EPISODE · Mar 24, 2026 · 10 MIN
Rust 121 明示性 - 暗黙を拒否する言語
from 聞き流しプログラミング言語学習 · host ますたーさん
第121章へようこそ。第120章で、ゼロコスト抽象を語りました。抽象化のコストがコンパイル時に消え、実行時に残らない。そして、コストが発生する場面ではそれがコードに明示される。今日のテーマは「明示性」です。Rustを書いていると、他の言語では自動的に行われることを、自分の手で書かなければならない場面に出会います。コピーが自動で起きない。cloneと書かなければならない。型の変換が暗黙に起きない。変換関数を呼ばなければならない。エラーが例外として飛ばない。Resultを受け取って処理しなければならない。最初は不便に感じる。なぜ言語が自動でやってくれないのか。しかし、この不便さには明確な設計意図があります。Rustは、プログラムの中で何が起きているかを、コードに書かせる。暗黙のうちに何かが起きることを、構造的に拒否する。
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