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EPISODE · May 11, 2026 · 6 MIN

【インタビュー】BAND-MAID、「未来がもっともっと明るくなるように」

from Music News Japan · host keisuke horota

https://barks.jp/news/1065309 BAND-MAIDのワールドツアーが快調に進行中だ。しかも、そのさなかにも新たな情報が次々と到着している。 そして何よりも重要なのは、2027年はお給仕(ライブ)活動を小休止することが公表されているとはいえ、すでに彼女たちの視線がその先にまで向かっているということだ。今回は4月下旬のある日、都内の某撮影スタジオを訪ねて5人に話を聞いた。そこで撮影された新衣装による最新のアーティスト写真とともに、現在の彼女たちの本音をお届けするとしよう。 ◆ ◆ ◆ ──今日は新衣装着用ですね! やっぱり新鮮な気分になるものですか? 小鳩ミク(G, Vo):それはありますっぽね。みんなデザイナーさんと相談しつつ「こういうイメージで」とか「今回はこんなふうにしてみたい」とか希望も伝えながら作っていくんですけど、その方にお願いするのも今回でもう3回目になるので、私たちそれぞれの好みもすでにわかっていただけてるんですっぽ。 ──しかも今はいろいろなことが進行中。香港で幕を開けたワールドツアーも先日のKT Zepp Yokohama公演でようやく国内でのスタートを切りました。今現在、ツアーの感触はどんな感じですか? SAIKI(Vo):すごく好感触ですね。自分たちの去年の歩みが今、消化されているのを実感できてるというか。去年は3つのタイアップが続いて、『SCOOOOOP』というEPも出して、本当に素晴らしい流れでBAND-MAIDの活動ができていたと思うんです。そのうえで発表されたワールドツアーを香港から始めて、日本でも横浜で初日を迎えられて……本当に流れがいいので自分たちの気持ちも高めていきやすいですし、1本1本のお給仕についても、新たに観に来てくださる方たちに向けてのパフォーマンスも含めたセットリストを考えたりして、去年とはまた違った要素を取り入れられているし、それによって皆さんを飽きさせないようなお給仕ができている実感があるんです。 小鳩ミク:もう、まさに。海外公演から始められたことについても本当にワールドツアーらしいなと思いますっぽ。 SAIKI:私たちらしいよね。 小鳩ミク:そう思いますっぽ。しかもそれはなかなかできることではないし、そこにもすごく新鮮さを感じつつ、自分たちの成長した姿を久しぶりに披露できているのを実感していますっぽ。 ──ツアーの前にセッション満載の<番外編お給仕>があったじゃないですか。あれを経たことで強化された部分が生きているのを、横浜公演ではすごく感じさせられました。 AKANE(Dr):そうですね、まず<番外編>って、いつも何かしらの挑戦があって、かなり成長に繋がるというか、やってみた後で自分たちでも成長を実感しやすい機会だと思っていて。今回の場合はセッションということだったので、かなり集中力も必要だったし、新しさもあったし、しかもセットリストが本当に大変で(笑)。かなり体力勝負のところもあったので、あの流れを経てきたことで相当自信がついたというか、かなり鍛えられたというのがありましたね。私だけじゃなく全員がそうだったはずなので、今回も<番外編お給仕>をできたことについてすごく感謝してるんです。 ──あのお給仕をやったことだけじゃなく、それに向けての準備やリハーサルなども含めたプロセスが経験として大きかったわけですね? AKANE:そうですね。ほぼほぼ全部のセッションをセトリに組み込んだわけですけど、それも初めてのことだったし、これを経験しておけばもう大概のことには対応できるんじゃないかというくらいで(笑)。そういう意味でメンタル面でもプラスになったし、2026年最初のお給仕があの番外編だったので、すごく幸先のいいスタートになったな、と。 ──MISAさんがベースの音作りを変えたのも、その過程でのことだったんでしょうか? MISA(B):そうですね。