EPISODE · Oct 13, 2025 · 6 MIN
【ハワード・マークス】オークツリー・キャピタルの視点:評価額は「高いが、クレイジーではない」AI時代のバリュエーションとバブルの境界線
from モンティの米国株決算まとめポッドキャスト · host Monty trader
このエピソードでは、著名な投資家でありオークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、CNBC Televisionでのインタビュー(「Oaktree Capital's Howard Marks: Valuations right now are high, but not crazy」)を通じて、現在の市場環境、AI技術、そして価値投資の原則について深く掘り下げます。現在のバリュエーションについて、マークス氏は、それが非常に高いことは認めつつも、「クレイジーではない」という見解を示しています。彼は、物事の価格が「高いか低いかだが、クレイジーではない」場合、それが正しいという蓋然性の高い観察をすることはできないと指摘しています。■ バブルの定義とAIに対する見方マークス氏によれば、バブルの主要な要素は「心理的な過剰 (psychological excess)」であり、「高すぎる価格」というものは存在しません。現時点では、彼はそのレベルのマニア(熱狂)を感知していないため、現在の状況に「バブル」というレッテルを貼っていません。AIについては、世界を変えることに疑いはほとんどなく、投資としても成功を収めています。人々は乗り遅れることへの恐れから殺到していますが、まだ熱狂的な価値の臨界点には達していないとの判断を示しています。■ 価値投資(Value Investing)の未来マークス氏は、厳格な「大文字のV」の価値投資を、融通の利かない「宗派」であると評し、投資における卓越性の鍵はオープンマインドであると強調します。彼が推奨するのは、「小文字のv」の価値投資であり、これは何かの本質的な価値を見極め、それを合理的な価格で買えるかどうかを判断するというものです。しかし、AIのような推測的な分野では、今後30年間のポテンシャルを現在の割引現在価値に落とし込み、それを基準に買収を試みることは困難であるとも述べています。■ S&P 500は高価か?S&P 500は歴史的な数字に基づいて高価であることは間違いありません。P/E比率は翌年の収益に対して約24であり、歴史的な平均の16を上回っています。一方で、強気派の論拠として、現在のS&P 500の構成企業は、市場支配力、素晴らしい製品、巨大な増分収益性、大きな成長ポテンシャルを持つ「より良い企業」であり、より高いマルチプルが正当化される可能性についても言及しています。最後にマークス氏は、バブルを引き起こす要因となる危険な感情、すなわち常に「新しいもの」に対して使われるフレーズ「今回は違う (this time it's different)」についても触れています。マークス氏の最新の視点を通じて、今日の高いバリュエーションの市場をどのように航海すべきか、洞察を得ることができます。
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