EPISODE · Feb 27, 2026 · 54 MIN
『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』を真面目に振り返る 漠然#24
from バク然らいぶらり · host ハマナカ,どてらい
【導入】東京都現代美術館で開催された『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』。コンセプチュアルアートに興味津々のハマナカと、相変わらずぼんやり勢のどてらい、さかまさみ。しかし蓋を開けてみると、意外や得るものの多い日になったようで……?【目次】00:00:00 『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』を真面目に振り返る00:05:47 「引き算の極致」に驚くハマナカ00:13:54 さかまさみは「規則性」に胸躍らせる00:24:43 「いとととい」の奥深さにどてらいは唸る00:31:41 僕たちはアイデアをどう活かすか00:49:02 分厚い図鑑に書かれていた言葉【要約】00:00:00 『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』を真面目に振り返る今回は、東京都現代美術館で開催されている『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』を見たあとの振り返り回。前回の運慶展であまりにもふわふわした感想を話してしまったどてらいは、友人から厳しい指摘を受け、珍しく予習して収録に臨む。ソル・ルウィットは、作品そのものよりも、アイデアや手順、プロセスを重視したコンセプチュアルアートの代表的な作家。その考え方を入り口に、3人は展示の見方を探っていく。00:05:47 「引き算の極致」に驚くハマナカハマナカは、ソル・ルウィットの作品から「引き算の極致」のような印象を受ける。具体的な手仕事や装飾を削ぎ落とし、形や線、手順、構造へと作品を絞り込んでいく姿勢に驚く。実際の展示では、幾何学的な構造や建築的な視点、グラフィックデザイン的な面白さも感じられたという。折り紙を作るハマナカにとって、指示書やルールから形が生まれる感覚は、自分の創作にも重なる部分があったようだ。00:13:54 さかまさみは「規則性」に胸躍らせるさかまさみは、最初こそ数学的な指示文や作品説明に戸惑うものの、立体作品や線の配置を見ていくうちに、規則性や繰り返しの面白さに惹かれていく。とくに立方体の構造や、光と影によって生まれる見え方の変化に反応。難しい理屈をすべて理解できなくても、形のリズムや影の出方、何かに見える感じから楽しめることに気づいていく。00:24:43 「いとととい」の奥深さにどてらいは唸るどてらいは、作品の見た目そのものよりも、作品が投げかける問いや、鑑賞者との関係性に興味を持つ。現代アートでは、「これは何を問いかけているのか」「鑑賞者はどう関わるのか」という視点が重要になる。展示の中で出会った「いとととい」のような作品や言葉のあり方から、どてらいは作品の意味を固定するのではなく、見る人がどう受け取るかによって広がっていく面白さを感じる。ぼんやり勢だったはずの男が、思いのほか真面目にアートの問いへ踏み込んでいく。00:31:41 僕たちはアイデアをどう活かすか話は、ソル・ルウィットの考え方を自分たちの創作へどう活かすかに移っていく。ルウィットは、アイデアは独占するものではなく、共有され、発展していくことで豊かになると考えていた。これは折り紙の基本構造や、バク然らいぶらりで生まれた漠然概念にもつながる。ハマナカは、折り紙における構造や手順の共有性を思い浮かべ、どてらいは物語の分岐やフローチャートのような構造に重ねる。アイデアを守るのか、開くのか。創作の共有性について、3人はそれぞれの視点から考えていく。00:49:02 分厚い図鑑に書かれていた言葉終盤では、展示で見た分厚い図鑑や、ソル・ルウィットの言葉が話題になる。立方体、線、色、指示、組み合わせ。シンプルな要素を網羅的に研究し、膨大なパターンへ展開していく姿勢に、ハマナカは強く共鳴する。どてらいも、物語の分岐や人生の選択をフローチャート的に考える自分の創作と重ねる。展示を見た一日は、作品理解だけでなく、自分たちの創作をどう位置づけるかを考える時間にもなった。【漠然なる気付き】コンセプチュアルアートは、完成品そのものよりも、アイデア、手順、ルール、プロセスを作品の中心に置く考え方である。ソル・ルウィットの作品は、シンプルな線や立方体でありながら、その背後に膨大なルールと構造がある。