PODCAST · business
《時代が見えそう》味本飯店
by BONCHI
ようこそ味本飯店へ!今宵も当店では、いろんなゲストが、選んだ本に触発されて、時代や社会、人や自然のことを巡る話題を、ホストと一緒に深めています。聞こえてくるのは、私たちの当たり前を解きほぐし、そこから自由にしてくれる様々なヒント。ゲストとホストが織り成す話は、それぞれに時代をまなざす問いを投げかけていて、より本質的な思考へ、無防備な感性へ、あなたを誘います。宇宙技芸的食本好吃!お気軽に寄ってってください!
-
35
『クリエイティブ都市論――創造性は居心地のよい場所を求める』(リチャード・フロリダ著/ダイヤモンド社)【味本飯店】
【キーワード】リチャード・フロリダ/大都市は経済成長のプロセスの中で生まれてきた/都市にはどういったパラダイム転換が必要か?/文化/クリエイティブ人材・クラス・産業が重要/原題 “Who’s Your City?”=都市って誰のものだろう?/文化・芸術を経済的に利用:本来の創造性を生み出す文化・芸術(の価値)が損なわれる/都市政策?産業政策?文化政策? /消費都市/大都市:企業、人口、機能(政治・経済・金融・情報)が集中/都市問題・成長の限界/創造都市とは?/「人間的規模の都市」(ジェーン・ジェイコブズ著『都市の成功と衰退』)/メガ都市(人口1000万人)と地方都市(人口30万、50万人)/地方都市=人間的規模の都市/フロリダはメガ都市が対象/(可能性があるのは)地方都市なのではないか?/金沢、横浜(日本の創造都市の例)/フロリダの視点:クリエイティブクラスはどうすれば集まるか?/創造都市の1つの条件:性的マイノリティの人たちが暮らしやすい(=多様性に開かれている)/大規模都市ほど都市問題が集積/人間的規模に近い地方都市で創造都市を考える/ クリエイティブクラス・産業(への最適化)が都市内で格差を生み出す可能性がある/さまざまなステークホルダーみんなで創造都市を作っていく/ソーシャルガバナンス/ジェントリフィケーション:クリエイティブ人材が来るともともとの都市住民(貧困状況にある人、ホームレス)が暮らせなくなる/一部に限られたソーシャルキャピタルでなく、サードプレイスを含めたような形にする(土台)/都市政策=(左側)産業政策+(右側)社会政策+(母体)文化政策/ステークホルダー間の水平的な「意味のあるネットワーク」/都市全体で創造性を育むようなシステム(ソーシャルガバナンス)/クリエイティブクラスは重要な役割を果たし、文化・芸術は刺激を与える/ソーシャルアントレプレナー(社会起業家)が新しいソーシャルキャピタルを生み出す/ブリッジング型、支縁型/今までのつながりを乗り越える、増やしていく/地域にある文化的・社会的な何かを活かして新しい仕組み・仕掛けを作る/人間生活/快適、居心地の良い都市であるために「何か新しいものが生み出されていく風土」を目指す/ 都市住民が何を求めているのか?/居心地の良さ(多様性、サードプレイス)と(自己)効力感(存在意義、自分が関われるという実感)がミックスされていく風土、環境づくり=創造都市の中核/リチャード・フロリダの3つのT:才能(Talent)、テクノロジー(Technology)、寛容性(Tolerance)/4つ目のT:変革(Transform)が地方都市には求められているのではないか?/自己変革/(大)都市は変化が宿命(大きな力学)/地域(地方)は中央の変化が伝播する形/主題化しづらい「変化」を大事にし直す、むしろ「暮らし」が主題になっている地方都市こそ「変化」を志向していく/内在的に変革するパワーが生まれてくる都市=持続可能な都市(創造都市)/エンパワメント/行政さえ1つのステークホルダーに/地方都市の自律/社会政策側を視野に入れる/社会政策=(課題の対象ではなく、本当は)活躍できる人たちを表に出してくる/創造都市=創造的なモノがある都市ではない/創造都市=創造性を内在させている都市・いろんな人たちの可能性を引き出す都市・クリエイティビティを生み出す雰囲気を持った都市/本質に戻ろう 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:リチャード・フロリダ著、井口典夫訳『クリエイティブ都市論――創造性は居心地のよい場所を求める』(ダイヤモンド社) https://www.amazon.co.jp/dp/4478006199 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年2月8日)
-
34
【後編】『〈老いがい〉の時代――日本映画に読む』(天野 正子著/岩波書店)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】過去を見るのか未来を見るのか?