今年に入ってからのことなのですが、最初のお給仕が<番外編>だったので「<番外編>で変えちゃって大丈夫?」という心配もあるにはあったんですけど、まず弦高を上げてみようってことになったんです。これまでは2ミリでやってきてたんですけど、それを3ミリにしてみて……ただ、さすがにちょっと上げすぎかもしれないということで0.7ミリ落として、最終的には2.3ミリにしてみたんですね。そのわずかな差でもすごく音が変わってくるんです。 SAIKI:変わったよね。でもなんか、すごく良かった。 MISA:良かった! まだみんなに感想聞いてなかったので(笑)。まず番外編の時に、自分で自分を痛めつけるかのように、それに挑んでみたんです。それによって音の粒立ちが良くなること、サスティーンをもっと伸ばすことを狙いました。5弦ベースの5弦って、なかなかサスティーンが出づらいんですけど、それがもっと欲しかったので。そこでどうすればいいのか、というのがずっと長年の悩みでもあったんですけど、弦高を上げることによって音の粒立ちも良くなって自分の成長にも繋がるんじゃないかと思えたので、それを選択して……。セッションありきの番外編でまずそれをやってみることになったので、結構自分としては苦しんだところもありましたが、挑んでみて良かったなと思ってます。 ──KT Zepp Yokohamaでのお給仕の際、これまでとは違ったステレオ感があったというか、僕の耳にはギターとベースがより対等な感じに聴こえました。 KANAMI(G):実は小鳩もそれに伴って、だいぶ音色を変えたもんね? 小鳩ミク:そうなんですっぽ。小鳩も自分の音の“抜ける位置”という部分で結構ずっと悩んでいて、そこでMISAの音が変わってくるとまた聴こえ方も変わってくるということで、今まではアンプで音作りしていたものを足元でしっかり音を作る感じにシフトしてみたんですっぽ。中音が変わったことで耳中の環境も変わったので、アンプのマイクの音ではなくラインで返してみる形をとるようになって。海外でのツアーに向けての音作りという部分もあって、そこに向けて自分の音も番外編お給仕から結構変わっていたので。ラインで音を返しているぶん、すごくダイレクトに自分の音が聴こえるようになったので、そのぶんミスした時もしっかりわかっちゃうんですけど(笑)、そこはシビアに自分にとっての修行の意味も含めて挑んできましたっぽ。すごく大変ではありましたけど、自分でもそれがすごく成長に繋がったと思いますし、精神的にも強くなれたなっていう自負がありますっぽ。 KANAMI:音の変化というか、アンサンブルが日々良くなってきてるのを実感できてますし、そこについてはこれからもどんどん追求していきたいなと思ってるんです。今回のツアーに向けてのリハーサルの段階でも、バンドとしてのグルーヴ感みたいなものを整えていかなきゃね、という狙いがあって。メンバー間でもそこについて話し合って、お互い理解したうえで各自の練習にもそれを反映させてきたんです。そのために練習メニューとかもがっつりと変えてみたり。その成果が出てきつつあるので、期待してるんです。今年はまたバンドとしてよりいっそうすごくなってしまうんじゃないかなって(笑)。 ──BAND-MAIDはこれまでもマイナーチェンジを重ねながら、バンドサウンドの精度を高めてきました。そして今は、やはり今回のワールド・ツアーを通じて確立していきたいものがあり、ツアーファイナルとなる日本武道館での二夜公演を最高の状態で迎えることを想定しながら良い意味での試行錯誤を重ねているわけですよね? KANAMI:そのとおりでございます(笑)。 MISA:さっきの音作りの変化について補足しておくと、私も足元の環境をだいぶ変えたし、それだけじゃなくアンプの音作りも変えたんですね。それがちゃんと実際の音の変化に繋がってるのを実感できるのがすごく嬉しいです。 ──僕も嬉しいです、自分の耳がおかしかったわけじゃないことがわかったので(笑)。ところでその横浜公演の際には「Days」という新曲が世界初公開されました。昨年の一連の流れを経たうえでどんな新曲が登場するかについては読めないところもあったんですが、実際にあの場で聴いた時に感じたのは「これはきっとワールドツアーの過程の中で大切に育てられていく曲」「武道館で重要な役割を果たす曲になる」ということでした。