EPISODE · Mar 30, 2026 · 22 MIN
#49 効率化するほど、忙しくなる謎。今こそ読みたい『モモ』
from 池田千恵の朝活ブッククラブ(#アサボン)
今回紹介するのは、ミヒャエル・エンデ『モモ』原作と絵本版です。「時間を節約すれば、あとで使える」——灰色の男たちにそう言われた人々は、効率化を始めました。でも貯めたはずの時間は、どこにも現れなかった。これ、2026年の私たちの話でもあるなーと思いました。AIで生産性が上がったはずなのに、気づいたら時間が消えていた。私自身がそれをやってしまっていました。効率化は、時間を生むためではなく、時間を埋めるために使われやすい。それが「効率化するほど、忙しくなる謎」の正体だと思っています。絵本版モモは、原作から「時間どろぼう」の要素を大胆に省き、モモの「傾聴力」だけを残しています。削ることで、本質だけが残る。先週の『夢をかなえるゾウ子ども版』と同じ「削る力」を、ここでも感じました。朝の時間は、灰色の男たちが来る前の、唯一の静寂。通知が来る前、タスクが動き出す前、心の声がかき消される前の時間です。■池田千恵の朝活ブッククラブ「アサボン」毎週火曜配信。実用書・小説・映画を手がかりに、朝から生き方や自由について考えるPodcast番組です。■今日紹介した本モモ(通常版)ミヒャエル エンデ著 大島 かおり訳 岩波書店https://www.amazon.co.jp/dp/4001141272/モモ(絵本版)ミヒャエル・エンデ 原著 イラスト:シモーナ・チェッカレッリ 翻訳:松永美穂 光文社https://www.amazon.co.jp/dp/4334104576モモ(愛蔵版)ミヒャエル エンデ著 大島 かおり訳 岩波書店https://www.amazon.co.jp/dp/4001155672『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』池田千恵著 ディスカヴァー・トゥエンティワンhttps://www.amazon.co.jp/dp/479932912X【池田千恵(いけちえ)プロフィール】株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。福島県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ株式会社、ボストン コンサルティング グループを経て独立。2009年に『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)を刊行。ベストセラーとなり「朝活の第一人者」と呼ばれるようになる。会社員時代には趣味の飲食にまつわる資格を7つ取得。会社より許可を得た「週末起業」でパンやワイン、チーズの知識を教える先生としても活動。2010年より朝専用手帳『朝活手帳』をプロデュース。16年連続発売の人気手帳となる。2018年より、会社員が自分オリジナルのコンテンツを「教える」ことで本業+アルファの収入を得られる状態を目指すスクール「朝キャリ」を運営。のべ400名を超えるキャリア相談、アウトプット指導をしている。近著は『週末アウトプット』(日本実業出版社)『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)プライベートでは小学生の母。
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