/ありようは年齢を問わない/人生に執着してしまう/これから先のこと、自分ができること・できるかもしれないことを考えていく/年をとって何かすることを社会の側が許してくれない/自分がその年齢になると、(若い頃と)変わりない/偏見・先入観/障害者の人たちがずっと言ってきたこと/ビッグチャンス/社会の側が変わらなきゃ/ノーマライゼーション/インクルーシブ=同じにする必要はなくて、違ったままで良いじゃない/高齢者ばかりだと引き出せないことがある/2人だと何喋っているかわからない/誰かが介在/年寄りだけでなくできればもう少し若い人を/若い人たちにとっても幸せをもらう場面/高齢者:年齢で切っている/老人:老いた人/老人と言った方が広がりがあるかもしれない/『老人と海』(ヘミングウェイ)/年老いた漁師が海のことをなんでも知っている/老人力/人生のいろんなことを次の世代に伝える/知恵袋/年寄りはどこか良い感じでゆるんでくれている→若い人の緊張をゆるめてくれる/ほとんどの年寄りは優しい→若い人たちが元気になる/老人力は2つ:①知恵袋②いてくれるだけで幸せな気持ちになる、絶大な癒し力/ご隠居/ユニバーサルな社会/老いにはまた別のリアリティ/むしろ若い人たちがリラックスした社会があればもっと落差が減る/ハードで集団性が高く、仕組みの中や決まったルールの中で動くこと/研ぎ澄まされればされるだけ老いた時の喪失感/老いのイメージが固まってしまう/若い世代と高齢者が話し合う機会(普段の何気ない会話)を持つ/壁がなくなる/年の離れた大事な友達/こういう人生の送り方ができたら良いよなという人/老いに対する恐れ、恐怖が無くなる/年寄りが今置かれている状況を知って欲しい/施設にいる年寄りは容易に外に景色を見にいくことさえできない/葉っぱが色づいたのを見にいく、春の風を感じに行く/老いが社会化されることによって自由が奪われる/欧米:認知症に際して自分で死を選びたい、近代的な自己像が容易に実現しなくなると生きている価値がない/日本:かなり緩やか、認知症だからといって死ぬことはない/日本の良さ=ゆるやかさ、いろんな人たちが雑多な状態で暮らしていけること/老いをめぐる状況を再定義しないといけない/老いを急激なものと感じないようにするためにライフシフトの話がちゃんと進む/世代間の関係が地域や社会の中にそれなりにある/良い意味で年寄りのゆるやかなところを社会がもっと取り入れる/欧米:多世代同居のトレンド/新しい形の多世代交流/コミュニティも復活/老いは自分でコントロールできない/自分が自分を管理すること=人間的な世界 (赤ちゃんや年寄りの時には難しい)/自然性・動物性を訓練/本当は大事な、隠しておいた部分/自然観/内なる自然(コントロールできない部分)に対してもおおらか /日本における老い/老いがいをもう一度考える/社会のありようとして実装していくことが必要/社会として個人として家族としてコミュニティとしてどう向き合うか? 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:天野 正子著『〈老いがい〉の時代――日本映画に読む』(岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4004314755 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年1月5日)
-
33
【前編】『〈老いがい〉の時代――日本映画に読む』(天野 正子著/岩波書店)【味本飯店】
【キーワード】日本映画を題材に老いについて考える/第1章:現実問題としての老いの問題/老人ホームに親を入れること/第2章:老いにはいろんな意味がある(老いの万華鏡)/人生はひとつの山ではない/老いをどう受け止めるか?/『釣りバカ日誌』(栗山富夫監督) /思いがけない行動をする老人/第3章:人間が“生”まれて“老”いて“死”ぬ/子供と老人の交流(世代間の話)/中間点(中年)を中心に老いを見る/死:『お葬式』(伊丹十三監督)、『おくりびと』(滝田洋二郎監督)/第4章:昭和は特徴的な時代/時代や社会が老いるとは?/表現を通して世相を読む/感性の鋭い映画監督が描く/映画・映像=現在、過去、未来を見せることができる/ものすごい情報量/映画が終わった後に見た人が想像・イメージできる/密度が濃い小さい宇宙/非言語的なもの(表情・仕草)/映画は複合的な芸術/『東京物語』(小津安二郎監督)/息子を訪ねて老夫婦が東京に行く/都市化された社会に居場所がない、今まで生まれ育った田舎が良い/都市問題、世代間の問題、核家族問題/年老いた老夫婦にとって何が幸せなのか?/『生きる』(黒澤明監督)/老人のプライド/最後、役人としての仕事をしたい/公園をなんとしても作る、それが私の生きた証/認知症の話/親が認知症になって息子がわからない/頭を触っているとわかる/ふと幸せを感じる/『恍惚の人』(豊田四郎監督)/認知症になった親とどう向き合うか/自分が自分じゃなくなる喪失感と、子供(家族)から見て親が変わってしまうという喪失感/親子であることは変わらない/ジレンマ/自分の老いに対して抗う/撫でられるという行為(=親子の原初的な姿)で親子だと確認/純化した親子関係の絆/失われていくものと残っているもの/老いは個人の問題から社会の問題に/社会の中で老いをどう受け止め、どう向き合っていくか?/責任の所在の問題、運転の問題、虐待の問題/介護の社会化/新しい局面/老いはだれにでもやってくる/(自分は)不必要なもの・迷惑をかける存在と感じてしまう/不安/(社会的な)役割がその人を表現すること/老いは容易にできなくさせる/その人の生きている価値は“公園を作る”ことではない/『終わったひと』(中田秀夫監督)/俺にはなにもない/居場所が社会の中にも家庭の中にもない/受け身でいるのではない、新たな人生を掴みにいくという老いの生き方もある/生まれてから老いが始まる/自分の存在価値を実感できること=老いがい/その人がその人であることは変わっていない/老いが全部奪うかのように思わせているのは社会の側/経験値が、教養や人格として残っていればなくならない/鼻にかけている=もったいない/変なプライドを捨てないと/得てきたことは大事に、でもむしろ看板は捨てる/そうならないようなあり方を個人の努力だけに収斂させるのか?/働いている時代にもそれだけでないようにしておく/老いることは喪失ではなく、別のものを得られるチャンス/新しい人生の見方を発見/今まで培った経験・知識/過去を、現在か未来に展開/きっかけを自分で探す ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:天野 正子著『〈老いがい〉の時代――日本映画に読む』(岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4004314755 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年1月5日)