SAIKIさんも「いつになく赤裸々に想いを歌詞にした」と言っていましたよね? SAIKI:そうですね。歌詞を書くタイミングが、ちょうど来年のことを発表するという時期と重なって。BAND-MAIDとしては、初めて「お給仕活動を小休止する」という大きな決断だったので、それについてどう思われるか、ちゃんと受け止めてもらえるかという不安もありましたし、悲しむ人も絶対いるはずだと思ったんですね。もちろん私たちとしては最善の選択のつもりではあるんですけど、悲しさも当然のようにあるわけで。だけど悲しさだけじゃなく、ポジティヴに楽しく、「ここからもっともっと上がっていくしかない」みたいな感情の上がり方を歌詞の中でも伝えたいな、というのがあって。私は結構これまでは怒りの部分とか、楽しい気持ちとか、そういったものばかり書いてきたんですけど、これまで奥の奥にしまい込んでみんなには見せてこなかったところを初めて赤裸々に書いた歌詞になってるんです。本当に馬鹿正直なくらいに(笑)。私たちが願うメッセージというか、「こういう選択をしたけれど、BAND-MAIDの存在はなくならないし、またお給仕で会おう!」という決意も込めた歌詞になりましたね。 ──つまり心情吐露であると同時に、約束の歌でもあるわけですね? SAIKI:そう、約束ですね。そういう曲でもあるので、2026年、このツアーが始まったら、まず日本で初披露したいというのがあったので、ツアー初日の横浜を選ばせてもらったんです。そこから11月の武道館まで走り抜けていき、そこでまた新たな約束をするわけなんです。その時までにこの「Days」という曲がどういう日々を過ごして、どういう曲に育っていくのか、というところでの期待も込めていて……。つまり、そこには私たちが歩んだ日々だけじゃなく、ご主人様お嬢様(ファンの呼称)たちの日々もあるわけで、それが重なり合っていくことでもっといい曲になっていくだろうと思ってるんです。そういうことをやりたいなと思ったのは「Dilly-Dally」がきっかけでしたね。あの曲については、お給仕を通じて完成形になっていくことが実感できたので、そういうことをまた違ったアプローチで、こういった曲でもやってみたいな、というのがあったんです。 ──「Dilly-Dally」は人を巻き込む力の強い曲ですよね。それとは違った形で共鳴を拡げながら育っていく曲にしたい、ということですね? その「Days」については6月24日に発売されるシングル「ENERGETIC」に同時収録されるとのことなので、また次の取材の機会に是非詳しく訊かせてください。 SAIKI:そうですね。その頃にはもうお給仕を通じてこの曲が育ちつつあると思うんですけど、きっと私たちの気持ちが明るく伝わっているはずだと思います。 ──2027年にお給仕活動を小休止することについては、すでに公式声明も出ているので読者も把握しているはずだと思うんですが、ここで改めて、そうした選択に至った経緯について説明してもらえますか? 小鳩ミク:私たち、今までずっとお給仕を基盤としながら走り続けてきて、お給仕の合い間に制作もしてきたことが私たちの強さのひとつでもありましたし、それがすごく自分たちの成長にも繋がってたと思ってるんですっぽ。ただ、今年こうしてワールドツアーを徹底的に廻って、11月にはようやく武道館でのお給仕もできるということになった時に、「じゃあ来年は一度、走り続けてきた間にはできなかったことをやる時間を持ってもいいんじゃないか?」という話になって。だから言葉としては“小休止”なんていうと、ご主人様お嬢様たちには悲しいこととして捉えられがちだと思うんですけどっぽ、私たちとしては活動全般を止めるわけではなく、あくまで「来年はお給仕基盤では動きませんよ」というだけのことなんですっぽ。だから会える機会が減ることは確かなんですけど、制作は続いていきますし。 SAIKI:だから、2027年もちゃんと作品はリリースする気でいますんで。 ──信じております(笑)。 小鳩ミク:はい。創作活動を止めることはないですっぽ。そこで個々の実力を伸ばすこと、1曲1曲のための制作時間をもっとたっぷりと確保することになるんですっぽ。 SAIKI:ひとつ正直に言うと、インプットの限界を感じた部分があるんですよ。