EPISODE · May 9, 2026 · 12 MIN
第一公園はどこ?」から紐解く、山形・第二公園の知られざる顔!SL「ハチロク」が鎮座する地が辿った、私娼窟、闇市、そして『鬼滅の刃』聖地化の数奇な運命。『
from Yamagata Walks 〜足跡に眠る、忘れられた山形の物語〜 · host Yamagata Walks
山形の「なぜ?」を探して歩くプログラム『ヤマガタウォークス』。 進行役の加藤啓三と解説役の松浦てる子が、身近な風景に隠された驚きの物語を紐解きます。 今週のテーマは、山形市民にはおなじみの「第二公園」。 「第二公園があるなら、第一公園はどこ?」――誰もが一度は抱く素朴な疑問から、今回の歴史探訪は幕を開けます。松浦さんの軽妙な解説で明らかになる「第一公園」の意外な正体と改名の理由、そして今もバス停にその名残が残されているという事実に、加藤さんも驚きを隠せません。 続いて焦点が当たるのは、第二公園のシンボルである蒸気機関車「ハチロク(68691号機)」です。大正時代に製造され100歳を超えるその車体が、かつて天皇陛下をお乗せする「お召し列車」を牽引したという輝かしい歴史に、加藤さんも胸を躍らせます。しかし、松浦さんの意味深な言葉に、第二公園が抱えるもう一つの「顔」、いわば「黒歴史」へと話は進んでいきます。 戦前、この地は「バンポ」と呼ばれる謎めいた私娼窟だったという衝撃の事実が明かされます。語源すら不明なその場所は、一見普通の料理屋を装い、血気盛んな若者たちの欲望が渦巻く、山形有数の「闇」を抱えたエリアでした。そして戦後、公園は「闇市」へと姿を変え、食糧難や物資不足に苦しむ市民の生活を支えながら、混沌としたエネルギーが交錯する都市の縮図となっていたのです。その激動の時代が終わりを告げ、記念碑的にSLが設置された背景には、単なる展示物ではない、この土地の負の歴史を浄化し、平和と教育の場へと生まれ変わらせるという、山形市の強いメッセージが込められていたのです。 そして、令和の時代に訪れた奇跡が、第二公園の運命を再び大きく動かします。社会現象を巻き起こしたアニメ『鬼滅の刃』の劇場版に登場する「無限列車」が、まさにこのハチロクと同じ型だったことから、全国からファンが殺到!公園の見事な藤棚が作中の「藤の花」とリンクしたことも相まって、第二公園は「鬼滅の刃の聖地」として新たな注目を集めます。山形市は、このチャンスを単なる流行への便乗で終わらせず、SLの大規模な再塗装や整備を行い、さらに園内に主人公の羽織をイメージした「市松模様」のデザインを取り入れるなど、戦略的に活用。夜にはライトアップもされ、かつて「闇」を抱えた場所が、今や幻想的な光を放つ現代の聖地へと見事に再解釈されたのです。 さらに、松浦さんは鉄道ファンも唸るSL「ハチロク」の細部に隠された秘密を明かします。東北の厳しい冬を乗り越えるために施された「東北形」特有の改造(長い運転台の屋根、旋回窓、強力なヘッドライト)に込められた、技術者たちの執念とは?そして、SLの傍らに置かれた巨大な車輪の意外な正体とは? 子どもの頃から慣れ親しんだ第二公園が、こんなにも奥深く、輝かしい歴史と衝撃の黒歴史、そして現代の奇跡に満ちた物語を秘めていたとは――。 このエピソードを聴けば、あなたもきっと第二公園を訪れたくなるはず。 そして、その時、これまでとは全く違う「都市の記憶」と「歴史の息吹」を五感で感じることでしょう。
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第一公園はどこ?」から紐解く、山形・第二公園の知られざる顔!SL「ハチロク」が鎮座する地が辿った、私娼窟、闇市、そして『鬼滅の刃』聖地化の数奇な運命。『
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