-
32
【後編】『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)――百年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン他著/東洋経済新報社)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】 マルチステージの人生/時間消費=レクリエーション/時間投資=リクリエーション/自分の人生の目的をどうチェンジしていくか?/何のために働くか、何のための仕事か?/内的な動機、枠にとどまらない思い/laborなのか?workなのか?/難しい時代(努力の仕方や攻略法がない)/胆力、自律、レジリエンスも求められる=タフ/社会の側も再チャレンジや多様な人が働くことに寛容にならないといけない/個人に与えられた資源や時間をどう配分するか?/ワークライフバランス→ワークライフインテグレーション(意味のあるように一体化)/社会側がインテグレートさせてくれない/選択肢・自由度を自分なりにキープ/若い人の副業意向はかなり高い/固い組織、社会、大学のあり方に対して、どうやわらかくいられるか?/企業が副業を認めることが魅力に/教育が大事/リスクを好むのか回避するのか?/選択力、レジリエンスを義務教育・中等教育で身につける/人が変われば(それに)社会が合わせなければならないという今の局面(人口減少)を生かす/社会起業家がソーシャルキャピタルを編み直す/地縁、テーマ、世代がミックス・入り乱れる/子どもたちが、自分で始めてみる、やってみる、試してみる、大人たちにそれを見守ってもらう/個人が変われば、社会が変わる(せめぎ合い)/個人が(社会の変化と古くなった仕組みの)どっちに自分をチューニングするか?(せめぎ合い)/組織開発論/組織をどうトランスフォーメーションするか? /教育=未来に向けて準備する/「個人(大人)」と「会社・仕組み」の話に「未来(子どもたち)」という新しい感覚のプレイヤーを社会で育てていくと、3つの流れが合流/子どもたちは未来(ヘッドライトの照らす先)を、大人たちは過去(バックミラー)を見ている/アクティブラーニング/教科書の通りに大人も社会もなっていない/ライフシフトは老後の話ではない/全員含まれる/(子どもたちにとって)100年をどう生きるか?/子どもたちこそ主題、主役/今ある社会の不具合を直すためにも、若い人たちとどういうコミュニケーションを取っていくか?/ライフプランの中でどういう風に自分の人生を作っていくのか? 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:リンダ・グラットン、アンドリュー ・スコット著、池村 千秋訳『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)――百年時代の人生戦略』(東洋経済新報社) https://www.amazon.co.jp/dp/4492533877 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年1月5日)
-
31
【前編】『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)――百年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン他著/東洋経済新報社)【味本飯店】
【キーワード】 人生100年時代/生まれてから死ぬまでに何をするか?/教育期間、仕事期間、リタイア後/単線的な人生だけでいくと老年時代が生きづらくなる/若い時に色んな選択肢を持って生きておくと老年の生き方が豊かになる/金融資産以外の資産/老後においても成長・成熟/今までと違った生き方を見つける/「自分が何者であるか?」を変えないと/企業も、政府も変わるべき/エイジレス社会/65歳がゴールでなく新たなスタート=投資が必要(教育など)/リカレント教育(活力資産を形成)/人口減少の社会=人手が足りない/政府:できる限り元気でいてもらう・ちょっと病気や障害があっても役割を持って働いて欲しい/「楽しい」ではなく、それが「求められる」ように見える/生産年齢人口、労働人口を増やす/女性の活躍/自ら自分自身の存在価値があると感じられる社会/人生を手元に持った上で考え方をリニューアル/高齢者と若者が分断/三世代家族:自分の存在価値を感じられる、自分の足跡がその場に存在/核家族化後:仕事に存在意義を担わせている/80歳の人が大学にいる、若い人が立ち上げた新しい会社に70歳の人がいる(=世代間の関係も入り乱れて豊かなものに)/本質的なモデルチェンジ/過去を生かすこともあれば、高齢になってから新しい世界に飛び込んで新しいものを生み出すこともある/変身/「高齢者であっても働ける」という話をどう相対化するか?