PODCAST · arts
青空朗読
by 一般社団法人 青空朗読
インターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読する「青空朗読」は、プロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートし、最近は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。
-
277
【青空朗読】柿の木のある家 著者:壺井 栄 読み手:中村 昭代 時間:55分22秒
柿の木のある家著者:壺井 栄 読み手:中村 昭代 時間:55分22秒 一 フミエと洋一の家には、裏に大きな柿の木が一本あります。それは子どもの一かかえもあるほどりっぱな木でした。小さい木は幾本もありましたが、とびぬけて大きいのは一本だけです。柿のあたり年は、普通一年おきだということですが、この柿は毎年なるのでおじいさんが生きている時分にはじまんのたねでした。こんな柿は村に二本とないからです。その実の大きくてうまいことといったら、三太郎おじさんなど、柿の実のうれるころになると、まるで子供のようにうれしそうな顔をして、柿をもらいにきました・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
276
【青空朗読】ペルゴレーズ街の殺人事件 著者:モーリス・ルヴェル/田中 早苗 訳 読み手:田中 淑恵 時間:22分45秒
ペルゴレーズ街の殺人事件著者:モーリス・ルヴェル/田中 早苗 訳 読み手:田中 淑恵 時間:22分45秒 列車は夜闇の中をひた走りに走っていた。 私の車室にいた三人の乗客――老紳士と、若い男と、ごく若い女――は、誰も眠らなかった。若い女がときどき若い男に何か話しかけると、男は身振りで答えるばかりで、またひっそりと沈黙におちた。 二時頃に、速力を緩めないで或る小さな駅を素通りした。駅燈がちらと車窓をかすめると、やがて車体が転車台のところでがたがた跳ったものだから、うとうとしかけたばかりの若い女は、その震動と音響で目をさました。 若い男は、手套をはめた指先で窓硝子を拭いて外を覗きこんだが、駅の時計も、ランプも、駅名札ももう闇にかくれていた・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
275
【青空朗読】日日平安 著者:山本 周五郎 読み手:つかさ 時間:1時間48分54秒
日日平安著者:山本 周五郎 読み手:つかさ 時間:1時間48分54秒 一 井坂十郎太は怒っていた。まだ忿懣のおさまらない感情を抱いて歩いていたので、その男の姿も眼にはいらなかったし、呼ぶ声もすぐには聞えなかった。三度めに呼ばれて初めて気がつき、立停って振返った。 道のすぐ脇の、平らな草原の中にその男は坐っていた。松林と竹藪に挾まれたせまい草原で、晩春の陽がいっぱいに当っている。浪人者とみえるその男は、坐って、着物の衿を大きくひろげて、蒼白く痩せたひすばったような胸と腹を出していた。月代も髭も伸び放題だし、垢じみた着物や袴は継ぎはぎだらけで、ちょっと本当とは思えないくらい尾羽うち枯らした恰好である・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
274
【青空朗読】木曾道中記 第十六囘~第二十囘 著者:饗庭 篁村 読み手:ヨシオカ ミエコ 時間:30分59秒
木曾道中記 第十六囘~第二十囘著者:饗庭 篁村 読み手:ヨシオカ ミエコ 時間:30分59秒 第十六囘とかうして車に乘れば醉と勞にウト/\と睡りかけしがガタリと車は止りて旦那此が小野の瀧でござりますと云ふ心得たりと下り立しが泥濘に下駄は立ずバタリと轉べば後より下りし梅花道人またバタリ泥に手を突きコリヤ歩かれぬと叫くを車夫二人手を取り跡押せし車夫の女房二の提灯を左右の手に持ち瀧のほとりに指上げたり瀧は高きにあらねど昨日今日の雨に水勢を増しさながら大河を倒まに落すが如し衣袂皆な濕ひてそゞろ寒きを覺ゆれば見分確かに相濟んだと車夫の手を拂ひて車に乘ればまたガタ/\とすさまじき崖道を押し上り押し下し・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
273
【青空朗読】木曾道中記 第十一囘~第十五囘 著者:饗庭 篁村 読み手:ヨシオカ ミエコ 時間:29分45秒
木曾道中記 第十一囘~第十五囘著者:饗庭 篁村 読み手:ヨシオカ ミエコ 時間:29分45秒 第十一囘見上る山には松にかゝりて藤の花盛りなり見下せば岩をつゝみて山吹咲こぼれたり躑躅石楠花其間に色を交へ木曾川は雪と散り玉と碎け木曾山は雲を吐き烟を起す松唐松杉檜森々として雨ならずとも樹下は濕ひたり此間に在りて始めて人間の氣息緩かなるべきを無法飛せの馬車なれば(是よりして木曾の山中にも無法飛ぶのは馬車ではないか抔定めて洒落始めしならん)下手な言文一致の詞のやうにアツヱツ發矢など驚きて思はず叫ぶばかり山も川も只飛び過ぎ熱川より奈良井の間の諏訪峠といふ所は車の片輪を綱にて結びて・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
272
【青空朗読】木曾道中記 第六囘~第十囘 著者:饗庭 篁村 読み手:ヨシオカ ミエコ 時間:30分19秒
木曾道中記 第六囘~第十囘著者:饗庭 篁村 読み手:ヨシオカ ミエコ 時間:30分19秒 第六囘石荒坂を過ぎ曲折して平地に出れば即ち長久保なり宿の家並よく車多し石荒坂にて下駄黨も草鞋派も閉口したれば此より車に乘る此邊平地とは云へ三方山にて圍ひ一方は和田峠に向ツて進むなれば岩大石ゴロタ石或ひは上り或は下る坂とまでならねど凸凹多く乘る者は難儀なれど挽夫は躍るもガタツクも物とはせず風の如くに飛び行けば心づもりより時は早く午後三時半和田へ着し緑川といへる高大なる寒げなる家へ泊りたり和田峠は中仙道第一の高山また絶所難塲なりと聞けば・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
