TRIGGER NOTE

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TRIGGER NOTE

映画、本、記事、あるいは日常のふとした出来事。 私たちの心を動かした「きっかけ(Trigger)」を、出演者の下田と朝倉がじっくり咀嚼し、自分たちの言葉で書き留めていく(Note)ポッドキャストです。ひとつのコンテンツから、思考はどこまで広がっていくのか。 正解のない問いを楽しみ、自分たちの現在地を確認するような対話の記録をお届けします。

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    #7 休日に「テーマ」を求めてしまう病と、ありのままを受け入れる場所の探し方

    今回の対話のきっかけは、休日の遊びや旅行に「テーマ」を設けないと心から楽しめなくなってきている、というパーソナルな気づきでした。ノープランで行き当たりばったりの「偶発性」を楽しむのか。それとも、美術館からカフェへの流れまで徹底的にこだわった「編集された体験」をつくるのか。世間一般のクリスマスパーティーのような「借り物のイベント」への違和感とも重ねながら、大人になるにつれて、「純粋に楽しむ」ことのハードルが上がっているのではないか、という話になりました。対話はさらに深まり、やがて下田自身が「自分の好きなものを好き」と素直に表現できなくなってしまった原体験へと話は移っていきます。学校や部活動といった閉じた環境の中で、他者からの拒絶を恐れ、本心を隠して道化を演じてしまった記憶。でも、環境が変われば、ありのままを受け入れてくれる場所はきっとある。他者の目を気にして殻に閉じこもるのか、それとも傷つくことを恐れず、自分の「好き」に向かっていくのか。面倒くささや人間関係の葛藤と向き合いながら、一歩踏み出すための「自分を好きになる勇気」について考える、少しセラピーのようなエピソードです。

  2. 7

    #6 休むのが下手な大人の話 〜「何もしない」が許せない私たちの病〜

    今回の対話のきっかけは、SNSのおすすめで偶然流れてきた「休むのが下手な大人の話」という記事でした。休日はソファに寝転び、スマホで動画やSNSをだらだら眺めて過ごす。私たちはそれで「休んだつもり」になっていますが、実は脳も心もあまり休めていないのではないか——そんな疑問から話が始まります。睡眠をとれば回復する「肉体的な疲れ」とは違い、厄介なのが「精神的な疲れ」。仕事はもちろん、プライベートの人間関係や日々の家事まで、私たちは常に何かしらの「責任」や「やるべきこと」に追われ続けています。さらに、空いた時間さえも自己成長のために使おうとして、「何もしない時間」を自分に許せなくなっているのが現代人の姿なのかもしれません。常に情報とつながり続ける生活の中で、完全にスイッチを切り、他人の目や正しさを忘れて「動物的に生きる時間」を、私たちは失ってはいないでしょうか。日常から物理的に離れる離島への旅や、思い切ってすべてを手放す勇気。終わりのないプレッシャーや効率化の波の中で見失いかけている、大人にとっての「本当の休息(積極的休養)」について考えるエピソードです。

  3. 6

    #5 「分かりやすさ」が私たちから奪うもの――映画『怪物』が突きつける問い

    今回の対話のきっかけは、是枝裕和監督の映画『怪物』でした。最初はセンセーショナルな雰囲気を敬遠していたものの、ふと見てみると、数日間引きずるほどの衝撃を受けたという体験から話は始まります。「いじめ」や「同性愛」といった分かりやすい言葉。私たちは、そうした「ラベル」を貼ることで、複雑な出来事を簡単に理解した気になっていないでしょうか? 作品の展開を追いながら、大人たちが自分の価値観で物事を決めつけ、当事者である子供たちの本当の気持ちが置き去りにされていく危うさについて語り合いました。何でも分かりやすく説明される今の世の中、私たちは感情や人間関係にまで無理やり「正解」や「名前」をつけて、本当に大切なものを壊してしまっているのかもしれません。 誰もが自分の「メガネ」を通してしか世界を見られない中で、私たち自身が無意識のうちに誰かを追い詰め、社会の「怪物」を作り上げていないでしょうか?言葉の枠に収まらない「ありのまま」の感情や関係性をどう受け止めるのか。私たちの認識の限界と、その先にある希望について考えるエピソードです