/70歳の自分と20歳の自分が同じ感覚/年代で切らない/年齢関係なく「支え合う」/老後だけを見るだけだと「ライフシフト」といえるのか?/20歳の時から仕事を3つくらいする(複線的)/(人生の)長さは関係ない/僕らはなぜ生きているのか?/広井良典/定常型社会/安定すると自己実現に目が向く/昭和は一番大変だった時代/一つの時代が終わる+長寿化/なぜ自分を問わないといけないのか?/成長期:単一化・画一化/安定期:個性・多様性/心の問題/要請に応えるという形にからめとられると100年生きるのが辛くなる/好きなこと、やりたいことをする ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:リンダ・グラットン、アンドリュー ・スコット著、池村 千秋訳『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)――百年時代の人生戦略』(東洋経済新報社) https://www.amazon.co.jp/dp/4492533877 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年1月5日)
-
30
『イモムシハンドブック』(安田守著/文一総合出版)【味本飯店】
【キーワード】これなんだろうな?/見ているだけで幸せ。リアルで会えたらもっと幸せ/春日山でも。家の近くでも、あれ?これいた!/姿で探す/図鑑を眺めるのは楽しい/あるものの同定に使う/どれだけ会っていないか/イモムシってもの(虫)がいる?/昆虫の幼虫=イモムシ/カブトムシの幼虫もイモムシ/イモムシ概念は謎に豊か/完全変態(チョウ・カブトムシ・ハチ)=イモムシ→蛹(サナギ)→成虫、不完全変態(カマキリ・バッタ)=生まれた時から同じ形/イモムシ概念に革命/(イモムシは)とんでもなく多様/人間のデザイナーがインスパイアされる対象/イモムシの形状、色の鮮やかさ、多様さはすごい/【スズメガ】/ちょっとずつの多様性とドラスティックな多様性/【アオスジアゲハ】/エメラルドグリーンで神々しい/サナギは触ると動く/トランセル(ポケモン)/【クスサン】/毛がすごい/巨大なガ。他に【ヤママユガ】【ウスタビガ】/【オオミズアオ】:色っぽい・夜のガ/触ると痛い?/毛虫のほとんどはかぶれない/ガイド時はみんなが怖がるものを躊躇なく触る(ヘビ、カエル、ミミズ、ヒル)=当たり前のようにすることで大丈夫だと体現(実は、最初はドキドキ)/尾っぽにツノ(尾角)=刺さない。外敵から身を守るためのデザイン(といわれている)。イモムシに聞いたことないけど/鮮やかさ、かっこよさは必要性を超えている/もはや表現・デザイン/【ツマグロヒョウモン】/シス(スターウォーズ)/配色は黒と赤/【スミナガシ】/ナメック星人/イモムシが成虫で最後のはおまけにしたい/【クスサン】:幼虫の時は餌を食べるけど、成虫になると餌を食べない(繁殖するためだけ)。口がない!/青春時代は幼虫。だからやんちゃする(笑)/【アサギマダラ】/旅する蝶/青春時代グレまくり。グレグレ(笑)/前後に突起みたいなもの(つい神様がつけちゃった)/【アカイラガ】/イラガがやばい(笑)/ウミウシ似。遠縁?(笑)/かぶれるやつ/毛をゴムで留めている(よく考えたな神様)/シャクトリムシ/一「尺」の「シャク」/枝に見える擬態/【ウメエダシャク】(黒・オレンジ)、【チャバネユエダシャク】(茶色・黄色)、【ヒロオビトンボエダシャク】(黄色・黒)=全員色が違う/こんな色の枝ある?/住んでいる木に合わせて擬態?/【トビモンエダシャク】/擬態した先はピース、芽(つぼみ)のよう/【シャチホコガ】/成虫は大したことない。青春時代に爆発/真面目に勤めるタイプと、大人になってもバイクに乗ってそうなタイプ/ガはチョウより種類がある。ハマるとやばい/蛹はダース・ベイダー/昆虫の図鑑=成虫がメイン/イモムシハンドブック=青春時代のアルバム/チョウを飼う楽しみは長い/イモムシ時代を楽しむ、成虫になったら放つ(サヨナラをする。チョウになったら飼えない)/羽化の瞬間/【クスサン】【ヤママユガ】の出てくる瞬間めちゃくちゃ可愛い/繭(マユ)の中にサナギ/【クスサン】の繭はシースルー。ちゃんと囲えよ(笑)/神様が楽しんだ?/【アケビコノハ】/幼虫は目がびょーん/成虫は枯葉/目立つ幼虫やっといて、(成虫)葉っぱかよ(笑)/幼虫の人生を描いたら人間のあらゆるバリエーションがいけそう/自ら落ち葉/【リンゴコブガ】/毛針/ふっさふさ/イモムシ好きな人はいっぱい/野に咲く花が1個あれば必ず虫がついている/(集まる虫を待ち構える)カマキリ/ミツバチの一生懸命な様子/僕らが知らない姿/森の中に入る、ひっくり返す、草木を凝視する/昆虫1種類を楽しむだけでこんなに幅がある/生息環境、生えてる木の種類でも(そこにいるイモムシは)異なる/街路樹にもイモムシいる/このガイドブックに載っていないものもいる!?3冊ある!?/それだけ多様なものが身近にいる/希少な植物についているものは少なくなる/【ギフチョウ】/天然記念物/成虫は綺麗、幼虫は黒くてかっこいい/カタクリ(ギフチョウの食草)を増やさないといけない/ベースは環境で、それに即した生き物がある/生物多様性=(それぞれの生き物に)即した環境があることが大事/解像度を上げると新鮮な驚きがある。