EPISODE · Jul 29, 2026 · 13 MIN
Rust 054 UnsafeCell - 内部可変性の底
from 聞き流しプログラミング言語学習 · host ますたーさん
第54章へようこそ。今日のテーマは「UnsafeCell」です。第23章で、内部可変性を見ました。外側の値に不変参照しか持っていないのに、その内側の値を変更できる仕組み。RefCellは、借用の検査を実行時に行うことで、それを安全な操作として提供していた。だが、1つ確かめていないことがある。借用規則は、不変参照の先を書き換えることを許さない。そしてRefCell自身も、Rustで書かれた型だ。同じ規則の下にあるはずのRustのコードが、不変参照の先を書き換えるという動作を、どこかで組み立てていることになる。第52章で、安全な抽象の内側にはunsafeがあると見ました。第53章では、その内側で使われる生ポインタを見た。今日はその2つが実際に働いている場所を、内部可変性で確かめます。Cell、RefCell、ミューテックス、アトミック型。これらすべての内側に、たった1つの型がある。それがUnsafeCellです。今日扱うのは、不変参照が支えている前提、UnsafeCellがその前提をどう外すのか、安全な型がその上にどう立っているのか、そしてスレッドの境界で何が起きるのか、です。
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