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EPISODE · Apr 17, 2026 · 27 MIN

#143 AIは人間の「思考力」を奪うのか?【補講・前編】

from 日暮里ゼミナール · host 加納エミリ・JillLamm

こちらは日暮里ゼミナールの補講の第71回となる#143です。 本議題を提案したユスカルです。最近、原稿を書いていて言葉に詰まると、ついAIに頼りたくなってしまう瞬間が増えました。 今回のテーマは、我々のような下請け労働者の根幹を揺るがしかねない「AI(人工知能)との付き合い方」についてです。 すでに日常的にAIを活用し、有料プランまで使い倒している立場から言えば、現時点でAIは決して万能な代替者ではありません。 誤字脱字の修正や言い回しの補助、WordPressへの入力といった定型作業においては非常に優秀なアシスタントですが、門外漢の領域をスイスイと自走できるほどではない。 たとえば、普段は文章で生計を立てている自分や田嶋がコードを書くことはできても、その精度を担保したり発展させたりするには、やはり専門的な理解が不可欠なワケです。 また、文句ひとつ言わず応答してくれる「壁打ち相手」としての価値は高く、仕事に伴う孤独や不安を軽減してくれる存在ではあるものの、AIの出力をそのまま最終成果物として納品できるかといえば、答えはNOでしょう。 現状のAIは、自分が持つ知識や入力した情報を映し返す“鏡”に近い存在です。 入力する側の専門性を安定して超えてくることは少なく、問いの質が低ければ、返ってくる答えの質もまた低い。 誰もが「それっぽいもの」を生成できる時代になった一方で、それを取捨選択し、世に出せる水準まで引き上げる判断力は、依然として人間側に委ねられています。 とはいえ、本当に警戒すべきなのは「仕事を奪われること」そのものではないのかもしれません。 むしろ問題は、「思考するプロセス」を手放してしまうことにあります。 実際、自分や田嶋や大内のような物書きでさえ、ゼロから言葉を立ち上げることに、以前よりも億劫さを感じる場面が増えています。 行き詰まったとき、本来であれば頭の中の引き出しを探り、試行錯誤を重ねるべきところで、「AIに聞けばいいか」と安易にショートカットしてしまう。 この小さな省略が積み重なれば、思考力や文章を紡ぐ筋力は、確実に衰えていくはずです。 AIの普及によって、新人が試行錯誤を積む機会が減り、中間層の仕事が縮小していくという指摘もあります。 我々はAIという便利な道具を使いこなしているつもりで、じつのところ、考える過程そのものを外部に委託しているだけなのかもしれません。 生みの苦しみを手放した先に残るのは、効率だけなのか、それとも別の価値なのか。 そんなAIのある今日と未来について語っていきます。 TEXT:ユスカル https://www.wowrecords.jp/ 【当番組のwebサイトが開設されました!】 人生に「キク」ラジオ - 日暮里ゼミナール https://nippori.lamm.tokyo/

Episode metadata supplied by the publisher feed · Published Apr 17, 2026

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#143 AIは人間の「思考力」を奪うのか?【補講・前編】

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