尊い/出会うことと自然を考えることをセットに/その方が"おもしろい"/これ会いたいな。好きだな。ミヤマクワガタ欲しいな/振り幅をいっぱい持てると単純に楽しめる/図鑑を見つつ、できれば地域や山の中に出て行く機会をつくる/面白い、楽しいというところから環境を改めて考えていく/糞虫館 【出演者】 ■今日のお客さん 杉山拓次 BOKUNARA 主宰 春日山原始林を未来へつなぐ会 事務局長 奈良教育大学次世代教員養成センター研究員 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:安田守著、中島秀雄監修、高橋真弓監修『イモムシハンドブック』(文一総合出版) https://www.amazon.co.jp/dp/4829910798 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年2月10日)
-
29
【後編】『外来種は本当に悪者か?:新しい野生 THE NEW WILD』(フレッド・ピアス著/草思社)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】春日山の外来種/ナンキンハゼ/ナギ(国内外来種)/今の春日山=著しくバランスが崩れた状態/"ナンキンハゼを抜いてやれ!"にみんな燃える/ちょっと待ってね/中・長期的に見るとそんなに脅威ではない/森が健全で回復力を持っていれば自然に消えていく/ナンキンハゼだけしか生えないという環境に対してアプローチをするべきなのではないか/土砂崩れ/ナンキンハゼが生えてくれていたら止めてくれる/全体最適/森の健全性と鹿/林業/鹿害(全国的に難しいテーマ)/健全な更新ができないのは鹿が植生を食べ尽くしているから/木(カシ)の少子高齢化/循環できない/鹿=いろんなことを背負わされ、矛盾を自らに孕む(信仰の象徴、観光の大事な存在、自然)/鹿が望んでいるわけではない/鹿は多面的/人の問題:それぞれの見方の中でどう折り合いをつけていくか?/鹿と共生/頭数、生息域/もう一歩自然と積極的に向き合う/鹿が本来神聖視されたのは野生・生命力の象徴/隔離され、鹿だけが自然から離れてしまった/奈良の鹿は"人懐っこい(人との共生の1つのあり方)"に走りすぎてしまった/そもそも鹿がいられたのは豊かな自然があったから/鹿が自ら自然の持続性を奪う/人間がどう考えるかに帰結/人間が責任を持って向き合って自分たちを省みる/意思決定/"文化的背景の鹿"の方が強すぎる/僕らにとって鹿は身近、かけがえのない存在/愛護している人、森を守る人、県に対して遠目から見るだけでない/"自然と共生するまち"奈良を世界に見せていく/僕ら自身のテーマとして向き合う/奈良公園にある違和感/ヨーロッパの観光客「大丈夫?こんなに鹿いて」(=向こう側が見えている)/適切な距離感/理念を体現するために頭数を絞る/平安時代:「鹿に会えてまじ超ラッキー」/いっぱいるではない、"時々いる"のありがたさ・うれしさ・素晴らしさ 【出演者】 ■今日のお客さん 杉山拓次 BOKUNARA 主宰 春日山原始林を未来へつなぐ会 事務局長 奈良教育大学次世代教員養成センター研究員 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:フレッド・ピアス著、藤井留美訳『外来種は本当に悪者か?:新しい野生 THE NEW WILD』(草思社) https://www.amazon.co.jp/dp/4794222122 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年2月10日)
-
28
【前編】『外来種は本当に悪者か?:新しい野生 THE NEW WILD』(フレッド・ピアス著/草思社)【味本飯店】
【キーワード】『池の水ぜんぶ抜く』(テレビ東京)/あまりにも外来種を悪と決めつけている/ナンキンハゼ(春日山、奈良公園の外来種)は防ぎようがない/入ってきたものとどう共生していくか?/環境保全が原理主義的になってしまう/在来種/もとの生態系のバランスを過剰に崩す外来種もたしかに存在/遺伝的多様性(固有の遺伝子を大事にする)/SDGs/生物多様性/外来種がやってくるきっかけ/ヨーロッパの探検/不毛な土地に新たな生態系を作る/新しい生態系とピュアな生態系/ピュアな自然なんかないだろう/原始林は人の手が入っているから面白い/屋久島="手つかずの森"ではない/ピュアだと思われている自然にも人間の関わり・存在が内在/人間の関わりがないものと擬装する/"人間の関わりがないものが良い"という論理だと、自然を大事にすることと遠くなる/温暖化、物流、交流、産業/特定外来種/生態系が壊れるわけではなく、バランスが著しく悪くなる/ニホンザリガニがいなくなったのは本当にアメリカザリガニだけのせいなのか?/外来種を悪者とすることだけでその状況を理解できたとすることに警笛/都市化/ゲンゴロウ・タガメ(農薬)/生息できる環境が減っていることが一番大きい/外来種が増えたのは人間が愚かだったから/本来の目的にあった利用をやめてしまう/ウシガエル(食用)、マングース・アライグマ(かわいい)/リスクを想像していなかった/「生き物を殺すのはかわいそうだから自然に返してあげなさい」の根強さ(仏教的考え?)