EPISODE · Nov 3, 2020 · 1H 7M
われらの文化03 欣紅文化雅談03(Pianist 田近凉子 Ryoko Tajika Drei 先生を囲んで)
from われらの文化 レオンラジオ 楠元純一郎
〈欣紅文化雅談03(日本人ピアニスト钢琴大师 田近凉子 Ryoko Tajika Drei 老师を囲んで)〉 20200908ラジオ収録 【ラジオテーマ曲】 オープニングソング「水魚の交わり(魚水情)」 エンディングソング「バイオバイオバイオ(遺伝子の舟)」 作詞作曲 楠元純一郎 編曲 山之内馨 【パーソナリティー】 松尾欣治 哲学者・大学外部総合評価者 張 紅 法学者・弁護士 【ゲスト】 田近凉子 ピアノ・マエストロ 福留邦浩 国際関係学者 【質問者】 楠元純一郎 法学者 【録音】 レオー 画家 【本日の紹介曲】 ドビュシー作曲 版画から「雨の庭」 田近凉子演奏 イタリア大統領官邸でのライブ録音(2017年2月5日) 1 ごあいさつ Ryoko先生のドイツ語(ウイーン弁)でのご挨拶 初登場!バロン福留閣下のフランス語でのご挨拶 2 なんたる奇遇!田近、張紅、楠元は2002年ごろ偶然ワシントンD.C.に駐在! 3 外交官のパーティー料理 4 イタリア、オーストリア、フランスの家庭料理 5 福留閣下のフランス、モンペリエでの体験 6 ドビュシー作曲 版画から「雨の庭 」 田近凉子演奏 イタリア大統領官邸でのライブ録音(2017年2月5日) 〈演奏によせて〉 田近凉子先生の今回の演奏、クロード・ドビュッシーのピアノ曲集≪版画≫に収められた一曲「雨の庭」を拝聴し、心の琴線に触れ、演奏で描かれている世界にすっかり引き込まれてしまいました。 福留邦浩先生の批評によれば、「パリの雨もウィーンの雨もローマの雨も、実は大した違いはないのかもしれない。しかし、ドビュッシーの「雨の庭」を聴くと、パリの雨はもうこの曲のようにしか聴こえない。パリに降る雨は、ドビュッシーによって新しい姿を手に入れた。私は田近凉子先生の繊細かつ大胆な演奏を聴いて、『自然は芸術を模倣する』というオスカー・ワイルドの言葉の正しさを確信した。」 楠元純一郎先生の批評によれば、「パリの雨は色とりどりの香り高きパルファン。しかし、この庭に降る雨は無色無臭。私にはモノクロの庭を背景に、大きな雨粒、小さな雨粒、その一粒一粒が手に取るように見える。そして雨筋の線は、かつてドビュッシーも鑑賞していたであろう歌川広重の浮世絵を彷彿とさせる。そのタッチの表現力に加え、雨の描写への集中力たるや、もはや巨匠の域といってよい。」 とのことです。 雨と石畳の奏でる音のハーモニーは私の胸をときめかせます。ときには雲が切れてキラキラと陽光が差し、そして突然、風が吹いたかと思えば、また雨が降り始める。その宝石のような雨粒と風に揺らぐ花々の美しいパリの庭を、この演奏の中で体験させていただきました。 その雨粒は力強いタッチであったり、和やかな筆致であったりして、人々の人生の歩みと重なり合います。まさに音楽は心の表れであり、人生の伴侶のように私たちに潤いを与えてくれます。 人生は自然の流れに身を任せるようなもの。この先、どのようなことが起こるかわかりません。明日は晴れるのか、雨が降るのか。でも、傘の用意をして心の準備をすることはできます。 人は一歩一歩着実に進んでゆけばきっと成功することでしょう。私も田近凉子先生の生き方を見習って、これからも自分の夢に向かって着実に道を歩んで参りたいと思います。 今回も本当にありがとうございました。
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