EPISODE · Feb 19, 2024 · 42 MIN
#3 安堂ホセ『迷彩色の男』と川野芽生『Blue』の話【芥川賞候補作】
from 幸せな人しかたどり着けない場所 · host 幸せな人しかたどり着けない場所
先日発表された、第170回芥川賞について、あれこれ話しました。 今回は候補作の「迷彩色の男」と「Blue」について紹介します。 【あらすじ】 ・「なにかがはみ出してくる」(堀江敏幸) (04:05) ・安堂ホセ「迷彩色の男」について ・小説とそのあらすじについて紹介 ・悲しい話 ・暴力へと追い込まれていく過程 ・前作にも出てくる登場人物 ・内在化「してしまっている」視線、ステレオタイプ ・スリラー小説としての魅力 ・匿名性と固有の身体性 ・現代のリアリティ ・私という一人称、それを選ぶということ ・象徴的な冒頭、色彩のモチーフ、語りの鮮やかな小説 (20:20) ・川野芽生「Blue」について ・小説とそのあらすじについて紹介 ・「いま最も読みたいトランスジェンダーの物語」(集英社) ・いま、読んでほしいと勧めたくなるような、世代感の話 ・コロナ禍の大学生 ・映画「ムーンライト」からの引用 ・「おまえが何者かを決めていいのはおまえひとりだよ」 ・冒頭の脚本とか、語りの構成の面白さ ・作中作の文量がいい ・等身大の話、温度感の心地よさ ・誠実な語り ・人と人のあいだにある小さいこと、繊細な感覚 ・にこにこと読める会話、連帯したくなる切実さ ・「おやすみ、ほむほむ、LOVE(いままみの中にあるそういう優しいちからの全て)。」(穂村弘) ・同じ時代に書かれた、同じ賞の候補になった作品 ◯今回紹介した本 ・安堂ホセ「迷彩色の男」 https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309031415/ ・川野芽生「Blue」 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents_amp.html?isbn=978-4-08-771866-9 けむりさんめっちゃ喋ってるな。と思いました。話したくなることがたくさんあるのは嬉しいこと、それが作中の人物たちを取り巻く「視線」とつながっていることは留意しつつ、やはり小説を読むことは楽しいです。聞いてくれてありがとうございました。ぜひ、今回の2作も読んでみてください。(けむり) (メールアドレス:[email protected])
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