/ミシシッピアカミミガメ/「死ぬまで飼いなさいね、それが生き物を飼うこと」という教育が足りなかった/"積極的に"逃がそう/自然の許容量は深かった/捕まえたものを野に放つ/かつては家の近くで取れた生き物を飼い、元の場所に返していた/倫理/同じ生き物だけど外来種=(命の)判断がありうると思ってそもそも飼う/生態系は宇宙レベル・地球レベルでは強い/生き物についての学び・教育/向こう側には生き死にの話が常に漂う ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 杉山拓次 BOKUNARA 主宰 春日山原始林を未来へつなぐ会 事務局長 奈良教育大学次世代教員養成センター研究員 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:フレッド・ピアス著、藤井留美訳『外来種は本当に悪者か?:新しい野生 THE NEW WILD』(草思社) https://www.amazon.co.jp/dp/4794222122 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年2月10日)
-
27
【後編】『どもる体(シリーズ ケアをひらく)』(伊藤亜紗著/医学書院 )【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】会話の自律化に対して自分がどういう立ち位置でいられるのか?/会話=自分と誰かと間にあることが絶妙にバランスされながら成り立っている/"うまく"話す/みんながどもっているリズム/リズムのノーマライゼーション/ハインリヒ・フォン・クライスト/思考はしゃべると同時に湧くものだ/フランス革命/あらかじめ頭の中で作った作文を読んでいるのとは別の成り立ち/口をついて出ちゃう/フランス革命が起きたのは上唇のけいれんが原因(皮肉)/思考がおまけ/体がしゃべっている/個別的であって当たり前だと"うまく"しゃべるが主題化しない?/しゃべること=身体的行為・社会的行為/そもそも言葉が社会的要請によって生まれている(他者性が埋め込まれている)/言語が個人のものではない/二重の折り合い/人間と言葉の相矛盾する関係/言葉に人間が翻弄されている/言葉=ままならないもの/社会モデルの限界/主観的体験/それぞれ違う体によって世界との関わりをしている/「多様な人たち」の代表性/主観的なことに対して開かれたスタンス・可変的である/村瀬孝生(宅老所よりあい)/トイレに行きたいから行きたい/主観の側からどういう風に世界が見えているのか、という多様性 【出演者】 ■今日のお客さん 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:伊藤亜紗著『どもる体(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院) https://www.amazon.co.jp/dp/426003636X ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年2月3日)
-
26
【前編】『どもる体(シリーズ ケアをひらく)』(伊藤亜紗著/医学書院 )【味本飯店】
【キーワード】どもっているときに何が起きているのか?/自分のものでありながら、自分のものではない体/連発・難発・言い換え/(この本は)心身二元論に立っている/(科学的・客観的には)心が命令して体が動くという図式ではない/どもりという現象そのものが二元論的/主観の側から語り直す/ままならなさ/自分の体の中に自分が予期せぬことが起きて、それに対してどう工夫するか?/自動化/適応しようとする工夫が自分に牙をむく/しゃべるは「今」に照準/ギャグ/「しゃべる」が持っている矛盾した構造/(話の)うまさ=場が持つタイミングにうまく当てにいく/歌(演劇)だったらどもらない/あるリズムに乗っている時=自分の体がモノに近く感覚(乗っ取りが起きる)/日常的には乗っ取りが起きづらい?/(どもらないが)めっちゃつまらないことを話している/どもること・どもらないこと、言いたい・言いたいではない(言いたくない)/中途障害の人の工夫/しゃべりの複雑さ/工夫が「今」を失わせる/外形的に話がつまっていない風に見えるのがやっかい/メルロ=ポンティの身体論/ダンス=心身一元的/しゃべる・会話=別の誰かの隙間から「今」が生まれてくる/どもっちゃえばいいじゃん/どもることによって(も)言いたいことが言えない/どもる自分に戻っていく ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:伊藤亜紗著『どもる体(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院) https://www.amazon.co.jp/dp/426003636X ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年2月3日)
-
25