271
【青空朗読】木曾道中記 第一囘~第五囘 著者:饗庭 篁村 読み手:ヨシオカ ミエコ 時間:31分16秒
木曾道中記 第一囘~第五囘著者:饗庭 篁村 読み手:ヨシオカ ミエコ 時間:31分16秒 第一囘鐵道の進歩は非常の速力を以て鐵軌を延長し道路の修繕は縣官の功名心の爲に山を削り谷を埋む今ま三四年せば卷烟草一本吸ひ盡さぬ間に蝦夷長崎へも到りヱヘンといふ響きのうちに奈良大和へも遊ぶべし况んや手近の温泉塲など樋をかけて東京へ引くは今の間なるべし昔の人が須磨明石の月も枴にかけてふり賣にやせんと冷評せしは實地となること日を待たじ故に地方漫遊のまた名所古跡一覽のと云ふ人は少し出立を我慢して居ながら伊勢の大神宮へ賽錢あぐる便利を待つたが宜さうなものといふ人もあれど篁村一種の癖ありて・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
270
【青空朗読】イーハトーボ農学校の春 著者:宮沢 賢治 読み手:黒田 留美子 時間:12分20秒
イーハトーボ農学校の春著者:宮沢 賢治 読み手:黒田 留美子 時間:12分20秒 太陽マジックのうたはもう青ぞらいっぱい、ひっきりなしにごうごうごうごう鳴っています。わたしたちは黄いろの実習服を着て、くずれかかった煉瓦の肥溜のとこへあつまりました。 冬中いつも唇が青ざめて、がたがたふるえていた阿部時夫などが、今日はまるでいきいきした顔いろになってにかにかにかにか笑っています。ほんとうに阿部時夫なら、冬の間からだが悪かったのではなくて、シャツを一枚しかもっていなかったのです。それにせいが高いので、教室でもいちばん火に遠いこわれた戸のすきまから風のひゅうひゅう入って来る北東の隅だったのです・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
269
【青空朗読】季節の変るごとに 著者:片山 廣子 読み手:野見山 丹李 時間:11分32秒
季節の変るごとに著者:片山 廣子 読み手:野見山 丹李 時間:11分32秒 季節の変るごとに、武蔵野はそれより一足先きに春秋の風がふき、霜も雪も早く来る、夏草が茂るのも早い。その野原に近い家で何年か暮して来て、毎日の生活には季節の物をたべてゐるのが一ばんおいしく、一ばん経済であることもおぼえた。 冬から春にかけ、らくに手に入るものは、野菜の中で一ばん日本人好みの大根で、それに白菜、小蕪、ほうれん草、果物では林檎とみかんをずうつと六ヶ月位たべ通すのである。十二月、正月にかけて乾柿が出る。新春のなますに乾柿を混ぜたものは世界のどこにもない美味である・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
268
【青空朗読】イーダちゃんのお花 著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン/大久保 ゆう 訳 読み手:こがわ めいすい 時間:28分55秒
イーダちゃんのお花著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン/大久保 ゆう 訳 読み手:こがわ めいすい 時間:28分55秒 「かわいそう、あたしのお花がかれちゃってる!」っていったのは、イーダちゃんって子。「ゆうべはすっごくきれいだったのに、今は葉っぱもみんなぐんにゃり。どうなってるの?」って、その子は、ソファのところにいた大学生のお兄さんにきいた。だって、その子はお兄さんがだいだい大好きでね、お兄さんはなによりもすてきなお話ができて、おもしろい切り絵も作れたんだ。たとえば、ハートのなかにおどり子が入ってるのとか、花とか大きなおしろとかで、とびらがあけしめできたり。きさくな学生さんだったんだ!「お花さん、どうして今日は具合が悪そうなの?」ってもう一回きいて、それからすっかりしおれたお花のたばを、まとめてお兄さんに見せた・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
267
【青空朗読】気絶人形 著者:原 民喜 読み手:田中 淑恵 時間:4分24秒
気絶人形著者:原 民喜 読み手:田中 淑恵 時間:4分24秒 くるくるくるくる、ぐるぐるぐるぐる、そのお人形はさっきから眼がまわって気分がわるくなっているのでした。ぐるぐるぐるぐる、くるくるくるくる、そのお人形のセルロイドのほおは真青になり、眼は美しくふるえています。みんなが、べちゃくちゃ、べちゃくちゃ、すぐ耳もとでしゃべりつづけているのです。暗いボール箱から出してもらい、薄い紙の目かくしをはずしてもらい、ショーウインドに出して並べてもらったのでみんな大はしゃぎなのです。「自動車が見えるよ」「わあ、あの人、可愛いい犬連れてたのしそうに歩いています」「おお、早くクリスマスがやって来ないかな」・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
266
【青空朗読】言いたい事と言わねばならない事と 著者:桐生 悠々 読み手:谷岡 理香 時間:6分11秒
言いたい事と言わねばならない事と著者:桐生 悠々 読み手:谷岡 理香 時間:6分11秒 人動(やや)もすれば、私を以て、言いたいことを言うから、結局、幸福だとする。だが、私は、この場合、言いたい事と、言わねばならない事とを区別しなければならないと思う。 私は言いたいことを言っているのではない。徒に言いたいことを言って、快を貪っているのではない。言わねばならないことを、国民として、特に、この非常 時に際して、しかも国家の将来に対して、真正なる愛国者の一人として、同時に人類として言わねばならないことを言っているのだ・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
