EPISODE · Apr 20, 2026 · 11 MIN
Rust 008 トレイト - 型と振る舞いを分離する
from 聞き流しプログラミング言語学習 · host ますたーさん
第8章へようこそ。今日のテーマは「トレイト」です。第6章で構造体とenumを扱いました。構造体はデータの形を定義し、implブロックでメソッドを付けた。しかし、あのメソッドは特定の構造体にしか使えない。構造体Aに定義したメソッドは、構造体Bには使えない。ここで疑問が生まれます。異なる型が同じ操作を持つことを、どう表現するのか。たとえば、文字列として表示するという操作は、整数にも浮動小数点数にも構造体にも欲しい。しかし、それぞれの型で表示のやり方は違う。整数なら数字の列に変換する。浮動小数点数なら小数点を含む形に変換する。構造体ならフィールドを順に並べる。操作の名前は同じだが、実装は型ごとに違う。この「共通の操作名」と「型ごとの実装」を分離する仕組みが、トレイトです。トレイトはRustの型システムの中核にある概念です。今日はトレイトが何を解決し、どう機能するかを、構造から見ていきます。
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