EPISODE · May 8, 2026 · 18 MIN
#084音楽になったけん|伊予弁の ベートーヴェン が静寂の中で見つけた「ほんまの音」
from Masaru↽szk(マサルスズク)の つりざんまい ディープダイブ · host マサル
聴力を失った音楽家は、沈黙の中で何を聴いていたのか。この回では、伊予弁で語られる楽曲「音楽になったけん」を手がかりに、喪失がどのように受容へと反転し、人生そのものが音楽へと変わっていくのかを、対話形式で深く読み解いていきます。外の音がすべて消えた世界。そこで彼は初めて、「頭の奥で鳴っとる音」に耳を澄まし続けるようになります。この物語は、勝利や栄光の伝記ではありません。伊予弁の素朴な語りと、ミニマルなピアノが、ベートーヴェンを“歴史上の偉人”から解き放ち、孤独や迷いを抱えた隣におる一人の人間として浮かび上がらせます。憧れた星(モーツァルト)には届かんかった。けれど、「美しさやない、勝利やない。それでも鳴り続けるもの」――その正体に触れたとき、歓喜は「喜び」ではなく、絶望の底でそれでも手を伸ばし続ける意志として再定義されます。そして最後に辿り着く、静かな結論。「わしは、音楽になったけん。」完成よりも余白を。説明よりも沈黙を。このエピソードは、聴き手それぞれの心の中で“最後の音の続きを聴いてもらう”ための、深く、静かな問いかけです。
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#084音楽になったけん|伊予弁の ベートーヴェン が静寂の中で見つけた「ほんまの音」
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