EPISODE · Mar 2, 2026 · 16 MIN
#017風に吹かれて
from Masaru↽szk(マサルスズク)の つりざんまい ディープダイブ · host マサル
風林火山なのに、風にならなくていい武田信玄の軍旗「風林火山」。本来は、勝つための行動指針。けれどこの歌は、その勇ましい言葉をいったん解体して、現代を生きる一人の心の状態へと翻訳していく。早すぎる風に背中を押される日。立ち止まる林で息を整える日。燃える火を見て、怖なった夜。そして、山みたいにただそこにおる日。「風になれん日があってええ」「火を起こさん夜があってもええ」強さだけを掲げるんやなく、弱さや停滞まで包み込むことで、逆説的に“揺るがん強さ”を作っていく。さらに伊予弁が、この大きなテーマをよそ行きの人生論にせず、**土地の体温を持つ“ほんまの言葉”**として届けてくれる。最後に残るのは、旗印や正解やない。「今日はどう生きるか」そして、答えは外に探すんやなく――「自分が知っとるけん」 という内側の覚悟。風林火山を超えて、“今日の一歩”へ戻ってくる歌です。
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