【後編】『対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術』(平田オリザ著/講談社)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】 対話は音・リズムが連なる/表情・声の抑揚・動き/オンラインで話すこと/ボディランゲージ/対話の本質は言葉?/”言葉”がない対話があるのか?/パントマイム/踊りの交換/能・狂言/手話/芸術/相手側がどう思うかは縛れない/対話的な態度/オープンマインド/対話=変化/対話が活発な組織=変化が許容されている/イノベーションの構造とも一致/哲学対話/内発性/人の力を引き出す/探究心/自分の中の別の自分(他者性)と対話できる/自分の中でA+B(イノベーション)が起きる/演劇の始まりはギリシャ/対話と演劇はセット/ポリス・民主主義/民主主義には対話がいる/対話は社会を進化(進歩)させる/今の日本に民主主義はあるのか?/菊池馨実/自律(オートノミー)をどう実現するか?/相談支援/保障すべきは対話/SDGs/レジリエンス/地球で生きている人間同士が対話していかなくてはいけない/対話を促すシステム/システムを変えないと変わらない/どんな社会にしたらいいか?どんな生き方をしたらいいか?/コーディネーター=対話ではなく利害調整をしてしまう/実社会でのファシリテーション=胆力を求められる/演出力/演出家の仕事=役者の能力を引き出す・脚本を形にしていく 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:平田オリザ著『対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術(講談社学術文庫)』(講談社) https://www.amazon.co.jp/dp/4062922991 ・対話中に紹介された本:菊池馨実著『社会保障再考 〈地域〉で支える』(岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/B085RPT8XF ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年12月8日)
-
24
【前編】『対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術』(平田オリザ著/講談社)【味本飯店】
【キーワード】 日本はなぜ対話のない社会になったのか?/土居健郎/中根千枝/日本社会=対話が馴染まない社会・文化?/デジタル社会=直接人が向き合って対話する機会が少ない/対話の態度/自分が持っていた価値観が変わっていくことをよしとする/空気を読む/二重に対話が疎外されている/対話=分からないことを分かる、分からない中でも関係を構築する/変化と対話はセット/分かってしまう=支配する(に近い)/不寛容/多様だから対話が必要?対話すると多様性に気づく?/方言/英語とウェールズ語が併記/多様であること・何かを共有していること(両方大事)/自分の軸はどこにあるのか?/自分の意見、考え、信念がないと対話にならない/自分の意見を差し出す/対話を阻む雰囲気・場/学校(教育)において自分の意見を言う習慣を身につける/答えはいくつもある/同質的=自分の足が地面につかなくなる・多様=自分の足が地面について声が出る/対話=ダイア(二人)+ログ(言霊)=お互い持っている言霊(思い・意味)をぶつけ合う/言葉を交わす=言葉に表象される思い(意味)を交換している/世の中は対話を通じて初めて明らかになる/言葉の表象性は非常にあいまい/(言葉があることによって)なんとなく通じることで了解可能性を高めている/言葉の可能性 ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:平田オリザ著『対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術(講談社学術文庫)』(講談社) https://www.amazon.co.jp/dp/4062922991 ・対話中に紹介された本: -土井健郎著『「甘え」の構造』(弘文堂) https://www.amazon.co.jp/dp/4335651295 -中根千枝著『タテ社会と現代日本』(講談社) https://www.amazon.co.jp/dp/4062884305 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年12月8日)
-
23
【後編】『社会保障再考 〈地域〉で支える』(菊池馨実著/岩波書店)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】相談支援=「相談」(困っている前提)+「支援」(渡すもの、提供するもの)と解釈されるともったいない/射程は全ての領域(教育、仕事、介護、医療、最期を決めること)/これまで尊ばれてこなかった部分/菊池さんの構想していることを社会保障の文脈から始めるのはもったいない/近代的な自律=自分でなんでもやりますという(マッチョな)自律・菊池さんの自律=相互性の中でのゆるゆるとした自律/菊池さんの議論を僕らなりに再解釈/社会モデル/人の幸せは社会保障の中にあるわけない/制度の中には(幸せが)ないから制度にできることがある/専門職を苦しくする/社会がそういう人たちを受け入れられないことの方が問題/幸せの概念がむしろ領域に閉じる/環境がその人たち(専門職)の純粋な思いを搾取/社会の変わらなさの中で制度が実現しようとする/地域包括ケアシステムと地域共生社会/国なのか?/地域が一番大事な舞台/社会モデルを実現するための規模感/スウェーデンと日本は人口が違うから比べようがない/行政権限、予算、産業/幸福追求を社会保障側が手放した時にもう1つの側が受け取れるのか/福祉の解像度の高さで人を見ていない/お互いを違う世界のものと思っている/受けわたすと解像度が下がりすぎる/オーバーラップした人材が必要(有機的に実現)/補完関係と協働関係/ネットワーク型福祉社会/菊池さんの議論はそういうものさえ突破しようとしてくれている 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:菊池馨実著『社会保障再考 〈地域〉で支える』(岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4004317967 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年1月12日)
