Ep.931 中国AIの逆襲──Zhipu AI「GLM-5」が切り拓く“自律エージェント”の新時代(2026年2月19日配信) episode artwork

EPISODE · Feb 18, 2026 · 3 MIN

Ep.931 中国AIの逆襲──Zhipu AI「GLM-5」が切り拓く“自律エージェント”の新時代(2026年2月19日配信)

from 名古屋ではたらく社長のITニュースポッドキャスト · host ikuo suzuki

昨日、2026年2月11日、中国のAIユニコーン企業であるZhipu AIが、待望の次世代モデル「GLM-5」を正式にリリースしました。このニュースは、単なる新製品の発表という枠を超え、世界のAI開発競争が新たなフェーズに入ったことを象徴しています。これまでAIモデルといえば、言葉を巧みに操る「チャットボット」としての性能が重視されてきました。しかし、今回Zhipu AIが公式ブログで強調したのは「Long-horizon Agentic Tasks」、つまり「長期的かつ複雑な実務を完遂する能力」です。GLM-5は、7440億という膨大なパラメータを持ちながら、DeepSeek Sparse Attentionという高効率な技術を取り入れることで、まるで熟練したエンジニアのように、コーディングからデバッグ、システムの設計までを自律的にこなすことができます。興味深いのは、その立ち位置です。Zhipu AIは先月、香港市場への上場を果たしたばかりですが、このGLM-5を「オープンソース」に近い形で公開する姿勢を見せています。これは、今週発表が噂されているOpenAIの「GPT-5.3」やAnthropicのモデルに対抗し、世界中の開発者を味方につけるための戦略的な一手と言えるでしょう。実際に公開されたベンチマークでは、複雑なシステムエンジニアリングの分野で、米国のトップモデルに肉薄、あるいは凌駕するスコアを叩き出しています。特に、単なる質疑応答ではなく、AIが自ら「考え、道具を選び、試行錯誤する」というエージェント機能において、GLM-5は頭一つ抜けた存在感を示しています。春節(旧正月)を目前に控えたこのタイミングでの発表は、2026年が「AIと会話する年」から「AIに仕事を任せる年」へと変わる転換点になることを予感させます。私たちも、AIをどう使うかではなく、AIとどう協働するかを真剣に考える時期に来ているのかもしれません。

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