春は苦味でデトックス!身近な食材を「薬」に変える食養生/2026年5月4日MROラジオ放送分 episode artwork

EPISODE · May 4, 2026 · 8 MIN

春は苦味でデトックス!身近な食材を「薬」に変える食養生/2026年5月4日MROラジオ放送分

from 中村寿理の優しい漢方入門 · host ブヘサ中村固腸堂

東洋医学の基本は日々の食事や生活習慣にあり、特に「食養生」は体を整える土台となります 。薬膳と聞くと特別な生薬をイメージしがちですが、本来は自分の体の状態に応じた食事を意識することであり、スーパーで手に入る身近な食材も立派な薬膳になります 。日本人は古来、旬のものを口にすることで、その時期に体が必要とするものを自然に摂り入れてきました 。例えば、春に芽吹く山菜の「苦味」には、冬の間に溜まった毒素を排出する役割があります 。植物が芽吹くように人間の新陳代謝も盛んになるこの時期、山菜はデトックスの力強い味方となります 。漢方の考え方には「五味(酸・苦・甘・辛・鹹)」という分類があり、それぞれが特定の臓器に影響を与えます 。・酸(酸っぱい):肝臓の働きを高め、気血の巡りを良くします 。・苦(苦い):心臓に影響し、炎症を鎮めたり体の熱を冷ましたりします 。・甘(甘い):胃腸を助け、滋養作用や筋肉を緩める働きがあります 。・辛(辛い):肺に影響し、発散の働きを持ちます 。・鹹(塩辛い):腎臓に影響し、塊を散らす役割があります 。これらは適量であれば臓器の働きを助けますが、摂りすぎは逆効果になるため注意が必要です 。また、食材の「温・冷」の性質や調理法を知ることも重要です 。大根のように体を冷やす性質を持つ食材も、火を通したり、温める性質を持つ生姜などを添えたりすることで、体への影響を調整できます 。特に冷え性に悩む方への知恵として、生姜の使い分けが挙げられます 。生の生姜は主に風邪の初期などに用いられますが、芯から体を温めたい場合は、蒸して乾燥させた「乾姜(かんきょう)」が適しています 。市販のジンジャーパウダーを活用することで、家庭でも手軽に冷え対策を取り入れることが可能です 。自然界の一部である私たちの体は、食べ物の組み合わせや性質を理解し、季節に寄り添うことで、より健やかに保つことができるのです 。

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