)のBaie 19(ベ 19)との違い、Lyn Harris(リン・ハリス)と手吹きガラスの背景も収録。春や梅雨が本命ですが、真夏なら涼しい朝に一噴きから。近い距離で静かな緑を聴き分けたい森林香です。
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【第434回】ルイヴィトン ニュイドゥフ|白と黒のインセンスが昇る砂漠の夜
Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のNuit de Feu(ニュイ・ドゥ・フ)は、甘い暖炉ではなく、砂漠の夜に立つ薫香を描いた香りです。現行公式ページにピラミッドの掲載はなく、ホワイトインセンスの乾いた明るさ、ブラックインセンスとナチュラルレザーの温度、ウードとムスクの肌に近い余韻を会話でたどります。濃密なOmbre Nomade(オンブレ ノマド)、甘い火のBy the Fireplace(バイ ザ ファイヤープレイス)との違いも聞きどころ。Jacques Cavallier Belletrud(ジャック・キャヴァリエ=ベルトリュード)が、薫香とルイ・ヴィトンの革の歴史をどう結んだのか。秋冬の夜に一噴きから試す使い方までお届けします。
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【第433回】バイレード オボロ|花と石がほどく、朧の記憶
BYREDO(バイレード)のOBORO(オボロ)は、冷たい空気と肌の温もりを同じ距離に残す日本限定作です。ベルガモット、ブラックペッパー、ジンジャーの光から、ピオニー、バイオレット、ミネラルアコードへ。最後はインセンス、ベチバー、ソルテッドアンバーへ輪郭がほどけます。雨の土を思わせるBaie 19(ベ 19)、白い清潔感のBlanche(ブランシュ)、乾いた森のGypsy Water(ジプシー ウォーター)との違いはどこにあるのか。「朧」を詩、写真、映像、限定外装へ広げた制作背景も聞きどころです。梅雨や初秋の静かな街で、無彩色の服に合わせて一噴きから試す使い方まで、会話でたどります。
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【第432回】ロジャ イソラブルー|シトラスの光から、草と革の地中海へ
青い島の名を持つのに、海水の香りではない。ROJA(ロジャ)のIsola Blu(イソラ ブルー)を取り上げます。レモン、ベルガモット、ライムの光が、果実とクリーミーな白い花を通り、刈った草、苔、木、革へ移る流れ。第431回のテール ドゥ エルメス、オー ジヴレーとの違い、前身Oligarch(オリガルヒ)をロジャ・ダヴが「同じ香り」として再提示した背景もたどります。名前は青い島でも、典型的な塩水系マリンではなく、レモン園、ヴィラ、庭、革小物で一日の時間を作る作品です。ターコイズとゴールドのボトル、春末から初秋の装いと距離感も聞きどころです。
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【第431回】エルメス テールドゥエルメス|苦い柑橘から、火打石と大地の静けさへ
苦い柑橘が、火打石を通って大地へ。Hermès(エルメス)のTerre d'Hermès(テール ドゥ エルメス)を取り上げます。グレープフルーツとオレンジの光が、ペッパー、シレックス、シダー、ベチバー、ベンゾインへ焦点を移す流れ。第205回のGuerlain Vétiver(ゲラン ベチバー)、第413回のTOM FORD Grey Vetiver(トム フォード グレイ ベチバー)との違い、ジャン=クロード・エレナがジャン・ジオノと一本の杭から考えた「縦方向の匂い」もたどります。底のHと金属の肩を持つボトル、凍結や溶岩へ広がった派生作、真夏に使う距離も聞きどころです。
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【第430回】ERAM 29–別人|イグサと白い花が描く、初霜の静けさ
イグサと白い花が描く、初霜の静けさ。ERAM(エラム)の29–別人(にじゅうきゅう べつじん)を取り上げます。冷たい緑から、イグサ、白い花、スズラン、パチュリ、ムスク、アンバーグリスへ移る構造。百人一首29番の初霜と白菊を「昨日とは違う自分」へ広げた物語、精油を採れないイグサの再構成、Physcool®による穏やかな冷感もたどります。エルバ フレスカ、オー ド ミンテとの違い、調香師・岸田茂雄と監修・評価を担う佐藤孝、30mL・13,200円・賦香率23%という仕様から、真夏の夜と晩秋の朝で変わる距離を考えます。冷たさだけで終わらない、肌へ戻る余韻も聞きどころです。
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【第429回】タンバリンズ サマーテイルス|若葉と白い花を抜ける、静かな夏の終わりの風