  4. 5

    #4 背景で味を決めるな。情報にあふれる現代で「自分の地図」を持つ方法

    今回の対話のきっかけは、テレビ番組『ジョブチューン』でした。料理を評価する前に、「どんな素材を使っているのか」や「どんな企業努力があるのか」といった背景を先に知る。その流れに、ふと違和感を覚えたところから話が始まります。口コミの星の数や、ブランドのロゴ。そうした分かりやすい“評価”を先に知ることで、私たちは自分の感覚で味わう前に、どこかで「正解」を探してしまっているのかもしれません。情報が多すぎる今の時代。「美味しい」や「好き」といった感覚でさえ、気づかないうちに他人の評価に影響されている気がします。服でも、コーヒーでも、自分の「好き」はすぐに見つかるものではなくて、試したり、失敗したりしながら、少しずつ分かっていくもの。情報に流されるのではなく、自分の感覚で選ぶこと。そんな「自分の地図」をどうやって持っていくのかについて、ゆるく話しています。

  5. 4

    #3 目標を持たない方がいい?「大いなる目標」という幻想と、今を楽しむ生き方

    今回の対話のきっかけは、霧に包まれた「硫黄岳」への登山と、あるAI研究者の著書『目標という幻想』でした。「人生には大きな目標が必要だ」と思い、空から何かが降ってくるのを待ち続けていた35年間。しかし、悪天候の中で偶然出会った絶景は、目標を持たずに「無防備」でいることの豊かさを教えてくれました。私たちはよく、お店に行く前にGoogleマップで料理の写真を確認してしまいます。しかしそれは、食事を楽しむことではなく、情報の「答え合わせ」になってはいないでしょうか。未来の成功のために現在を「手段」として消費するのか。それとも、目の前の「踏み石」を楽しみながら、未知の場所へと進んでいくのか。効率や計画性が重視される現代だからこそ、あえて地図を持たずに歩く「人生の楽しみ方」について見つめ直すエピソードです。

  6. 3

    #2 コンテンツにおける「余白」と、失われゆく「自分」

    今回の対話のきっかけは、映画『国宝』でした。映像も役者も素晴らしいのに、心理描写から時系列まですべてを説明されてしまうことに感じた「物足りなさ」から話は始まります。解釈を観客に委ねる映画『怒り』や、結果を描かずに過程を見せる漫画『100M(ひゃくえむ)』。これらの作品と比較しながら、すべてが分かりやすく提示されるコンテンツが、私たちの「想像する力」をどう奪っていくのかを語り合いました。 TikTokのように1秒で答えが出るコンテンツに慣れきった私たちは、感情すらも「正解」を求めていないでしょうか?AIが自分だけに最適化された世界を見せてくれる未来、人は他者との共有を失い、「精神的な引きこもり」になるのかもしれません。 情報の海でただ流されるのか、自分で選んで進むのか。便利さの中で手放しかけている「人生の主導権」について考えるエピソードです。

  7. 2

    #1 運動をすると本当に「明るく」なるのか?身体の解像度を上げるランニングの魔法

    「最近、運動を始めました」。下田のそんな一言から始まった第1話。きっかけは、YouTubeのAマッソ加納のキウイチャンネル(三宅香帆さんゲスト回)で語られていた「運動している人は明るい」という説。 半信半疑でランニングを始めた下田が、10日を超えたあたりで感じた驚きの変化とは?さらに、フルマラソンを4時間切りで走る朝倉が語る「身体の解像度」という視点。 デスクワーク中心で「HD(ハイビジョン)」のように平坦になっていた日常の感覚が、一歩外へ踏み出すだけで「4K、8K」の鮮烈な刺激へと変わっていくーー。単なる健康習慣の枠を超え、自分の身体を主体的に「操縦」する楽しさや、世界の見え方が変わる瞬間について深く語り合います。

  8. 1

    #0 TRIGGER NOTEを始めるきっかけ 〜オートパイロットな日常を破壊する思考のアウトプット〜

    記念すべき第0回は、ポッドキャストを立ち上げた経緯と、この番組で何を目指すのかについて語ります。発起人の下田は、年末年始に「自分の考えを話し、新しい考えを聞く場」を作りたいと考え、友人の朝倉を誘いました。テキストや動画ではなく「声」を選んだ理由は、思考の発散や表現の場として、今まさに必要だと感じたからです。今回のキーワードは「コンクリートの破壊」。 30代半ばを迎え、日々の生活が「オートパイロット」のように自動化し、自身が凝り固まっていると感じていた下田は、そのコンクリート化した現状を打破するために「何事もやってみる」ことを今年のテーマに掲げました。単なる友人の雑談ではなく、映画や本、日々の出来事などの「コンテンツ(インプット)」を起点に、互いの視点を深掘りしていくスタイルでお届けします。2026年のポッドキャスト・アワードを狙う野望と共に、まずは2人の会話の相互作用をお楽しみください。

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