EPISODE · Nov 24, 2020 · 21 MIN
われらの文化04 欣福茶釜01(自由主義・経験論・ジョン・ロックの思想)
from われらの文化 レオンラジオ 楠元純一郎
〈われらの文化04 欣福茶釜01(自由主義・経験論の父あり市民社会の原理の基礎を築いたジョン・ロックの思想)〉 20201124ラジオ収録 【ラジオテーマ曲】 作詞作曲 楠元純一郎 編曲 山之内馨 Opening 「水魚の交わり(魚水情)」 Ending 「バイオバイオバイオ(遺伝子の舟)」 【パーソナリティー】 松尾欣治 哲学者・大学外部総合評価者 福留邦浩 国際関係学者 【質問者】 楠元純一郎 法学者 【録音師】 レオー 美術家・教育者 1 はじめに 『われらの文化』で今回から新たに「欣福茶釜(きんぷくちゃがま)」というエピソードが追加されました。なんか、どこかで聞いたような日本昔ばなしみないですね。パーソナリティーは哲学者の松尾欣治先生と国際関係学者の福留邦浩先生です。質問はもっぱら私、法学者の楠元純一郎が務めます。録音は美術家・教育者のレオー君です。 「欣福茶釜」では、茶室の幽玄な空間(イメージ)で政治、哲学、法思想、歴史、文化、芸術について縦横無尽に自由に語り合います。 その第1回目は、「自由主義、経験論の父であり市民社会の原理の基礎を築いたジョン・ロックの思想」です。 2 ジョン・ロック ジョン・ロック(1632年〜1704年)→イギリスの哲学者(自由主義の父、経験論の父)→イギリス名誉革命(1688年)→アメリカ独立宣言・フランス人権宣言 人間は本来、理性的な存在で自然状態も比較的平和な状態。ただ、自分の権利をより確実なものにするため、社会契約を行なって権利の一部を政府に委ねる必要がある。しかし、国家が市民の意志に反した場合は、抵抗して委ねた権利を取り戻すことができる。→※楠元→ロックの思想は民主主義の原理と言われるが、抵抗権について触れていることから革命思想でもあるのか? デカルト→人は生まれながらにしてボンサンス(理性の働き)をもっている。ただし、それは正しく用いなければならない(大陸合理論)。→経験論者(ロック)→いやいやそうではない。デカルトにおおいに刺激を受けた。 「経験論」→人は白紙の状態で生まれる。→ 一切の認識は知覚経験に基づいて形成される→バークリー→ヒューム 「社会契約論」→自由で平等な人間が社会契約を結ぶ→民主主義の基礎 ※ホッブス『リバイアサン』との対比 リバイアサン→国家は旧約聖書の怪物「リバイアサン」みたいなもの。国家は社会契約によって成立したもので、国民はそれに絶対服従せよ。 ※松尾→リバイアサンはハーバード大学生の必読書 「教育論」→子供の教育は経験的な訓練から始めるべき→知識・規則で縛るのではなく習慣の形成・家庭教育が大事 『人間知性論』→経験論の立場から人間の知性のあり方と限界を考察 『統治二論(市民政府二論)』→①王権神授説(絶対王政の時代、王権は神から授けられた神聖絶対なるものであり、王は神に対してのみ責任を負い、神以外の誰も対抗できない)の否定、②社会契約こそが政治権力の起源→自由主義の思想→アメリカ独立宣言、フランス人権宣言 →財産権の保障、民法の所有権絶対の法則。
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