私たちはもっと何かを吸収できるはずだっていう期待も込めているし、これは何よりもBAND-MAIDを終わらせないため、なるべくバンドを長く続けていくための最善の選択だと考えてるんです。あくまで「未来がもっともっと明るくなるように、2027年は少しお時間をいただこうかな?」という決断なんです。というのも、今の自分たちとしては去年1年間を通じての経験が本当に自信に繋がっているわけですけど、それこそマグロじゃないですけど「立ち止まったら死んじゃうんじゃないか?」みたいにめちゃめちゃ張り詰めた状態でずっと走り続けてきたし、そうした活動を通じてこの5人の間のグルーヴ感、みんなの気持ちの繋がりの強さというのも改めて実感させられてきたんですね。それがあるからこそ「一度立ち止まってみても、私たち大丈夫なんじゃないかな?」という判断ができたんです。もちろんそれは、個々をもっと伸ばすための選択でもあって。さっきの音作りの話についてもそうですけど、個々が伸びればバンドの音もさらに良くなっていくはずだし、そういった個々の成長を消化していって、また新たな花を咲かせることに繋げていきたいな、ということなんです。 ──これまでBAND-MAIDはずっと走り続けてきましたよね。曲作りもリハーサルも常に行われていて、リリースもお給仕も途切れることなく続いてきた。ただ、皆さんがやりたいことの中には時間をたっぷり確保しないとできないこともあるはずです。2027年はそういうことにしっかりと取り組んでいこう、ということなんですね? SAIKI:そうですね、一番の理由はそこにあると思います。二番目以下には、個々のやりたかったこととか、そういったものもありますし。 小鳩ミク:しかも2028年には15周年という大きな節目が巡ってくるので、そこでさらに素敵な、さらにパワーアップした自分たちを見せるべく、2027年を大事にしていこうっていう話になったんですっぽ。2028年にいっそうの成長を遂げたBAND-MAIDの姿を披露できるように、2027年は制作面や個々の実力アップのために時間を使っていこう、と。 ──これまでの時間経過においても、BAND-MAIDは常に進化を形にできていたと思うんです。ひとつひとつの試行がすべてプラスに作用してきたというか。そこで敢えて2027年という時間をそういうことに充てるということは……とてつもない2028年が待っているということでもあるわけですね! SAIKI:そういうことですね(笑)。それを願っているし、狙ってもいるんです。 KANAMI:そのうえで、これまでできなかった形でのお給仕を実現させたいです。ちゃんと勉強しないとできないこととかもありますし、音楽的知識もまだまだ足りないと思っているので、それを蓄えたうえで「ずっとこれがやってみたかった!」というのを2028年には実現できるんじゃないか、と。そう思うと、すごくワクワクしてくるんです(笑)。 ──そういった言葉からも、とてもポジティブで建設的な選択なんだということがよくわかります。とはいえ、ずっと走り続けてきたうえで立ち止まる判断をする時には不安も伴うはずだと思います。一度止まってしまうとずっとそのままの状態が続いてしまうんじゃないかという心配が頭をもたげてくるというか。 小鳩ミク:そういうのも普通はあるとは思うんですけどっぽ、私たちの場合は……。 SAIKI:なんか、なさそうだと思えたよね、そういうのが(笑)。やりたいことが、まだまだあるし。 KANAMI:みんな音楽が好きなんだよね。そこは全員一緒だし、これから先もみんなでバンドをやっていきたいっていうところが変わらないから、そこが嬉しいんです。 ──バンドがライブ活動を一時停止するというのはめずらしい話ではないですけど、受け手側が過敏な反応をしがちなのは、それが結果的にそのまま続いてしまうようなケースも少なくなかったからだと思います。でも、そういう心配は無用そうですね? SAIKI:私たちの場合、そこで「やっぱりこのまま……」というのはないですね。 小鳩ミク:そうですっぽね。何よりも、その1年を設けることの一番の目的が、BAND-MAIDを長く続けていくことなので。 […]