265
【青空朗読】忘れ難きことども 著者:松井 須磨子 読み手:海老 実穂 時間:6分12秒
忘れ難きことども著者:松井 須磨子 読み手:海老 実穂 時間:6分12秒 先生のことを思ひますと、唯私は悲しくなります。先生は、随分苦労をなさいました。ほつと呼吸をつく間もない位に、殆んど苦労のし通しでした。それを残らず傍にゐて見知つてゐるだけに、皆私には忘れられないことばかりです。 先生は、ずつと以前から、私達一座を率ゐて西洋へ行つて見たいと云ふお考へを持つてゐらつしやいました。はなは、大連から露西亜へ、露西亜から亜米利加の方へ行つて見たいと云つてゐらつしやいました。ところで、今年は其の大連から浦潮の方まで行つて見ましたから、今度はのつけに亜米利加へ行つて、ずつと向うを巡廻して見たいと云つてゐらつしやいました・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
264
【青空朗読】ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣) 著者:ヴィルヌーヴ夫人/楠山 正雄 訳 読み手:水野 久美子 時間:34分20秒
ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)著者:ヴィルヌーヴ夫人/楠山 正雄 訳 読み手:水野 久美子 時間:34分20秒 むかし昔、ある所に、お金持の商人がいて、三人のむすこと三人のむすめと、つごう六人のこどもをもっていました。商人には、お金よりもこどものほうが、ずっとずっとだいじなので、こどもたちたれも、かしこくしあわせにそだつように、そればかりねがっていました。 三人のむすめたち、たれも、きれいに生まれついてきているなかで、いちばん末の女の子は、きれいというだけではたりない、それこそ照りかがやくように美しくて、まだ三つ四つのおさな子のときから、ラ・ベル――美し姫とよばれていたのが、大きくなるにしたがい、美人ということばは、このむすめひとりのためにあるようになりました・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
263
【青空朗読】わかれ道 著者:樋口 一葉 読み手:伊藤 靖 時間:28分17秒
わかれ道著者:樋口 一葉 読み手:伊藤 靖 時間:28分17秒 上 お京さん居ますかと窓の戸の外に来て、ことことと羽目を敲く音のするに、誰れだえ、もう寐てしまつたから明日来ておくれと嘘を言へば、寐たつて宜いやね、起きて明けておくんなさい、傘屋の吉だよ、己れだよと少し高く言へば、嫌な子だねこんな遅くに何を言ひに来たか、又御餅のおねだりか、と笑つて、今あけるよ少時辛棒おしと言ひながら、仕立かけの縫物に針どめして立つは年頃二十余りの意気な女、多い髪の毛を忙がしい折からとて結び髪にして、少し長めな八丈の前だれ、お召の台なしな半天を着て、急ぎ足に沓脱へ下りて格子戸に添ひし雨戸を明くれば・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
262
【青空朗読】ラプンツェル 著者:グリム兄弟/中島 孤島 訳 読み手:中川 ミリー 時間:13分14秒
ラプンツェル著者:グリム兄弟/中島 孤島 訳 読み手:中川 ミリー 時間:13分14秒 むかしむかし夫婦者があって、永い間、小児が欲しい、欲しい、といい暮しておりましたが、やっとおかみさんの望みがかなって、神様が願いをきいてくださいました。この夫婦の家の後方には、小さな窓があって、その直ぐ向うに、美しい花や野菜を一面に作った、きれいな庭がみえるが、庭の周囲には高い塀が建廻されているばかりでなく、その持主は、恐ろしい力があって、世間から怖がられている一人の魔女でしたから、誰一人、中へはいろうという者はありませんでした。 或る日のこと、おかみさんがこの窓の所へ立って、庭を眺めて居ると、ふと美しいラプンツェル((菜の一種、我邦の萵苣(チシャ)に当る。))の生え揃った苗床が眼につきました・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
261
【青空朗読】わがままな大男 著者:オスカー・ワイルド/結城 浩 訳 読み手:藤崎 巧子 時間:18分26秒
わがままな大男著者:オスカー・ワイルド/結城 浩 訳 読み手:藤崎 巧子 時間:18分26秒 子どもたちは毎日、午後になって学校から帰ってくると、大男の庭に行って遊ぶのが常でした。 そこは、柔らかい緑の草が生えた、広くて素敵な庭でした。草むらのあちこちには、星に似た美しい花が立っておりました。その庭には十二本の桃の木があり、春になると薄桃色と真珠色の繊細な花があふれるように咲き、秋には豊かな果実が実ります。鳥たちは木々の上でたいそう甘い歌声を響かせるので、子どもたちは遊ぶのをやめて聞きいるのでした。「ここで遊ぶのはなんて楽しいんだろう!」と、くちぐちに声をあげました。 ある日、大男が帰ってきました・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
260
【青空朗読】ラッパ 著者:新美 南吉 読み手:あとみ たえこ 時間:2分33秒
ラッパ著者:新美 南吉 読み手:あとみ たえこ 時間:2分33秒 オヂイサンハ イナカニ ヒトリボツチデ クラシテ ヰマシタ。ダンダン ミミガ トホク ナツタノデ、ミヤコニ ヰル ムスコノ トコロヘ、「ミミガ トホク ナツタカラ、ヨク キコエル キカイヲ カツテ オクツテ クレ。」ト イツテ ヤリマシタ。 ムスコハ、イロイロ サガシタガ、アマリ ヨイ キカイガ ナイノデ、ラツパヲ カツテ、「コレヲ サカサマニ シテ ミミニ ツケテ、ラツパノ シリカラ キキナサイ。」ト イツテ ヤリマシタ。 オヂイサンハ、ソノ ラツパヲ ヨロコンデ ツカツテ ヰマシタガ、ミミハ ドンドン トホク ナツテ、トウトウ ツンボニ ナリマシタ。ソレデモ オヂイサンハ・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
