EPISODE · Aug 16, 2026 · 1 MIN
「不安な人からも、上機嫌な人からもカネを集める」 制汗剤市場に見たマーケティングの本質
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「「不安な人からも、上機嫌な人からもカネを集める」 制汗剤市場に見たマーケティングの本質」 「1919年に起きた「オドロノ革命」という出来事を知っているだろうか。オドロノとは米国の制汗剤ブランドなのだが、発売当初はあまり売れていなかった。というのも、当時の米国では「汗をかくことは生理現象であり、臭いは仕方がない」と思われていたためだ。そこで、製造元の会社は「女性の脇の下からの臭い」によって「上品さが損なわれる」ことを強調。女性たちは「自分で気づいていないだけで、他人に不快感を与えているのではないか」と思うに至った。女性の潜在的な不安を惹起し、さらに羞恥心を植え付けた。その結果、「制汗剤を塗る」という社会的な習慣をつくり出し、後の爆発的なヒットにつながったのだ。アルコール手指消毒剤も同じような流れで市場に定着していった。「目に見えないバイ菌やウイルスが手についていて、自分や家族の健康を脅かしているかもしれない」という不安を消費者に抱かせることで広がったのだ。 これはあくまでたとえ話であって、実際にやって欲しいわけではないことをあらかじめ言っておく。たとえば、ある人に対して「あなたは気づいていないだろうけど、臭いを気にしている人がたくさんいるようだよ」と言ってみたらどうだろうか。冗談めかしてではなく、真顔で、ゆっくりと諭すように、である。」
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