作家本人が直接手を動かさなくても、指示書やルールで作品が成立するという考え方は、作家性の捉え方を揺さぶる。ハマナカは、ルウィットの構造や手順に、折り紙の設計に近いものを感じていた。さかまさみは、難解な説明よりも、規則性、影、立体の見え方、何かに見える感じから作品へ入っていった。現代アートは、正しい答えを当てるものではなく、自分なりの関わり方を見つけるものでもある。「いとととい」のような言葉や作品は、意味を固定しないからこそ、見る側・読む側の解釈を呼び込む。アイデアは独占するものではなく、共有されることで豊かになるという考え方は、折り紙や漠然図鑑にも通じる。物語の分岐、折り紙の構造、漠然概念の分類は、いずれも「可能性のパターン」をどう扱うかという話につながる。美術館での鑑賞は、知識量だけで決まるものではない。事前知識、直感、身体感覚、会話の相手によって、見えるものは変わる。第24回は、ソル・ルウィット展をきっかけに、アイデア、構造、指示書、網羅性、創作の共有性まで考えることになった、真面目な鑑賞回だった。【本日の漠然マイスター】ハマナカ紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営。漠然スタイルは「神降ろし」。0から1を作ることに没頭している研究家気質のマイスター。ハマナカのInstagramどてらい物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。漠然スタイルは「イタコ」。他人格を憑依させるように感覚を拾うマイスター。どてらいのInstagramさかまさみ写真家。ガスメーターをこよなく愛するガスメーター大好きお姉さん。漠然スタイルは「一期一会」。ファーストコンタクトのインパクトが大きければ大きいほどまっしぐらに走る瞬間最大風速系マイスター。エッセイブログnotestand fmInstagram【インフォメーション】もとむ! 投書(メール)職人!あなたが普段抱いている、ぼんやり言葉にできない言葉。こちらの投書箱にどしどし投げ込んで! 漠然マイスターが、番組内で言葉にします! 図鑑に載ったり、Podcastで読まれたり、漠然グッズになったりするかも……?バク然投書箱ホームページもみてねバク然らいぶらりSNSはコチラlinktree
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【導入】東京都現代美術館で開催された『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』。コンセプチュアルアートに興味津々のハマナカと、相変わらずぼんやり勢のどてらい、さかまさみ。しかし蓋を開けてみると、意外や得るものの多い日になったようで……?【目次】00:00:00 『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』を真面目に振り返る00:05:47 「引き算の極致」に驚くハマナカ00:13:54 さかまさみは「規則性」に胸躍らせる00:24:43 「いとととい」の奥深さにどてらいは唸る00:31:41 僕たちはアイデアをどう活かすか00:49:02 分厚い図鑑に書かれていた言葉【要約】00:00:00 『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』を真面目に振り返る今回は、東京都現代美術館で開催されている『ソル・ルウィット オープン・ストラクチャー』を見たあとの振り返り回。前回の運慶展であまりにもふわふわした感想を話してしまったどてらいは、友人から厳しい指摘を受け、珍しく予習して収録に臨む。ソル・ルウィットは、作品そのものよりも、アイデアや手順、プロセスを重視したコンセプチュアルアートの代表的な作家。その考え方を入り口に、3人は展示の見方を探っていく。00:05:47 「引き算の極致」に驚くハマナカハマナカは、ソル・ルウィットの作品から「引き算の極致」のような印象を受ける。具体的な手仕事や装飾を削ぎ落とし、形や線、手順、構造へと作品を絞り込んでいく姿勢に驚く。実際の展示では、幾何学的な構造や建築的な視点、グラフィックデザイン的な面白さも感じられたという。折り紙を作るハマナカにとって、指示書やルールから形が生まれる感覚は、自分の創作にも重なる部分があったようだ。00:13:54 さかまさみは「規則性」に胸躍らせるさかまさみは、最初こそ数学的な指示文や作品説明に戸惑うものの、立体作品や線の配置を見ていくうちに、規則性や繰り返しの面白さに惹かれていく。