https://barks.jp/news/1065309 BAND-MAIDのワールドツアーが快調に進行中だ。しかも、そのさなかにも新たな情報が次々と到着している。 そして何よりも重要なのは、2027年はお給仕(ライブ)活動を小休止することが公表されているとはいえ、すでに彼女たちの視線がその先にまで向かっているということだ。今回は4月下旬のある日、都内の某撮影スタジオを訪ねて5人に話を聞いた。そこで撮影された新衣装による最新のアーティスト写真とともに、現在の彼女たちの本音をお届けするとしよう。 ◆ ◆ ◆ ──今日は新衣装着用ですね! やっぱり新鮮な気分になるものですか? 小鳩ミク(G, Vo):それはありますっぽね。みんなデザイナーさんと相談しつつ「こういうイメージで」とか「今回はこんなふうにしてみたい」とか希望も伝えながら作っていくんですけど、その方にお願いするのも今回でもう3回目になるので、私たちそれぞれの好みもすでにわかっていただけてるんですっぽ。 ──しかも今はいろいろなことが進行中。香港で幕を開けたワールドツアーも先日のKT Zepp Yokohama公演でようやく国内でのスタートを切りました。今現在、ツアーの感触はどんな感じですか? SAIKI(Vo):すごく好感触ですね。自分たちの去年の歩みが今、消化されているのを実感できてるというか。去年は3つのタイアップが続いて、『SCOOOOOP』というEPも出して、本当に素晴らしい流れでBAND-MAIDの活動ができていたと思うんです。そのうえで発表されたワールドツアーを香港から始めて、日本でも横浜で初日を迎えられて……本当に流れがいいので自分たちの気持ちも高めていきやすいですし、1本1本のお給仕についても、新たに観に来てくださる方たちに向けてのパフォーマンスも含めたセットリストを考えたりして、去年とはまた違った要素を取り入れられているし、それによって皆さんを飽きさせないようなお給仕ができている実感があるんです。 小鳩ミク:もう、まさに。海外公演から始められたことについても本当にワールドツアーらしいなと思いますっぽ。 SAIKI:私たちらしいよね。 小鳩ミク:そう思いますっぽ。しかもそれはなかなかできることではないし、そこにもすごく新鮮さを感じつつ、自分たちの成長した姿を久しぶりに披露できているのを実感していますっぽ。 ──ツアーの前にセッション満載の<番外編お給仕>があったじゃないですか。あれを経たことで強化された部分が生きているのを、横浜公演ではすごく感じさせられました。 AKANE(Dr):そうですね、まず<番外編>って、いつも何かしらの挑戦があって、かなり成長に繋がるというか、やってみた後で自分たちでも成長を実感しやすい機会だと思っていて。今回の場合はセッションということだったので、かなり集中力も必要だったし、新しさもあったし、しかもセットリストが本当に大変で(笑)。かなり体力勝負のところもあったので、あの流れを経てきたことで相当自信がついたというか、かなり鍛えられたというのがありましたね。私だけじゃなく全員がそうだったはずなので、今回も<番外編お給仕>をできたことについてすごく感謝してるんです。 ──あのお給仕をやったことだけじゃなく、それに向けての準備やリハーサルなども含めたプロセスが経験として大きかったわけですね? AKANE:そうですね。ほぼほぼ全部のセッションをセトリに組み込んだわけですけど、それも初めてのことだったし、これを経験しておけばもう大概のことには対応できるんじゃないかというくらいで(笑)。そういう意味でメンタル面でもプラスになったし、2026年最初のお給仕があの番外編だったので、すごく幸先のいいスタートになったな、と。 ──MISAさんがベースの音作りを変えたのも、その過程でのことだったんでしょうか? MISA(B):そうですね。今年に入ってからのことなのですが、最初のお給仕が<番外編>だったので「<番外編>で変えちゃって大丈夫?」という心配もあるにはあったんですけど、まず弦高を上げてみようってことになったんです。これまでは2ミリでやってきてたんですけど、それを3ミリにしてみて……ただ、さすがにちょっと上げすぎかもしれないということで0.7ミリ落として、最終的には2.3ミリにしてみたんですね。そのわずかな差でもすごく音が変わってくるんです。 SAIKI:変わったよね。