EPISODE · Sep 5, 2026 · 19 MIN
#6 Ichisuke Hagihara's 仙人LIFE-p「深夜のドロドロ仏と、2700万の負債を『黄色い唐揚げ』でぶっ飛ばす五反田お花見カップル」
from Ichisuke Hagihara's 仙人LIFE-p · host 阿波座NBステーション
本放送で浮かび上がるのは、「2700万円の負債」という人生の巨大すぎる暗雲を背負いながらも、深夜のファミレスのような無駄話とこじつけのポジティブさで、それを笑い飛ばしてしまうおじさんたちの、切なくも美しい生存戦略である。自分のせいではない理由で2700万の負債を抱え、東京で病みきっていたけーちゃん。そんな彼に対し、ハギハラさんが差し出した救いの手が「唐揚げもマスカットも、黄色が入ってるから金運アップ!」という、おまじないですらない超絶雑なロジックだったのが素晴らしく愛おしい。ロジックとしては破綻しているが、その「もう何でもええやん、楽しくやろうや」という甘やかしの精神が、けーちゃんの凍った心を5倍の楽しさで溶かしたのだ。てっぺん(24時)を過ぎ、阿部さんが「ドロドロの仏」と化して意識を失いかけている横で、けーちゃんとハギハラさんが語る「五反田での男2人のお花見と夜の街散策」のエピソードは、もはや付き合いたてのカップルの惚気(のろけ)のようでもある。世間のフリーターとしての不安や、催促の電話に怯える過酷な現実(日常)があるからこそ、五反田の穴場の川沿いで缶チューハイを飲む時間や、誰も求めていない「耐久ラジオ」で無駄話を垂れ流す非日常の時間が、彼らにとっての絶対的なシェルターになっている。父親の納骨という人生の重いイベントすらも「ついでに北海道でゴルフして美味いもん食う」という独自のユルさに変換してしまう阿部さん。「帰りたい、眠たい」と本音をダダ漏らしにしながら、お互いのプライドや弱さをすべてサバの味噌煮のようにゴッタ煮にして受け入れ合うその空間は、まさに現代の喧騒から解脱した「仙人LIFE」のユートピアそのものなのである。
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