259
【青空朗読】わが母を語る 著者:上村 松園 読み手:坂井 あきこ 時間:15分2秒
わが母を語る著者:上村 松園 読み手:坂井 あきこ 時間:15分2秒 竹を割ったような性格 私の母は、一口にいうと男勝りな、しっかり者でしたな。私は母の二十六歳の時生まれ、四つ年上の姉が一人だけありました。私の生まれたのは、明治八年四月二十三日、私の父が死んだのが同じ年の二月。つまり母は、主人を失ってから私を生んだわけです。父は四条御幸町に店を構え、茶舗を創めたばかりのところでした。そんな時に、父が亡くなったのですから、親類、母屋の人々は「二十六歳の若さで子供二人抱えて、とても、店を張ってやってゆけるものではない。店はやめて小そうなれ」と言う。けれど気丈な母は、せっかく主人の創めた仕事だし、今店をやめて小さく暮しては、いつ大きくなれよう・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
258
【青空朗読】ラヂオ漫談 著者:萩原 朔太郎 読み手:富田 美苗 時間:12分4秒
ラヂオ漫談著者:萩原 朔太郎 読み手:富田 美苗 時間:12分4秒 東京に移つてから間もなくの頃である。ある夜本郷の肴町を散歩してゐると、南天堂といふ本屋の隣店の前に、人が黒山のやうにたかつてゐる。へんな形をしたラツパの口から音がきれぎれにもれるのである。「ははあ! これがラヂオだな。」と私は直感的に感じた。しかし暫らくきいてゐると、どうしても蓄音機のやうである。しかもこはれた機械でキズだらけのレコードをかけてる時にそつくりで、 絶えずガリガリといふ針音、ザラザラといふ雑音が響いてくる。何か琵琶歌のやうなものをやつてるらしいが、唱に雑音がまじつて聴えるといふよりはむしろ雑 音の中から歌が聴えるといふ感じである・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
257
【青空朗読】若葉の雨 著者:薄田 淳介 読み手:菅野 秀之 時間:6分15秒
若葉の雨著者:薄田 淳介 読み手:菅野 秀之 時間:6分15秒 野も、山も、青葉若葉となりました。この頃は――とりわけて今年はよく雨が降るやうです。雨といつてもこの頃のは、草木の新芽を濡らす春さきの雨や、もつ と遅れて来る梅雨季の雨に比べて、また変つた味ひがあります。春さきの雨はつめたい。また梅雨季の雨は憂鬱にすぎますが、その間にはさまれた晩春の雨は、 明るさと、快活さと、また暖かさとに充ち溢れて、銀のやうにかがやいてゐます・・・ページ【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
256
【青空朗読】羅生門 著者:芥川 龍之介 読み手:藤田 利和 時間:22分13秒
羅生門著者:芥川 龍之介 読み手:藤田 利和 時間:22分13秒 ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗の剥げた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。 何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云う災がつづいて起った・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
255
【青空朗読】わが妻の記 著者:伊丹 万作 読み手:成 文佳 時間:15分35秒
わが妻の記著者:伊丹 万作 読み手:成 文佳 時間:15分35秒 素姓 中学時代の同窓にNという頭のいい男がいた。海軍少尉のとき、肺を病つて夭折したが、このNの妹のK子が私の妻となつた。 妻の父はトルストイにそつくりの老人で税務署長、村長などを勤め、晩年は晴耕雨読の境涯に入り、漢籍の素養が深かつた。 私の生れは四国のM市で、妻の生れは同じ市の郊外である。そして彼女の生家のある村は、同時に私の亡き母の実家のある村である。だから、私が始めて私の妻を見たのはずいぶんふるいことで、多分彼女が小学校の五年生くらいのときではなかつたかと思う・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
254
【青空朗読】ラジオ雑感 著者:寺田 寅彦 読み手:二宮 正博 時間:17分47秒
ラジオ雑感著者:寺田 寅彦 読み手:二宮 正博 時間:17分47秒 宅のラジオ受信機は去年の七月からかれこれ半年ほどの間絶対沈黙の状態に陥ったままで、茶の間の茶箪笥の上に乗っかったきりになっていた。夕飯時に近所の家から「子供の時間」の唱歌などが聞こえて来ても、宅の機械は固く沈黙を守って冷やかにわれわれの食卓を見下ろしているだけであった。それがやっとこの頃になって久し振りのその沈黙を破って再び元気よくわれわれに話しかけることになった。 事の顛末を記録するためには先ずわが家のラジオの歴史を略記する必要がある。 東京で一般的放送が開始されて後も、しばらくの間は全く他所事のように何の興味も感じなかったので、自宅へ受信機を備えるどころか、他所のでちょっと聞いてみようという気も起らなかった。もっとも、それよりもよほど前に、どこかの実験室でのデモンストラチオンを一度経験していたから、「初物」に対する好奇心だけは既に満足されていたのである・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