若葉と白い花を抜ける、静かな夏の終わりの風。TAMBURINS(タンバリンズ)のSUMMER TAILS(サマー テイルス)を取り上げます。淡い葉とアニスから、スズランを思わせる白い花、シダー、パチュリ、ムスクへ移る構造。カモ、レイジーサンデー モーニング、オルフェオンとの違い、髪の流れを巻いたようなキャップ、ブランド初のヘアコレクションと21種類の香るスクランチもたどります。個人調香師を推測せず、香り、容器、髪、展示空間までを一つの作品にするタンバリンズの方法から、真夏の昼と夕方に似合う距離を考えます。11mLと50mL、同じ香りの髪用製品の選び方にも触れます。
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【第428回】ドルセー K.M.|ペアと白いアイリスに光る雨上がり
雨の匂いではなく、雨が去った後の安堵を香らせる。D'ORSAY(ドルセー)のLove After Rain K.M.(ラブ アフター レイン ケーエム)を取り上げます。ペアとアルデヒドの水気が、アイリスバター、スズラン、アンブレットを通り、モス、トンカ、ウッドの静かな陰影へ移る流れ。Diptyque Fleur de Peau(ディプティック フルール ドゥ ポー)やCHANEL 1957(シャネル ナインティーン フィフティセブン)との違い、ファニー・バルが作った明暗、正体を明かさないK.M.の署名、雨のようににじむ線画もたどります。春から初夏の昼、淡いシャツへ近距離でまといたいフローラル・シプレです。
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【第427回】トムフォード オンブレレザー|ジャスミンの光が差す黒いレザー
黒いレザーに、白い花の光が差す。TOM FORD(トム フォード)のOmbré Leather(オンブレ レザー)を取り上げます。カルダモンの冷気、ジャスミン サンバックを含むブラックレザー、アンバーとモスの乾いた熱へ焦点が移る構造。タスカン レザーやアクア ディ パルマ レザーとの違い、2016年から2026年まで続く派生作、ソニア・コンスタンの創作、マットブラックのボトルもたどります。革を薄めるのではなく、スパイスと白花で呼吸できる空間を作るところが本作の個性。秋冬の夜が本命ですが、配信時期の真夏なら空調のある場所へ一噴きから試したい、白い光を含むレザー香水です。
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【第426回】ルイヴィトン アフタヌーンスイム|甘いオレンジが映す、真夏の海
オレンジの果汁が、青い波へ変わる。Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のAfternoon Swim(アフタヌーン スイム)を取り上げます。オレンジ、マンダリン、ベルガモットの丸い果汁感が、乾いたジンジャーを通り、アンバーグリスの淡い塩気へ近づく流れ。Orange Sanguine(オレンジ サングイン)やDior Homme Cologne(ディオール オム コロン)との違い、ジャック・キャヴァリエが込めた「ビタミンCのショット」、アレックス・イスラエルの青い波もたどります。真夏の午後に似合う一方、持続の感じ方は人それぞれ。価格との釣り合いを肌で確かめたいシトラスです。
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【第425回】ルイヴィトン ステラータイムズ|白花で発光するアンバー
オレンジブロッサムの白い光が、アンバーとペルーバルサムを空中へ浮かせる。高濃度なのに重くない、黄金の宮殿を旅するようなパルファンです。続きはYouTube/Spotifyで「香水ラジオ」を検索!#香水ラジオ #ルイヴィトン #ステラータイムズ #アンバー香水 #オレンジブロッサム #香水紹介
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【第424回】ペリスモンテカルロ ムスクエクストリーム|アルデヒドの光がムスクの体温へ変わる
アルデヒドの光がムスクの体温へ変わる。Perris Monte Carlo(ペリス・モンテカルロ)のMusk Extrême(ムスク エクストリーム)を取り上げます。アルデヒドとローズから、アイリスの粉、ムスク、ドライウッド、バニラへ。Chanel N°5(シャネル N°5)、Narciso Rodriguez For Her EDT(フォー ハー オードトワレ)、Musc Ravageur(ムスク ラバジュール)との違い、1928年の処方、ラダックの神話、1967年サマー・オブ・ラブまで。夏は涼しい夜に一噴きから試したい、清潔さと官能性の間にあるムスクです。
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【第423回】ロジャ パルファムドゥラニュイ|ローズとサフランが熱を帯びる夜
ローズとサフランが熱を帯びる夜。ROJA(ロジャ)のParfum De La Nuit(パルファム ドゥ ラ ニュイ)を取り上げます。ベルガモットの薄明かりから、露を帯びたローズ・ド・メ、サフラン、サンダルウッド、レザー、ラブダナムへ。Tom Ford Oud Wood(トム フォード ウード・ウッド)、Portrait of a Lady(ポートレイト・オブ・ア・レディ)、Grand Soir(グラン ソワール)との違い、2015年の三部作と現行品の関係、Roja Dove(ロジャ・ダヴ)が語る「露が汗へ変わる」瞬間まで。秋冬の夜、近づいた人の記憶へ残したい日に似合うパルファムです。
