上野誠の万葉歌ごよみ

PODCAST · society

上野誠の万葉歌ごよみ

柔らかな語り口が評判の奈良大学教授・上野誠さんが、万葉歌を毎週一首ご紹介していきます。歌に織り込まれた、自然・暮らし・恋愛の機微をお楽しみください。

  1. 973

    【2026年5月9日 放送分】

    安積山影さへ見ゆる山の井の 浅き心を わが思はなくに

  2. 972

    【2026年5月2日 放送分】

    春の野の下草なびき われも寄り にほひ寄りなむ 友のまにまに

  3. 971

    【2026年4月25日 放送分】

    恐みと告らずありしをみ越路の手向に立ちて妹が名告りつ

  4. 970

    【2026年4月18日 放送分】

    君が行く道の長手を繰り畳ね焼きほろぼさむ天の火もがも

  5. 969

    【2026年4月11日 放送分】

    大伴の三津の泊に船泊てて竜田の山を何時か越え行かむ

  6. 968

    【2026年4月4日 放送分】

    旅にても喪なく早来と我妹子が結びし紐はなれにけるかも

  7. 967

    【2026年3月28日 放送分】

    天離る鄙にも月は照れれども 妹ぞ遠くは 別れ来にける

  8. 966

    【2026年3月21日 放送分】

    新羅へか家にか帰る壱岐の島行かむたどきも思ひかねつも

  9. 965

    【2026年3月14日 放送分】

    世の中は常かくのみと 別れぬる君にやもとな 吾が恋ひ行かむ

  10. 964

    【2026年3月7日 放送分】

    草枕旅を苦しみ恋ひをれば 可也の山辺に さ雄鹿鳴くも

  11. 963

    【2026年2月28日 放送分】

    可之布江に鶴鳴き渡る志賀の浦に沖つ白波立ちし来らしも

  12. 962

    【2026年2月21日 放送分】

    鴨じもの浮寝をすれば 蜷の腸か黒き髪に 露ぞ置きにける

  13. 961

    【2026年2月14日 放送分】

    これやこの名に負ふ鳴門の渦潮に玉藻刈るとふ海人をとめども

  14. 960

    【2026年2月7日 放送分】

    山の端に月かたぶけば 漁する海人の燈火沖になづさふ

  15. 959

    【2026年1月31日 放送分】

    沖つ風 いたく吹きせば 我妹子が嘆の霧に 飽かましものを

  16. 958

    【2026年1月24日 放送分】

    わが故に妹嘆くらし 風速の浦の沖辺に 霧たなびけり

  17. 957

    【2026年1月17日 放送分】

    あをによし奈良の都に行く人もがも 草枕旅行く船の泊告げむに

  18. 956

    【2026年1月10日 放送分】

    あをによし 奈良の都にたなびける 天の白雲見れど飽かぬかも

  19. 955

    【2026年1月3日 放送分】

    初春の初子の今日の玉箒手に取るからにゆらく玉の緒

  20. 954

    【2025年12月27日 放送分】

    志賀の海人の 一日もおちず焼く塩の辛き恋をも吾はするかも

  21. 953

    【2025年12月20日 放送分】

    天離る鄙の長路を恋ひ来れば 明石の門より 家のあたり見ゆ

  22. 952

    【2025年12月13日 放送分】

    君が行く海辺の宿に霧立たば 吾が立ち嘆く息と知りませ

  23. 951

    【2025年12月6日 放送分】

    置きて行かば妹ばまかなし待ちて行く梓の弓の弓束にもがも

  24. 950

    【2025年11月29日 放送分】

    烏とふ大をそ鳥のまさでにも来まさぬ君を此ろ来とぞ鳴く

  25. 949

    【2025年11月22日 放送分】

    人妻とあぜかそを言はむ しからばか隣の衣を借りて着なはも

  26. 948

    【2025年11月15日 放送分】

    誰ぞこの屋の戸押そぶる新嘗に わが背を遣りて斎ふこの戸を

  27. 947

    【2025年11月8日 放送分】

    うち日さす 宮のわが背は 大和女の膝枕くごとに 吾を忘らすな

  28. 946

    【2025年11月1日 放送分】

    筑紫なる にほふ子ゆゑに陸奥の 香取をとめの 結ひし紐解く

  29. 945

    【2025年10月25日 放送分】

    信濃なる千曲の川の細石も 君し踏みてば 玉と拾はむ

  30. 944

    【2025年10月18日 放送分】

    多摩川に晒す手作りさらさらに 何ぞこの子のここだかなしき

  31. 943

    【2025年10月11日 放送分】

    足柄の箱根の山に粟蒔きて 実とはなれるを 会はなくもあやし

  32. 942

    【2025年10月4日 放送分】

    富士の嶺のいや遠長き山路をも 妹がりとへば 日に及ばず来ぬ

  33. 941

    【2025年9月27日 放送分】

    筑波嶺に雪かも降らる 否をかも かなしき子ろが 布干さるかも

  34. 940

    【2025年9月20日 放送分】

    信濃なる須賀の荒野に ほととぎす鳴く声聞けば 時すぎにけり

  35. 939

    【2025年9月13日 放送分】

    泉川渡瀬深み わが夫子が 旅行き衣 ひづちなむかも

  36. 938

    【2025年9月6日 放送分】

    天地の神をもわれは祈りてき 恋とふものは さね止まずけり

  37. 937

    【2025年8月30日 放送分】

    今さらに恋ふとも君に会はめやも 寝る夜を落ちず 夢に見えこそ

  38. 936

    【2025年8月23日 放送分】

    わがこころ焼くもわれなり はしきやし 君に恋ふるもわが心から

  39. 935

    【2025年8月16日 放送分】

    二つなき恋をしすれば 常の帯を 三重結ぶべく わが身はなりぬ

  40. 934

    【2025年8月9日 放送分】

    衣手葦毛の馬の いばゆる声こころあれかも 常ゆ 異に鳴く

  41. 933

    【2025年8月2日 放送分】

    端垣の久しき時ゆ 恋すればわが帯緩ふ 朝夕ごとに

  42. 932

    【2025年7月26日 放送分】

    磯城島の大和の国は 言霊の助くる国ぞ 真幸くありこそ

  43. 931

    【2025年7月19日 放送分】

    磯城島の国に あなたのような人が二人いると思っていたら どうして嘆くことなどありましょうか

  44. 930

    【2025年7月12日 放送分】

    天なるや月日のごとく 吾が思へる君が 日にけに老ゆらく惜しも

  45. 929

    【2025年7月5日 放送分】

    逢坂をうち出でて見れば 近江の海 白木綿花に波立ち渡る

  46. 928

    【2025年6月28日 放送分】

    月日は変はらひぬとも 久に経る 三諸の山の離宮所

  47. 927

    【2025年6月21日 放送分】

    あしひきの片山雉 立ち行かむ君に後れて 現しつけめやも

  48. 926

    【2025年6月14日 放送分】

    筑紫路の荒磯の玉藻刈るとかも 君は久しく 待てど来まさぬ

  49. 925

    【2025年6月7日 放送分】

    住之江の岸に向へる淡路島 あはれと君を言はぬ日はなし

  50. 924

    【2025年5月31日 放送分】

    草枕旅行く君を人目多み 袖振らずして あまた悔しも

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