でもなんか、すごく良かった。 MISA:良かった! まだみんなに感想聞いてなかったので(笑)。まず番外編の時に、自分で自分を痛めつけるかのように、それに挑んでみたんです。それによって音の粒立ちが良くなること、サスティーンをもっと伸ばすことを狙いました。5弦ベースの5弦って、なかなかサスティーンが出づらいんですけど、それがもっと欲しかったので。そこでどうすればいいのか、というのがずっと長年の悩みでもあったんですけど、弦高を上げることによって音の粒立ちも良くなって自分の成長にも繋がるんじゃないかと思えたので、それを選択して……。セッションありきの番外編でまずそれをやってみることになったので、結構自分としては苦しんだところもありましたが、挑んでみて良かったなと思ってます。 ──KT Zepp Yokohamaでのお給仕の際、これまでとは違ったステレオ感があったというか、僕の耳にはギターとベースがより対等な感じに聴こえました。 KANAMI(G):実は小鳩もそれに伴って、だいぶ音色を変えたもんね? 小鳩ミク:そうなんですっぽ。小鳩も自分の音の“抜ける位置”という部分で結構ずっと悩んでいて、そこでMISAの音が変わってくるとまた聴こえ方も変わってくるということで、今まではアンプで音作りしていたものを足元でしっかり音を作る感じにシフトしてみたんですっぽ。中音が変わったことで耳中の環境も変わったので、アンプのマイクの音ではなくラインで返してみる形をとるようになって。海外でのツアーに向けての音作りという部分もあって、そこに向けて自分の音も番外編お給仕から結構変わっていたので。ラインで音を返しているぶん、すごくダイレクトに自分の音が聴こえるようになったので、そのぶんミスした時もしっかりわかっちゃうんですけど(笑)、そこはシビアに自分にとっての修行の意味も含めて挑んできましたっぽ。すごく大変ではありましたけど、自分でもそれがすごく成長に繋がったと思いますし、精神的にも強くなれたなっていう自負がありますっぽ。 KANAMI:音の変化というか、アンサンブルが日々良くなってきてるのを実感できてますし、そこについてはこれからもどんどん追求していきたいなと思ってるんです。今回のツアーに向けてのリハーサルの段階でも、バンドとしてのグルーヴ感みたいなものを整えていかなきゃね、という狙いがあって。メンバー間でもそこについて話し合って、お互い理解したうえで各自の練習にもそれを反映させてきたんです。そのために練習メニューとかもがっつりと変えてみたり。その成果が出てきつつあるので、期待してるんです。今年はまたバンドとしてよりいっそうすごくなってしまうんじゃないかなって(笑)。 ──BAND-MAIDはこれまでもマイナーチェンジを重ねながら、バンドサウンドの精度を高めてきました。そして今は、やはり今回のワールド・ツアーを通じて確立していきたいものがあり、ツアーファイナルとなる日本武道館での二夜公演を最高の状態で迎えることを想定しながら良い意味での試行錯誤を重ねているわけですよね? KANAMI:そのとおりでございます(笑)。 MISA:さっきの音作りの変化について補足しておくと、私も足元の環境をだいぶ変えたし、それだけじゃなくアンプの音作りも変えたんですね。それがちゃんと実際の音の変化に繋がってるのを実感できるのがすごく嬉しいです。 ──僕も嬉しいです、自分の耳がおかしかったわけじゃないことがわかったので(笑)。ところでその横浜公演の際には「Days」という新曲が世界初公開されました。昨年の一連の流れを経たうえでどんな新曲が登場するかについては読めないところもあったんですが、実際にあの場で聴いた時に感じたのは「これはきっとワールドツアーの過程の中で大切に育てられていく曲」「武道館で重要な役割を果たす曲になる」ということでした。SAIKIさんも「いつになく赤裸々に想いを歌詞にした」と言っていましたよね?...

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This episode was published on May 11, 2026.

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