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【第422回】エリザベスアーデン ホワイトティーワイルドローズ|白茶と二つのローズが運ぶ海辺の微風
白茶と二つのローズが運ぶ海辺の微風。Elizabeth Arden(エリザベス・アーデン)のWhite Tea Wild Rose(ホワイトティー ワイルドローズ)を取り上げます。洋梨の花と赤スグリから、ブルガリアンローズとターキッシュローズ、マテとムスクへ。Rose Kabuki(ローズ カブキ)やPaul Smith Rose(ポール・スミス ローズ)との違い、Guillaume Flavigny(ギヨーム・フラヴィニー)とRodrigo Flores-Roux(ロドリゴ・フローレス=ルー)が託した季節最初のローズ、チャンギ国際空港のWhite Tea Houseまで。春から初夏、近距離で清潔なローズをまといたい日に似合う一本です。
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【第421回】トムフォード ボアパシフィーク|冷たいスパイスが照らす森
Tom Ford(トム フォード)のBois Pacifique(ボア パシフィーク)を取り上げます。カルダモンとターメリックの冷たい刺激から、オリバナム、オーク、シダー、サンダルウッドへ。最後はアンバーとバニラが乾いた木を肌の近くへ丸めます。エベーヌ フュメやグッチ プールオム、ボア アンペリアルとの違い、Rodrigo Flores-Roux(ロドリゴ・フローレス=ルー)とAdriana Medina(アドリアーナ・メディナ)、AI支援ツールCartoの役割、ビッグサーを舞台にしたキャンペーンまで。冷たいスパイスが照らす森として聴いてください。
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【第420回】グロッシアー ユー|ピンクペッパーとアイリスが描く、静かな肌の輪郭
Glossier You(グロッシアー ユー)を取り上げます。ピンクペッパーの小さな火花から、アイリスの乾いた粉感、アンブレットとアンブロックスのムスクへ。ブランドが掲げる「人によって少し異なる香り方」は、どんな設計から生まれるのでしょうか。ディプティック フルール ドゥ ポー、ル ラボ アナザー13、ジュリエット・ハズ・ア・ガン ノット・ア・パフュームとの違い、スプレーとソリッド、親指の凹みを持つボトル、Frank VoelklとDora Baghricheの仕事、使いどころまでたどります。ピンクペッパーとアイリスが描く、肌に寄り添う輪郭として聴いてください。
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【第419回】イニシオパルファムプリヴェ ムスクセラピー|シトラスと白いムスクが整える、肌に近い静けさ
Musk Therapy(ムスク セラピー)を取り上げます。ベルガモット、マンダリン、ブラックカラントの明るさから、ホワイトマグノリア、二つのムスク、クリーミーなサンダルウッドへ進むエクストレ ドゥ パルファムです。バイレード バル ダフリック、ナルシソ ロドリゲス フォーハー ピュア ムスク、バイレード ブランシュとの違い、個人調香師を公表しないイニシオの作り方、“セラピー”という名前の受け取り方、ヘアパフュームとボディクリーム、春から秋の使いどころまでたどります。シトラスと白いムスクが整える、肌に近い静けさとして聴いてください。
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【第418回】ディオール ディオールパラダイス|甘苦いアーモンドがひらく南仏の記憶
Dior Paradise(ディオール パラダイス)を取り上げます。マンダリンの明るさから、ほろ苦くミルキーなアーモンド、ロースト トンカビーンと柔らかなウッドへ進む、風通しのよいウッディ・グルマンです。ラ コル ノワール城にあった数百本のアーモンドの木と、オルジェーを使ったカクテルの記憶。ゲラン ロム イデアル系、エルメス シテールの庭、ルイ・ヴィトン アフタヌーン スイムとの違い、フランシス・クルジャンの着想、通常版と限定クチュールボックスの違い、春夏の使いどころまでたどります。甘苦いアーモンドがひらく南仏の記憶として聴いてください。
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【第417回】サンタマリアノヴェッラ フィエノ|シトラスと干し草が残す薬局の余韻
Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)のFieno(フィエノ)を取り上げます。名前はイタリア語で干し草。公式ノートは、ベルガモット、シチリアンシトラス、ローズ、ジャスミン、ミルテ、ラベンダー、スターアニス、サンダルウッド、バニラ、ベンゾイン、ベチバーで、干し草そのものは出てきません。だからこそ、シトラス、花、薬草、木、樹脂で干し草の空気を作るところが面白い一本です。シェルギ、イエルバマテ、フォワン フレシュマン クペ、ジッキーとの違い、1221年に起源を置く薬局ブランドの背景、現行100mlオーデコロンの購入目線、白シャツや読書時間に合う使いどころまでたどります。シトラスと干し草が残す薬局の余韻として聴いてください。
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【第416回】モルトンブラウン ティーセレモニー|和梨と抹茶がひらく静かな茶室
Molton Brown(モルトンブラウン)のTea Ceremony(ティー セレモニー)を取り上げます。2026年に登場した、和梨、緑茶、抹茶アコード、ヒノキウッドを軸にしたオードパルファム。甘い抹茶ラテではなく、和梨の水分、抹茶のほろ苦さ、ヒノキの乾いた木質で、静かな茶室のような小休止を作る香りです。ザ マッチャ 26、マッチャ メディテーション、オ パフメ オーテヴェール、グリーンティーとの違い、調香師マチュー・ナルダン、商品展開、オフィスや雨の日に合う使いどころまでたどります。和梨と抹茶がひらく静かな茶室として聴いてください。
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【第415回】イヴサンローラン ブラックオピウム|コーヒーとバニラが灯す夜の官能
Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)のBlack Opium(ブラック オピウム)を取り上げます。2014年に登場した、コーヒー、白い花、バニラを軸にしたオードパルファム。洋梨とピンクペッパーの明るい入口から、コーヒーとジャスミンの夜の心臓、バニラとウッドの甘い余韻へ進みます。グッドガール、コーヒーブレイク、ブラックファントムとの違い、4人の調香師、黒いグリッターボトル、秋冬の夜に合う使いどころまでたどります。人気作ゆえの魅力と、甘さ・強さ・人とかぶりやすさへの注意点にも触れます。コーヒーとバニラが灯す夜の官能として聴いてください。
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【第414回】メゾンマルジェラ チェイシングサンセッツ|マンゴーと白花が沈む夕陽の余韻
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のChasing Sunsets(チェイシング サンセッツ)を取り上げます。1965年のブラジル・イパネマの夕暮れを、マンゴー、グアテマラ産カルダモン、チューベローズ、サンダルウッド、バニラで描くオードトワレ。第411回のBeach Walk(ビーチ ウォーク)や第394回のTom Ford Soleil Blanc(トム フォード ソレイユ ブラン)との違い、4人の調香師、レプリカらしい記憶のラベル、春夏の夕方に合う使いどころまでたどります。マンゴーと白花が沈む夕陽の余韻として聴いてください。夏の夕方に似合う香りです。
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【第413回】トムフォード グレイベチバー|シトラスとベチバーが整える清潔なスーツ
Tom Ford(トム フォード)のGrey Vetiver(グレイ ベチバー)を取り上げます。グレープフルーツの苦味、オレンジフラワーの明るさ、ナツメグとピメントの乾いたスパイス、ベチバーとオークモスの渋みが重なる2009年のオードパルファム。第205回のゲラン ベチバー、第208回のシャネル シコモアとの違い、ハリー・フレモンの調香、EDP・EDT・Parfum・Eauの違い、スーツや白シャツに合わせる使いどころまでたどります。土っぽい根を都市的に磨いた、シトラスとベチバーが整える清潔なスーツとして聴いてください。
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【第412回】メゾンマルジェラ ネバーエンディングサマー|苦いオレンジと泡が宿す夏の記憶
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のNever-ending Summer(ネバーエンディング サマー)を取り上げます。ビターオレンジとスプリッツ アコードの発泡感、アールグレイとカルダモンの渋み、ベチバーやシダーの乾いた余韻が重なる一本。前回のビーチ ウォークとは違う、食前酒のような大人の夏を軸に、アランチャ ディ カプリやオレンジ サングインとの違い、レプリカの記憶ラベル、春夏の日中や白シャツに合わせる使いどころまでたどります。持続の穏やかさも含めて、肌でどう残るかを確かめたい香り。苦いオレンジと泡が宿す夏の記憶として聴いてください。
