EPISODE · Apr 15, 2023 · 28 MIN
特別編#2 「K-POPが導く未来」 後編 〜K-POPと民族問題〜
from いしうらまさゆきの「倫理」ラジオ · host いしうらまさゆきの「倫理」ラジオ
【前回の続き】 世界を席巻するK-POP。 しかし、そこには未だ光を当てられていない、当てられることを憚れている世界があります。 同一グループに異なる国籍を持つメンバーが共存することはK-POPの世界では珍しくありません。 それが産業の活発化の上で大きな役割を演じていることもあり、メンバーのあらゆるバックグラウンドを音楽という一つの芸術に向かって投射するーー。 ある意味では多様性が叫ばれる現代での一つの社会的な表象と言えるかもしれません。 しかし、K-POP産業自体は、本当に真摯な形でそのバックグラウンドに目を向けてきたか、ということには私は疑問を感じます。 K-POPの世界では、以前からメンバーに対する歴史的な因縁によった非難が続いています。 下の記事ではBTSのメンバーがいわゆる” atomic bomb shirt “を着たことで、彼らの日本のTVへの出演がキャンセルになったことを報道しています。 BBC↓ https://www.bbc.com/news/world-asia-46147777 これは番組内でも触れたような、たまたま鉤十字のシャツをアイドルが着てしまい炎上した、というようなケースに近いものです。 また、TWICEのメンバー・SANAが2019年の4月30日に「平成生まれとして、平成が終わるのはどことなくさみしいけど、平成お疲れ様でした!!!」と投稿したのちに、ファンから日本の年号について投稿することを訝しく思う旨の返信が多く書き込まれたことが日本でも話題となりました。これは日本の年号という文化に対する無理解が彼女の投稿への誤解を生んだことに原因があると分析されていますが、まさに日本と韓国・朝鮮半島の歴史を思い起こさずにはいられない事件だと思います。 この企画は熊倉の方からいしうら先生にご提案させていただきました。この話題を取り上げることについていしうら先生と議論を重ねました結果、過去のことを蒸し返すようだけれども、しかし考えなければならない問題だとご理解いただけた上で収録・公開しております。 決して誰かを傷つけたり、誤解を生むことを目的としてはおりません。 K-POPという産業が世界をより「善い」ものに変えていく、その導き手となってくれることを一心に願っております。 民族問題・歴史問題は音楽や文化交流だけでは超えられません。 しかし政治や外交に関心を向けること、自分の身近な人たちを配慮し気遣うこと、想像すること、その橋渡しに音楽はなれるのではないでしょうか? そんなことを考えながら、お聞きいただけますと幸いです。 ー熊倉 ご意見・ご感想・ご指摘は、#IMradio でTwitterまでお願いします! Twitter: https://twitter.com/ishiuraradio Cast: いしうらまさゆき…1979年東京生まれ。学習院大学文学部心理学科卒業、立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻博士課程前期課程修了。武蔵野発のSSW。 都内の高校で高校倫理の授業を担当している。著書:『哲学するタネー高校倫理が教える70章【西洋思想編①・②】【東洋思想編】』(明月堂書店)、加奈崎芳太郎『キッス・オブ・ライフ ジャパニーズ・ポップスの50年を囁く』(編集・全アルバム解説)、『URC読本』など。 Twitter: https://twitter.com/ishiuramasayuki 熊倉羅馬…2005年東京生まれ。都内の高校に通学中。哲学者・今道友信の著書「エコエティカ」(講談社学術文庫)を読み、哲学を志す。 当Podcastの企画・運営・録音を担当。 「HOSIGATARI Project」という音楽プロジェクト名義でも活動中。作曲家・エンジニア・SR見習い。 Twitter: https://twitter.com/HOSIGATARI1
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【前回の続き】 世界を席巻するK-POP。 しかし、そこには未だ光を当てられていない、当てられることを憚れている世界があります。 同一グループに異なる国籍を持つメンバーが共存することはK-POPの世界では珍しくありません。 それが産業の活発化の上で大きな役割を演じていることもあり、メンバーのあらゆるバックグラウンドを音楽という一つの芸術に向かって投射するーー。 ある意味では多様性が叫ばれる現代での一つの社会的な表象と言えるかもしれません。 しかし、K-POP産業自体は、本当に真摯な形でそのバックグラウンドに目を向けてきたか、ということには私は疑問を感じます。 K-POPの世界では、以前からメンバーに対する歴史的な因縁によった非難が続いています。 下の記事ではBTSのメンバーがいわゆる” atomic bomb shirt “を着たことで、彼らの日本のTVへの出演がキャンセルになったことを報道しています。 BBC↓ https://www.bbc.com/news/world-asia-46147777 これは番組内でも触れたような、たまたま鉤十字のシャツをアイドルが着てしまい炎上した、というようなケースに近いものです。 また、TWICEのメンバー・SANAが2019年の4月30日に「平成生まれとして、平成が終わるのはどことなくさみしいけど、平成お疲れ様でした!!!」と投稿したのちに、ファンから日本の年号について投稿することを訝しく思う旨の返信が多く書き込まれたことが日本でも話題となりました。これは日本の年号という文化に対する無理解が彼女の投稿への誤解を生んだことに原因があると分析されていますが、まさに日本と韓国・朝鮮半島の歴史を思い起こさずにはいられない事件だと思います。 この企画は熊倉の方からいしうら先生にご提案させていただきました。この話題を取り上げることについていしうら先生と議論を重ねました結果、過去のことを蒸し返すようだけれども、しかし考えなければならない問題だとご理解いただけた上で収録・公開しております。 決して誰かを傷つけたり、誤解を生むことを目的としてはおりません。 K-POPという産業が世界をより「善い」ものに変えていく、その導き手となってくれることを一心に願っております。 民族問題・歴史問題は音楽や文化交流だけでは超えられません。 しかし政治や外交に関心を向けること、自分の身近な人たちを配慮し気遣うこと、想像すること、その橋渡しに音楽はなれるのではないでしょうか? そんなことを考えながら、お聞きいただけますと幸いです。 ー熊倉 ご意見・ご感想・ご指摘は、#IMradio でTwitterまでお願いします! Twitter: https://twitter.com/ishiuraradio Cast: いしうらまさゆき…1979年東京生まれ。学習院大学文学部心理学科卒業、立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻博士課程前期課程修了。武蔵野発のSSW。 都内の高校で高校倫理の授業を担当している。著書:『哲学するタネー高校倫理が教える70章【西洋思想編①・②】【東洋思想編】』(明月堂書店)、加奈崎芳太郎『キッス・オブ・ライフ ジャパニーズ・ポップスの50年を囁く』(編集・全アルバム解説)、『URC読本』など。 Twitter: https://twitter.com/ishiuramasayuki 熊倉羅馬…2005年東京生まれ。都内の高校に通学中。哲学者・今道友信の著書「エコエティカ」(講談社学術文庫)を読み、哲学を志す。 当Podcastの企画・運営・録音を担当。 「HOSIGATARI Project」という音楽プロジェクト名義でも活動中。作曲家・エンジニア・SR見習い。 Twitter: https://twitter.com/HOSIGATARI1
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