EPISODE · Apr 27, 2026 · 7 MIN
舌の色と苔に注目--ベロは身体の状態を示すバロメーター/2026年4月27日MROラジオ放送分
from 中村寿理の優しい漢方入門 · host ブヘサ中村固腸堂
東洋医学において舌は、血液や水分、内臓の状態を映し出す鏡とされています。舌は毛細血管が非常に密集している部位であるため、血液の質や循環、さらには水分バランスの状態がダイレクトに現れるのが大きな特徴です。診断において重要なのは、舌本体の状態と、その上に乗る苔(こけ)の観察です●舌の色が白ければ冷えや血液不足●赤ければ熱の過剰●紫色なら血行障害を意味します。特に舌の裏側の静脈が黒く浮き出ている場合は、血流の滞りが強く、生理痛などの婦人科トラブルを招きやすい身体の状態を示しています。一方、苔の状態は胃腸機能と水分代謝の指標となります。苔が厚くべったりしている時は、体内に余分な水分が溜まり、胃腸が冷えている証拠です。これが低気圧による頭痛やめまいの引き金となります。逆に苔がなくツルツルしている場合は、加齢などによる粘液や潤いの不足を示し、皮膚の乾燥や便秘に繋がりやすくなります。また、舌の縁にあるギザギザの歯形はむくみやエネルギー不足、先端の赤みはストレスによる自律神経の興奮を反映します。このように舌診は、自覚症状や病院の検査数値には現れない未病の状態を客観的に把握できるため、大きな病気を未然に防ぐための極めて有効なセルフケア手段となります。
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舌の色と苔に注目--ベロは身体の状態を示すバロメーター/2026年4月27日MROラジオ放送分
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