253
【青空朗読】若鮎について 著者:北大路 魯山人 読み手:小川 幸香 時間:3分27秒
若鮎について著者:北大路 魯山人 読み手:小川 幸香 時間:3分27秒 あゆの小さなものは、どうかするとうまくないというひともあるが、わたしは一概にそうは思わない。 小田原の手前に酒匂川という川がある。まだ禁漁中にあの近辺のひとが酒匂川のあゆをよく盗み取りするが、わたしはそれをもらうことがあって、たびたび 食ったことがある。大きさはまだやっと一寸ぐらいのものだが、ちょっとあぶって食うと、実に調子の高いうまさが舌になじむ・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
252
【青空朗読】 ライオンの大損 著者:村山 籌子 読み手:池戸 美香 時間:3分29秒
ライオンの大損著者:村山 籌子 読み手:池戸 美香 時間:3分29秒 ある秋の一日、一匹の威張り屋のライオンが森の中で、お昼寝をしてゐる間に、大切な、日頃自慢のあごひげを、誰にとられたのか、それとも抜け落ちてしまつたのか、とにかく起きて、のどがかわいたので、水をのみに、ふら/\と川の方へ行く途中で熊に会ひますと熊は、ライオンをよく知つてゐるのに挨拶をしないので「熊君、なぜ、挨拶をしない? 失敬じやないか」といつた時に熊は、やつと気がついて「やあ、ライオン様でございましたか、昨日まで、お見受け致してゐた、あなたのあごひげがないので、ついお見それしたのです。御免下さい。」と答へましたので、ライオンは初めてひげがなくなつてゐることに気がついて、びつくりしたのです・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
251
【青空朗読】薬局 著者:織田 作之助 読み手:宮松 大輔 時間:2分28秒
薬局著者:織田 作之助 読み手:宮松 大輔 時間:2分28秒 その男は毎日ヒロポンの十管入を一箱宛買いに来て、顔色が土のようだった。十管入が品切れている時は三管入を三箱買うて行った。 敏子は釣銭を渡しながら、纒めて買えば毎日来る手間もはぶけるのにと思ったが、もともとヒロポンの様な劇薬性の昂奮剤を注射する男なぞ不合理にきまっている。然し敏子の化粧はなぜか煙草屋の娘の様に濃くなった。敏子は二十七歳、出戻って半年になる。 男の顔は来るたび痛々しく痩せて行った・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
250
【青空朗読】魔術 著者:芥川 龍之介 読み手:加茂野 一夫 時間:26分22秒
魔術著者:芥川 龍之介 読み手:加茂野 一夫 時間:26分22秒 ある時雨の降る晩のことです。私を乗せた人力車は、何度も大森界隈の険しい坂を上ったり下りたりして、やっと竹藪に囲まれた、小さな西洋館の前に梶棒を下しました。もう鼠色のペンキの剥げかかった、狭苦しい玄関には、車夫の出した提灯の明りで見ると、印度人マティラム・ミスラと日本字で書いた、これだけは新しい、瀬戸物の標札がかかっています。 マティラム・ミスラ君と云えば、もう皆さんの中にも、御存じの方が少くないかも知れません・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
249
【青空朗読】八ガ岳に追いかえされる 著者:梅崎 春生 読み手:水野 礼子 時間:9分41秒
八ガ岳に追いかえされる著者:梅崎 春生 読み手:水野 礼子 時間:9分41秒 八ガ岳登山を試みたのは、昨年の八月末のことで、メンバーは僕んとこ夫妻、遠藤周作夫妻、遠藤君の教え子のグラマー嬢たちが数人、それに斎藤さんと言う人で、この斎藤さんは土地の人で、案内役をして呉れることになった。 初めは八ガ岳に登る予定じゃなかったのである。八ガ岳麓の白駒ガ池という池に行く予定であった。足弱の遠藤君が脚に自信がないからと言ってそれに決め、皆もそのつもりで渋温泉に行き、そこで一泊した。 その晩、グラマーたちがクーデターを起こし、八ガ岳連峰の一つテング岳登頂を主張したのである・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
248
【青空朗読】正岡子規 著者:芥川 龍之介 読み手:福井 一恵 時間:4分23秒
正岡子規著者:芥川 龍之介 読み手:福井 一恵 時間:4分23秒 北原さん。「アルス新聞」に子規のことを書けと云ふ仰せは確に拝誦しました。子規のことは仰せを受けずとも書きたいと思つてゐるのですが、今は用の多い為に到底書い てゐる暇はありません。が、何でも書けと云はれるなら、子規に関する夏目先生や大塚先生の談片を紹介しませう。これは子規を愛する人人には間に合せの子規 論を聞かせられるよりも興味のあることと思ひますから・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
247
【青空朗読】夜光虫 著者:小泉 八雲/林田 清明 訳 読み手:宮崎 満 時間:8分23秒
夜光虫著者:小泉 八雲/林田 清明 訳 読み手:宮崎 満 時間:8分23秒 月なき無窮の夜空に、あまたの星がきらめいて、横たわる天の河も、ひときわさんざめいている。風は凪いでいるが、海はざわめいている。見渡せば、ざあと一 つまた一つ押し寄せて来る小浪が、皆火のように燦めいている。黄泉の国の美しさもこのようではなかろうかと思うばかりである。真に夢のようである。小浪の 浪間は漆黒であるが、波の穂は金色を帯びて浮び漂っている・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
246
【青空朗読】マグノリアの木 著者:宮沢 賢治 読み手:かわなみ のりこ 時間:12分59秒