とくに立方体の構造や、光と影によって生まれる見え方の変化に反応。難しい理屈をすべて理解できなくても、形のリズムや影の出方、何かに見える感じから楽しめることに気づいていく。00:24:43 「いとととい」の奥深さにどてらいは唸るどてらいは、作品の見た目そのものよりも、作品が投げかける問いや、鑑賞者との関係性に興味を持つ。現代アートでは、「これは何を問いかけているのか」「鑑賞者はどう関わるのか」という視点が重要になる。展示の中で出会った「いとととい」のような作品や言葉のあり方から、どてらいは作品の意味を固定するのではなく、見る人がどう受け取るかによって広がっていく面白さを感じる。ぼんやり勢だったはずの男が、思いのほか真面目にアートの問いへ踏み込んでいく。00:31:41 僕たちはアイデアをどう活かすか話は、ソル・ルウィットの考え方を自分たちの創作へどう活かすかに移っていく。ルウィットは、アイデアは独占するものではなく、共有され、発展していくことで豊かになると考えていた。これは折り紙の基本構造や、バク然らいぶらりで生まれた漠然概念にもつながる。ハマナカは、折り紙における構造や手順の共有性を思い浮かべ、どてらいは物語の分岐やフローチャートのような構造に重ねる。アイデアを守るのか、開くのか。創作の共有性について、3人はそれぞれの視点から考えていく。00:49:02 分厚い図鑑に書かれていた言葉終盤では、展示で見た分厚い図鑑や、ソル・ルウィットの言葉が話題になる。立方体、線、色、指示、組み合わせ。シンプルな要素を網羅的に研究し、膨大なパターンへ展開していく姿勢に、ハマナカは強く共鳴する。どてらいも、物語の分岐や人生の選択をフローチャート的に考える自分の創作と重ねる。展示を見た一日は、作品理解だけでなく、自分たちの創作をどう位置づけるかを考える時間にもなった。【漠然なる気付き】コンセプチュアルアートは、完成品そのものよりも、アイデア、手順、ルール、プロセスを作品の中心に置く考え方である。ソル・ルウィットの作品は、シンプルな線や立方体でありながら、その背後に膨大なルールと構造がある。作家本人が直接手を動かさなくても、指示書やルールで作品が成立するという考え方は、作家性の捉え方を揺さぶる。ハマナカは、ルウィットの構造や手順に、折り紙の設計に近いものを感じていた。さかまさみは、難解な説明よりも、規則性、影、立体の見え方、何かに見える感じから作品へ入っていった。現代アートは、正しい答えを当てるものではなく、自分なりの関わり方を見つけるものでもある。「いとととい」のような言葉や作品は、意味を固定しないからこそ、見る側・読む側の解釈を呼び込む。アイデアは独占するものではなく、共有されることで豊かになるという考え方は、折り紙や漠然図鑑にも通じる。物語の分岐、折り紙の構造、漠然概念の分類は、いずれも「可能性のパターン」をどう扱うかという話につながる。美術館での鑑賞は、知識量だけで決まるものではない。事前知識、直感、身体感覚、会話の相手によって、見えるものは変わる。第24回は、ソル・ルウィット展をきっかけに、アイデア、構造、指示書、網羅性、創作の共有性まで考えることになった、真面目な鑑賞回だった。【本日の漠然マイスター】ハマナカ紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営。漠然スタイルは「神降ろし」。0から1を作ることに没頭している研究家気質のマイスター。ハマナカのInstagramどてらい物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。漠然スタイルは「イタコ」。他人格を憑依させるように感覚を拾うマイスター。どてらいのInstagramさかまさみ写真家。ガスメーターをこよなく愛するガスメーター大好きお姉さん。漠然スタイルは「一期一会」。ファーストコンタクトのインパクトが大きければ大きいほどまっしぐらに走る瞬間最大風速系マイスター。エッセイブログnotestand fmInstagram【インフォメーション】もとむ! 投書(メール)職人!あなたが普段抱いている、ぼんやり言葉にできない言葉。こちらの投書箱にどしどし投げ込んで! 漠然マイスターが、番組内で言葉にします! 図鑑に載ったり、Podcastで読まれたり、漠然グッズになったりするかも……?バク然投書箱ホームページもみてねバク然らいぶらりSNSはコチラlinktree
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