EPISODE · Mar 11, 2025 · 9 MIN
ep437:【禅語シリーズ】看々臘月尽(かんかんろうげつじん)
from 心を磨く人間関係教室 · host TOMOKO
出典は、宋代(1200年頃)の高名な僧侶・虚堂(きどう)の語録「虚堂録(きどうろく)」。復擧、香林因僧問、萬頃荒田是誰爲主。林云、看看臘月盡。復(また)挙(おこす)、香林(きょうりん)因(ちなみに)僧、問う、万頃(ばんけい)の荒田(こうでん)是(これ)誰(たれか)主と為す。林(りん)云(いわく)、「看看臘月尽(みよみよろうげつつく」。(私的訳)話は続く。僧は香林に「この荒れ果てた広大な田んぼは誰のものですか」と聞いた。香林は「年の瀬の月を眺めてごらん」または「みるみるうちに今年も終わる」と答えた。あっという間に時は過ぎるから、今やるべきことをやりなさい…とか。命には限りがあるから、一生懸命に生きなさい…とか。人生を無駄遣いせず、主体的に生きなさい…とか。とにかく、今すぐ、ちゃんとしなさいよ!的な解釈になるようです。個人的にはやはり、「この荒れ果てた広大な田んぼは誰のものですか」のところが、肝(きも)かなと思います。これまでの人生、色んなことがありました。まだまだ、やるべきことがあるような気もするし、もう疲れたなぁ…何もしたくないなぁ…とも思う。放置された土地を見たとき、今のあなたは何を感じるでしょうか。何とかしないとなぁ、と思うのか。あらあら困った、と感じるのか。所有者を知りたいのか。あるいは、何も感じないのか。ひとつの物事や状況を見たとき、自分が何にフォーカスしているかによって、今の自分を捉えることができそうです。どのように捉えたとしても、人生の暮れ、つまり死にむかって進んでいきます。今の自分が何を見て、どう感じ、どのように振舞うのか、あるいは何もしないのか。このあたりが、人生後半〜終盤の幸福度を左右するのではないでしょうか。TOMOKOhttps://aipub1.com/https://pont.co/u/nakatomo001https://forms.gle/79rK1eV4crT8WKEv7
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