EPISODE · Jun 17, 2026 · 7 MIN
Rust 040 Mutex - 排他アクセスで共有を守る
from 聞き流しプログラミング言語学習 · host ますたーさん
第40章へようこそ。今日のテーマは「Mutex」です。前章で、Arcが共有された読み取りのアクセスを与えることを見ました。複数のスレッドが1つの値を共通の所有者として持ち、それぞれが読める。ただし、Arcが解決するのは「誰がその値を所有するか」までで、「いつその値を書き換えてよいか」は別の問題でした。複数のスレッドが同じ値を同時に書き換えれば、書き込みが互いに干渉し、データ競合が起こる。Mutexは、この「いつ書き換えてよいか」を解く仕組みです。1つの値に対して、一度に1つのスレッドだけが触れることを保証する。触れている流れがいる間、ほかの流れは待つ。この「一度に1つだけ」という保証を、排他アクセスと呼びます。今日扱うのは、Mutexが排他アクセスをどう保証するのか、それを支えるガードの仕組み、そしてArcと組み合わせて複数のスレッドで可変な値を共有する形です。
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