マグノリアの木著者:宮沢 賢治 読み手:かわなみ のりこ 時間:12分59秒 霧がじめじめ降っていた。 諒安は、その霧の底をひとり、険しい山谷の、刻みを渉って行きました。 沓の底を半分踏み抜いてしまいながらそのいちばん高い処からいちばん暗い深いところへまたその谷の底から霧に吸いこまれた次の峯へと一生けんめい伝って行きました。 もしもほんの少しのはり合で霧を泳いで行くことができたら一つの峯から次の巌へずいぶん雑作もなく行けるのだが私はやっぱりこの意地悪い大きな彫刻の表面に沿ってけわしい処ではからだが燃えるようになり少しの平らなところではほっと息をつきながら地面を這わなければならないと諒安は思いました ・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
245
【青空朗読】約束 著者:夢野 久作 読み手:池戸 美香 時間:1分52秒
約束著者:夢野 久作 読み手:池戸 美香 時間:1分52秒 「ある人が橋の下で友達に会う約束をして待っていた。そのうちに雨が降って水がだんだん深くなって、その人の胸まで来た。けれどもその人は約束を守って立っていた。そのうちに水はいよいよ深くなって、その人の口の処まで来た。けれどもその人は動かなかった。そのうちに水は口から鼻から眼まで来て、とうとうその人は溺れ死んでしまった。だから約束を守るのはわるい事だ」 とある人が言いました。するとも一人の人がこう尋ねました。「橋の下で溺れ死ぬ約束をしたのじゃないだろう。その人に間違いなく会うために約束をしたのだから、ほかのよくわかる処で待っていたっていいじゃないか」 ・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
244
【青空朗読】まえがき(『真実に生きた女性たち』) 著者:宮本 百合子 読み手:谷岡 理香 時間:8分9秒
まえがき(『真実に生きた女性たち』)著者:宮本 百合子 読み手:谷岡 理香 時間:8分9秒 ここに、四人の婦人の物語がある。何年も前に書かれたこれらの物語をきょう、くりかえし読んでみて、深く深く心を動かされることは、人間社会の歴史は、何 とたゆむことなく前進しているであろうか、ということである。そして、生活は、何と堂々たる偽り得ないものであろうか、ということである。四人の女性の一 人一人の生きた姿は、歴史の鏡となって、私たちに偉大であった十九世紀と、更に経験によって聰明になろうとしている現世紀の意味とを感じさせる・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
243
【青空朗読】舞姫 著者:森 鴎外 読み手:藤田 利和 時間:1時間2分4秒
舞姫著者:森 鴎外 読み手:藤田 利和 時間:1時間2分4秒 石炭をば早や積み果てつ。中等室の卓のほとりはいと静にて、熾熱燈の光の晴れがましきも徒なり。今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは余一人のみなれば。 五年前の事なりしが、平生の望足りて、洋行の官命を蒙り、このセイゴンの港まで来(こ)し頃は、目に見るもの、耳に聞くもの、一つとして新ならぬはなく、筆に任せて書き記しつる紀行文日ごとに幾千言をかなしけむ、当時の新聞に載せられて、世の人にもてはやされしかど、今日になりておもへば、穉き思想、身の程知らぬ放言、さらぬも尋常の動植金石、さては風俗などをさへ珍しげにしるしゝを、心ある人はいかにか見けむ・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
242
【青空朗読】山羊の歌 汚れつちまつた悲しみに…… 著者:中原 中也 読み手:鈴木 佳子 時間:1分36秒
山羊の歌 汚れつちまつた悲しみに……著者:中原 中也 読み手:鈴木 佳子 時間:1分36秒汚れつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる汚れつちまつた悲しみに今日も風さへ吹きすぎる汚れつちまつた悲しみはたとへば狐の革裘汚れつちまつた悲しみは小雪のかかつてちぢこまる汚れつちまつた悲しみはなにのぞむなくねがふなく汚れつちまつた悲しみは倦怠のうちに死を夢む汚れつちまつた悲しみにいたいたしくも怖気づき汚れつちまつた悲しみになすところもなく日は暮れる……【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
241
【青空朗読】山羊の歌 雪の宵 著者:中原 中也 読み手:松岡 初子 時間:1分33秒
山羊の歌 雪の宵著者:中原 中也 読み手:松岡 初子 時間:1分33秒青いソフトに降る雪は 過ぎしその手か囁きか 白秋ホテルの屋根に降る雪は過ぎしその手か、囁きか ふかふか煙突煙吐いて、 赤い火の粉も刎ね上る。今夜み空はまつ暗で、暗い空から降る雪は…… ほんに別れたあのをんな、 いまごろどうしてゐるのやら。ほんにわかれたあのをんな、いまに帰つてくるのやら 徐かに私は酒のんで 悔と悔とに身もそぞろ。しづかにしづかに酒のんでいとしおもひにそそらるる…… ホテルの屋根に降る雪は 過ぎしその手か、囁きかふかふか煙突煙吐いて赤い火の粉も刎ね上る。【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
240
【青空朗読】山羊の歌 サーカス 著者:中原 中也 読み手:松岡 初子 時間:1分40秒
山羊の歌 サーカス著者:中原 中也 読み手:松岡 初子 時間:1分40秒幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました幾時代かがありまして 今夜此処での一と殷盛り 今夜此処での一と殷盛りサーカス小屋は高い梁 そこに一つのブランコだ見えるともないブランコだ頭倒さに手を垂れて 汚れ木綿の屋蓋のもとゆあーん ゆよーん ゆやゆよんそれの近くの白い灯が 安値いリボンと息を吐き観客様はみな鰯 咽喉が鳴ります牡蠣殻とゆあーん ゆよーん ゆやゆよん 屋外は真ッ闇 闇の闇 夜は劫々と更けまする 落下傘奴のノスタルヂアと ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
