EPISODE · Apr 9, 2026 · 20 MIN
【緊急議論】再審で検察抗告は禁止すべき?日本の刑事司法の課題 | Ep120-2
from 北澤直と椎名毅の「東西南北」 · host 北澤直/椎名毅
今回のテーマは「再審制度と冤罪」。袴田事件、大川原化工機事件、村木事件など、近年相次いで明らかになった冤罪を受けて、日本の再審制度の見直しが議論されています。中でも焦点となっているのが:・再審開始決定に対する「検察の抗告」を認めるべきか・証拠開示のあり方はこのままで良いのか学者らは緊急声明で「検察の抗告は禁止すべき」と主張。しかしそもそも、なぜ日本では冤罪が繰り返されるのか?その背景には:・検察が保有する証拠の全面開示義務がない・再審のハードルが極めて高い・有罪率99%という構造といった制度的問題があります。ここで重要になるのが、アメリカの「ディスカバリー制度」。米国では、検察が持つ証拠を原則として弁護側に開示する義務があり、無罪証拠(exculpatory evidence)の隠蔽は重大な違法行為となります。一方、日本では:・どの証拠を開示するかは検察の裁量に依存・弁護側が存在すら知らない証拠は入手できないという構造が残っています。では、日本はなぜディスカバリー制度を採用していないのか?・捜査機関の裁量を重視する文化・証拠隠滅リスクへの懸念・迅速な裁判とのトレードオフなど、複数の理由が指摘されています。本動画では、弁護士・椎名毅と北澤直が、制度・実務・国際比較の視点から徹底議論します。再審制度の見直しは、本当に冤罪を減らす方向に進んでいるのか?
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