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【第411回】メゾンマルジェラ ビーチウォーク|ムスクとココナッツが宿す海辺の記憶
Maison Margiela(メゾン マルジェラ)のBeach Walk(ビーチ ウォーク)を取り上げます。ベルガモットとレモンの明るい入口、イランイランとココナッツミルクの乳白色の甘さ、ヘリオトロープの粉感、ムスクとシダーの肌に近い余韻が重なる一本。第394回ソレイユ ブランとの違い、レプリカ コレクションの記憶という考え方、春夏の休日や白い服に合わせる使いどころまでたどります。濃厚な南国香ではなく、サンスクリーンと潮風が残す静かな夏として聴いてください。透明な薬瓶風ボトル、コットンラベル、Calvi(カルヴィ)1972の記憶まで含めて、香りとデザインが同じ方向を向く面白さも話しています。
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【第410回】バイレード アルトアストラル|アルデヒドが光るブラジルのココナッツウォーター
Byredo(バイレード)のAlto Astral(アルト アストラル)を取り上げます。ココナッツウォーターとアルデヒドの白い立ち上がり、インセンス、ジャスミンペタル、ミルキームスクの肌なじみ、サンダルウッド、カシミアウッド、ソルテッドアンバーの塩気ある余韻が重なる一本。Beach Walkや第371回 Virgin Island Water、第92回 Baccarat Rouge 540 とも比べながら、「アルト アストラル」が持つ上機嫌な空気、ミニマルなボトル、春夏や旅先での使いどころまでたどります。甘いだけのココナッツではなく、白く整えられたブラジルの高揚感として聴いてください。
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【第409回】イニシオ ウードフォーグレイトネス|サフランが灯す、闇のウードの威厳
Initio Parfums Privés(イニシオ パルファム プリヴェ)のOud for Greatness(ウード フォー グレイトネス)を取り上げます。サフランとナツメグの熱、ラベンダーの清潔さ、黒いウード、パチョリとムスクの余韻が重なる一本。第237回ウード ウッド、第92回バカラ ルージュ 540とも比べながら、秋冬の夜やフォーマルな場面で映える理由、少量で扱いたい強さ、黒と金のボトルが香りの印象と静かに深く響き合うところまで丁寧にたどります。初めて試すなら肌で少量から、という距離感も含めて話しています。
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【第408回】ドリスヴァンノッテン ヴゥードゥーチレ|ローズマリーとパチョリが鳴る夜
Dries Van Noten(ドリス ヴァン ノッテン)のVoodoo Chile(ヴゥードゥー チレ)を取り上げます。2022年のビューティライン初期に登場したウッディ・アロマティック。カンナビスアコードとローズマリーの青い立ち上がりから、レンティスクとパチョリの樹脂感、シダーとサンダルウッドの乾いた木質へ進みます。Nicolas Beaulieu(ニコラ ボーリュー)がJimi Hendrix(ジミ ヘンドリックス)のギターの歪みを香りに置き換えた発想、比較香、秋冬の夜に合う使いどころまで、ローズマリーとパチョリが鳴る夜をたどります。
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【第407回】バレンシアガ サンプールサン|金属ローズが残すクチュールの影
Balenciaga(バレンシアガ)の100% Parfum(サンプールサン パルファム)を取り上げます。2025年の高級香水コレクションに登場した、ローズを主役にした一本。Rosa Damascena(ロサ・ダマスケナ)の花の量感に、Rose Oxide(ローズオキサイド)の冷たい金属感を重ね、甘い花束ではなくクチュールの影をまとった現代ローズへ仕立てています。Le Dix(ル ディス)の記憶、アーカイブボトル、調香師非公開という見せ方、ポートレイト オブ ア レディやアナザー サーティーンとの距離、春秋の夜に合う使いどころまでたどります。
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【第406回】ペンハリガン ザカット|ミントと木が肌に残す清潔な余韻
Penhaligon's(ペンハリガン)のThe Cut Eau de Parfum(ザ カット オードパルファム)を取り上げます。ミント、サイプレス、ファーバルサムを軸に、Savile Row(サヴィル・ロウ)のビスポーク・テーラリングを香りへ移した2025年の現代フゼア。Paul Guerlain(ポール・ゲラン)の設計、サルトリアルとの違い、グリーン アイリッシュ ツイードとの距離、ジャケットや白シャツに合う使いどころまで、ミントと木が肌に残す清潔な余韻をたどります。強さよりも線の美しさで記憶に残る一本です。
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