239
【青空朗読】山羊の歌 生ひ立ちの歌 著者:中原 中也 読み手:松岡 初子 時間:2分17秒
山羊の歌 生ひ立ちの歌著者:中原 中也 読み手:松岡 初子 時間:2分17秒 Ⅰ 幼年時私の上に降る雪は真綿のやうでありました 少年時私の上に降る雪は霙のやうでありました 十七―十九私の上に降る雪は霰のやうに散りました 二十―二十二私の上に降る雪は雹であるかと思はれた 二十三私の上に降る雪はひどい吹雪とみえました 二十四私の上に降る雪はいとしめやかになりました・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
238
【青空朗読】迷子 著者:泉 鏡花 読み手:堀口 直子 時間:9分21秒
迷子著者:泉 鏡花 読み手:堀口 直子 時間:9分21秒 お孝が買物に出掛ける道だ。中里町から寺町へ行かうとする突當の交番に人だかりがして居るので通過ぎてから小戻をして、立停つて、少し離れた處で振返つて見た。 ちやうど今雨が晴れたんだけれど、蛇の目の傘を半開にして、うつくしい顏をかくして立つて居る。足駄の緒が少し弛んで居るので、足許を氣にして、踏揃へて、袖の下へ風呂敷を入れて、胸をおさへて、顏だけ振向けて見て居るので。大方女の身でそんなもの見るのが氣恥かしいのであらう。 ことの起原といふのは、醉漢でも、喧嘩でもない、意趣斬でも、竊盜でも、掏賊でもない。六ツばかりの可愛いのが迷兒になつた・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
237
【青空朗読】働く町 著者:夢野 久作 読み手:水野 久美子 時間:1分26秒
働く町著者:夢野 久作 読み手:水野 久美子 時間:1分26秒 ある国で第一番の上手というお医者さんが、ある町に招かれて来ました。お医者さんは町に着くと直ぐ、「ここの人はどうして一日を過ごしていますか」 と尋ねました。 町の人はこう答えました。「別に変った生活もしませんが、私達は日の出前に起床し、日が暮れて床に就き、明るいうちはせっせと働いて日を送っています。又餓じい時はお腹を一パイにするだけ御飯を食べます」 と答えました。 お医者さんは、「それでは私はここにおっても仕事がありません。そんな生活をする人達はいつも健全で医者の厄介になる事がありませんから」 と言ってさっさとここを立ち去りました。【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
236
【青空朗読】夏の葬列 著者:山川 方夫 読み手:野中 美木子 時間:19分17秒
夏の葬列著者:山川 方夫 読み手:野中 美木子 時間:19分17秒 海岸の小さな町の駅に下りて、彼は、しばらくはものめずらしげにあたりを眺めていた。駅前の風景はすっかり変っていた。アーケードのついた明るいマーケットふうの通りができ、その道路も、固く鋪装されてしまっている。はだしのまま、砂利の多いこの道を駈けて通学させられた小学生の頃の自分を、急になまなましく彼は思い出した。あれは、戦争の末期だった。彼はいわゆる疎開児童として、この町にまる三カ月ほど住んでいたのだった。――あれ以来、おれは一度もこの町をたずねたことがない。その自分が、いまは大学を出、就職をし、一人前の出張がえりのサラリーマンの一人として、この町に来ている・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
235
【青空朗読】走れメロス 著者:太宰 治 読み手:阿部 利恵子 時間:43分33秒
走れメロス著者:太宰 治 読み手:阿部 利恵子 時間:43分33秒 メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此のシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿として迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。メロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
234
【青空朗読】泣き虫の小ぐまさん 著者:村山 籌子 読み手:ちくわさん 時間:3分28秒
泣き虫の小ぐまさん著者:村山 籌子 読み手:ちくわさん 時間:3分28秒 小ぐまさんは大変泣き虫でした。朝から晩まで、泣いてばかりゐました。 ある朝、目を覚まして、お床のなかでじつとしてゐますと、ふいに、鳥小屋のにはとりが「コケコツコー。」となきました。それをきいて、小ぐまさんは、つい、貰ひ泣きをしました。が、気がついて見ると、自分ながら、あまり馬鹿々々しいので、かう決心しました。「にはとりのくせに、なくなんて生いきだ。」 そして、鳥を野原の真中へもつて行つて、逃してしまひました。それからといふものは、いままで、毎朝食べてゐた、おいしい卵を食べることが出来ないので、小ぐまさんは、一日五十匁づゝ、やせてゆきました。 或る時、いつもなる、時計が、時を打ち初めましたが、あひにくと、十二打ちました。がまんのならない、長さです。それで、小ぐまさんはいやになつて泣きだしました・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
233
【青空朗読】恥 著者:太宰 治 読み手:水谷 ケイコ 時間:30分19秒
