EPISODE · Oct 21, 2021 · 6 MIN
#136 恐怖の体験、送ってやるよ【2021/10/22】
from TAXMANIA55のラジオ · host Takeshi Hosokawa
#136 恐怖の体験、送ってやるよ【2021/10/22】 丁度、30年前ぐらいだろうか(実話)。 石さん、N会長と一緒に夢乃家(ゆめのや)で飲んでいると話が弾み、1時を過ぎてしまった。 さあ、そろそろ帰ろうかという段になって、N会長があきらさんに、「今日は頼んだよ」と言い、あきらさんも「あいよ」と答えた。その頃は、N会長はつけで飲んでいて、TAXMANIA55 と石さんの分もN会長が払ってくれていると思っていたのだが、どうも違ったらしいことが後日分かる。 恐怖の体験はそれからである。N会長が「送ってやるよ」と言いだしたのだ。石さんもアキラさんも聞こえないふりをしている。 N会長「送ってやるよ。」 TAXMANIA55 「いや、いいです。」 N会長「送ってやるから。」 TAXMANIA55 「いや、勘弁して下さい。」 N会長「送る、き・ま・り。」 TAXMANIA55 「・・・・・・・・」 これ以上は逆らえない。「逆らうとまずいぞ。」と石さんとアキラさんが目でサインを送ってきた。 グデングデンに酔っぱらったN会長の運転で、木場からTAXMANIA55の自宅まで送ってもらうことになった。N会長、ゆっくりとしたスピードで自分の軽トラックを運転していく。いつも利用する裏道のようだ。 ところがである。もう、夜中の1時だというのに、何と運の悪いことにパトカーと遭遇してしまったのである。 さあ、大変だ。あじゃああああ、こりゃまずいことになったとTAXMANIA55は酔いが一気に醒めた。「ああ、このままN会長は確実に連行されるな、現行犯逮捕だ。俺も、ただでは済まないな。」と思ったからである。 警察官が2人、パトカーから降りて近づいてくる。N会長が助手席にいるTAXMANIA55をにらみつけてこう言った。「お前は一切しゃべるなよ。正面を向いていろ。」 警官の1人が車に近づき「免許証を見せて下さい」と言った。N会長、慌てず騒がず一言、「お勤め、御苦労様です。」 相手を威嚇する、怒号に近い野太い声であった。 年配の警察官が、警官に何事かささやいた。そうすると、「免許証を見せて下さい」と言った若い警官は笑ったような泣いたような顔になって「気をつけてお帰り下さい」と言うと、そのままきびすを返してパトカーに乗り込み、2人ともそのまま立ち去ってしまったのである。 「行っちゃったよ!」「何でだあ?」と膝がガクガク震えているTAXMANIA55がN会長に尋ねると、N会長、ダッッシュボードからワンカップを取り出すやいなや、ふたを開け、一気に飲み干してこう言ったのである。「俺は、車の座席に座って酒を飲んだだけだろ?エンジンもちゃんと切ってある。お前が証人だ。お前はそれがよく分かってる。そして、あいつらもそれが良く分かってるんだよ。」 N会長、窮地に追い込まれると、いつもこの手を使って難を逃れていたのである。それを知っている警官らは見て見ぬふりをしたのだった。今なら大問題だろう。 漫才のおちのような話であるが、本当の話である。
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#136 恐怖の体験、送ってやるよ【2021/10/22】 丁度、30年前ぐらいだろうか(実話)。 石さん、N会長と一緒に夢乃家(ゆめのや)で飲んでいると話が弾み、1時を過ぎてしまった。 さあ、そろそろ帰ろうかという段になって、N会長があきらさんに、「今日は頼んだよ」と言い、あきらさんも「あいよ」と答えた。その頃は、N会長はつけで飲んでいて、TAXMANIA55 と石さんの分もN会長が払ってくれていると思っていたのだが、どうも違ったらしいことが後日分かる。 恐怖の体験はそれからである。N会長が「送ってやるよ」と言いだしたのだ。石さんもアキラさんも聞こえないふりをしている。 N会長「送ってやるよ。」 TAXMANIA55 「いや、いいです。」 N会長「送ってやるから。」 TAXMANIA55 「いや、勘弁して下さい。」 N会長「送る、き・ま・り。」 TAXMANIA55 「・・・・・・・・」 これ以上は逆らえない。「逆らうとまずいぞ。」と石さんとアキラさんが目でサインを送ってきた。 グデングデンに酔っぱらったN会長の運転で、木場からTAXMANIA55の自宅まで送ってもらうことになった。N会長、ゆっくりとしたスピードで自分の軽トラックを運転していく。いつも利用する裏道のようだ。 ところがである。もう、夜中の1時だというのに、何と運の悪いことにパトカーと遭遇してしまったのである。 さあ、大変だ。あじゃああああ、こりゃまずいことになったとTAXMANIA55は酔いが一気に醒めた。「ああ、このままN会長は確実に連行されるな、現行犯逮捕だ。俺も、ただでは済まないな。」と思ったからである。 警察官が2人、パトカーから降りて近づいてくる。N会長が助手席にいるTAXMANIA55をにらみつけてこう言った。「お前は一切しゃべるなよ。正面を向いていろ。」 警官の1人が車に近づき「免許証を見せて下さい」と言った。N会長、慌てず騒がず一言、「お勤め、御苦労様です。」 相手を威嚇する、怒号に近い野太い声であった。 年配の警察官が、警官に何事かささやいた。そうすると、「免許証を見せて下さい」と言った若い警官は笑ったような泣いたような顔になって「気をつけてお帰り下さい」と言うと、そのままきびすを返してパトカーに乗り込み、2人ともそのまま立ち去ってしまったのである。 「行っちゃったよ!」「何でだあ?」と膝がガクガク震えているTAXMANIA55がN会長に尋ねると、N会長、ダッッシュボードからワンカップを取り出すやいなや、ふたを開け、一気に飲み干してこう言ったのである。「俺は、車の座席に座って酒を飲んだだけだろ?エンジンもちゃんと切ってある。お前が証人だ。お前はそれがよく分かってる。そして、あいつらもそれが良く分かってるんだよ。」 N会長、窮地に追い込まれると、いつもこの手を使って難を逃れていたのである。それを知っている警官らは見て見ぬふりをしたのだった。今なら大問題だろう。 漫才のおちのような話であるが、本当の話である。
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