恥著者:太宰 治 読み手:水谷 ケイコ 時間:30分19秒 菊子さん。恥をかいちゃったわよ。ひどい恥をかきました。顔から火が出る、などの形容はなまぬるい。草原をころげ廻って、わあっと叫びたい、と言っても未だ足りない。サムエル後書にありました。「タマル、灰を其の首に蒙り、着たる振袖を裂き、手を首にのせて、呼わりつつ去ゆけり」可愛そうな妹タマル。わかい女は、恥ずかしくてどうにもならなくなった時には、本当に頭から灰でもかぶって泣いてみたい気持になるわねえ。タマルの気持がわかります。 菊子さん。やっぱり、あなたのおっしゃったとおりだったわ。小説家なんて、人の屑よ。いいえ、鬼です。ひどいんです。私は、大恥かいちゃった・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
232
【青空朗読】中原中也君の印象 著者:萩原 朔太郎 読み手:土屋 由美子 時間:4分17秒
中原中也君の印象著者:萩原 朔太郎 読み手:土屋 由美子 時間:4分17秒 中原君の詩はよく讀んだが、個人としては極めて淺い知合だつた。前後を通じて僅か三囘しか逢つて居ない。それも公會の席のことで、打ちとけて話したことはなかつた。ただ最後に「四季」の會で逢つた時だけは、いくらか落付いて話をした。その時中原君は、強度の神經衰弱で弱つてることを告白し、不斷に強迫觀念で苦しんでることを訴へた。話を聞くと僕も同じやうな病症なので、大に同情して慰め合つたが、それが中原君の印象に殘つたらしく、最近白水社から出した僕の本の批評に、僕の人物を評して「文學的苦勞人」と書いてる・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
231
【青空朗読】橋 著者:岡本 かの子 読み手:成 文佳 時間:8分38秒
橋著者:岡本 かの子 読み手:成 文佳 時間:8分38秒 こどものときから妙に橋というものが好きだった。こちらの岸からあちらの岸へ人工の仕掛けで渡って行ける。そういった人間の原始的功利の考えがこどもの好奇心の頭を擡げさせやすいのかとも考える。しかしそれならなんの履物ででもあれ、その上を渡りさえすれば気が済む筈である。だが私の場合は違っていた。どの橋でも真新らしい日和下駄の前を橋板に突き当てて、こんと音をさせ、その拍子に後歯を橋板に落してからりと鳴らす必要があった。 こん からり 足を踏み違えて橋詰から橋詰までこの音のリズムを続け通させるときは、ほんとにお腹の底から橋を渡った気がして、そこでぴょんぴょん跳ねて悦んだ・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
230
【青空朗読】仲のわるい姉妹 著者:野口 雨情 読み手:小川 幸香 時間:8分6秒
仲のわるい姉妹著者:野口 雨情 読み手:小川 幸香 時間:8分6秒 ある村に、お杉とお紺と云ふ仲の悪い二人の姉妹(きやうだい)がありました。お母さんは、二人の仲がよくなるやうにと、いつも、心配をしてをりました。 ある晩方、つひ見たことのない、七八つ位のお芥子坊主が庭へ来て、姉のお杉 妹のお紺仲が悪くば 山の神様の椋鳥さまに お頼みなされと、山の方を指さし指さし謡つてをりました。お母さんは、不思議に思つて、庭に出て行きますと、お芥子坊主は裏の橋を渡つ て逃げて行つてしまひました。お芥子坊主は、その次の晩方も、次の次の晩方も、同じやうに庭へ来て謡ひました。お母さんが出て行くと、いつも橋を渡つて逃 げてゆくのでした・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
229
【青空朗読】函館八景 著者:亀井 勝一郎 読み手:福井 慎二 時間:23分24秒
函館八景著者:亀井 勝一郎 読み手:福井 慎二 時間:23分24秒 連絡船に乗つて函館へ近づくと、恵山につらなる丘の上に、白堊の塔のある赤い煉瓦造りの建物が霞んでみえる。トラピスト女子修道院である。やがて函館山をめぐつて湾へ入りかけると、松前の山々につらなる丘の上に、やはり赤煉瓦造の建物と牧場がみえる。これは当別のトラピスト男子修道院である。函館の町を中心にこの二つの修道院をつなぐ半径内が、幼少年時代の私の散歩区域であつた。思ひ出すまゝに、私は最も美しいと思はれた八つの風景を選んでみよう。題して「函館八景」といふ。これは行きずりの旅人にはわからない、函館に住んでみて、はじめて成程と肯れる風景のみである・・・ページを【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
-
228
【青空朗読】長い名 著者:楠山 正雄 読み手:まあき、マナミン、ジョン酒巻 時間:6分7秒
長い名著者:楠山 正雄 読み手:まあき、マナミン、ジョン酒巻 時間:6分7秒 一 ちょんきりのちょんさんのほんとうの名をだれも知りませんでした。何でも亡くなったこの子のおかあさんが、この子の運がいいように何かいい名前をつけようと、三日三晩考えぬいて、病気になって、いよいよ目をつぶるというときに、かすかな声で、「ああ、やっと考えつきました。この子の名はちょん。」 といいかけたなり、もう口が利けなくなってしまったのです。そこでみんなはしかたがないので、「ちょん」きりで、名前が切れて無くなってしまったというので、「ちょんきりのちょんさん」とあだ名を呼ぶようになりました。そのあだ名がほんとうの名前になって、いつまでたっても、その子はちょんきりのちょんさんでした。 しばらくたって、ちょんきりのちょんさんのおとうさんが、二度めのおかあさんをもらいました・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
No matches for "" in this podcast's transcripts.
No topics indexed yet for this podcast.
Loading reviews...
Loading similar podcasts...