-
22
【前編】『社会保障再考 〈地域〉で支える』(菊池馨実著/岩波書店)【味本飯店】
【キーワード】憲法25条(生存権の保障)に基づいた社会保障から13条(幸福追求権)を土台にしたものへの転換/保護の客体から主体へ/自律(オートノミー)/従来の社会保障:基準と比べてマイナス(−)をゼロ(0)にする物質的・金銭的な給付/新しい社会保障:幸福追求権を社会が保障する/主体性、自律、自由/相談支援(対話)/一人ぼっちにならない、誰かに話せる、対話できることを保障/伴走支援、手続き的給付/プロセスそのものを応援/社会的排除/ひきこもり、独り暮らし、難病を抱えた人、被害に遭った人/子育て支援(育ちの保障)など社会保障の拡大(普遍主義)/社会構造の変化/産業資本主義:生き物として死なない・高度情報資本主義:情報がやりとり/魅力的な情報が不足しているとコミュニケーション上に問題/足りている、足りていないでは捉えきれない生きづらさ/狭間(の問題)の話をとりこぼしている/伴走して関わること自体が大事/保障事由が分かりやすい図式でとらえられなくなってきた/ケアの現場/足が痛い人がいたときに、その人が本当にしたかったことが置いてけぼりに/本当に失ったものは、友達、仲間、機会、外に出たいという気持ちそのもの/人間の本質を捉え、人間の見方に愛がある/福祉の世界でその人の幸せを考えない/幸福追求はプラスαの領域に見られがち/1があってゼロがあるという構造が常に起きている/「〇〇したいな」のための手足の動き、動作、経験/機能によって目的が表現されることはない/自己実現(幸福追求)とセットで捉えるのが重要/環境それ自体を整える/菊池さんの「自律」は、環境との相互性の中で成り立つ/「自律」のニュアンスが十分表現されていない/中動態っぽい ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:菊池馨実著『社会保障再考 〈地域〉で支える』(岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4004317967 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年1月12日)
-
21
【後編】『長生きできる町』(近藤克則著/KADOKAWA)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】コレクティブインパクト/行政が音頭をとると今までの関係性が残る/新しい協働のしかけをどう地域で実現するか/上・下でない形でリードする、バックボーン組織/領域横断/意図、コミットメント、戦略性/利害調整を乗り越えた具体的な実践(新しいアプローチの仕方はあまり検討されていない)/こぼれている生きづらさ/例)東北:保存するために味付けが濃く、塩分摂取量過剰になる/健康・幸せに向かって再編する中で無くなってしまうこともある/相対化をどれくらい残すのか/大事にする価値が人によって違いすぎる/データになってしまう=オリジナリティ、ローカリティが捨象される/多様化が進む=共通の目標を置き得ない状況になる/連帯・協調・共生をどう実現するか/伊藤計劃著『ハーモニー』:みんながとにかく健康、安定的かつ平和な社会に違和感を抱く/地域包括ケアシステム:どうしたら介護でも生きていけるか(ケアに関するシステムの議論)/地域共生社会:どんな風に地域が共に生きるか(社会の議論)/違いを理解しないのはまずい/地域包括ケアシステムは、まちづくりの絵のように書かれるが領域が限定されている/地域包括ケアシステムの中に疫学の知見が入るが故に、使役的に「する・される」の話が出てくる/誰かに迷惑をかけないためにつながりを作らなければ=使役的な形で豊かな領域なはずの「つながり」が手段化/みんな苦しい・専門職も苦しい/医療・介護の専門職が日々の業務の中でいろんな人を対象にするのは難しい/乗り越えるため、連携する・違う頭で考える/最初の目的から組み変わった連携/やりがい、楽しさを研ぎ澄ませる/欲望形成支援/近藤さんたちの知見は、新しい知見を切り開くエッセンスに満ちている/緩やかな気持ちを持っていろんな分野の人に読んでもらって共有されていくのも意味がある 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:近藤克則著『長生きできる町』(KADOKAWA) https://www.amazon.co.jp/dp/4040822234 ・対話中に紹介された本:伊藤計劃著『ハーモニー』(早川書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4150311668 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年1月12日)
-
20
【前編】『長生きできる町』(近藤克則著/KADOKAWA)【味本飯店】
【キーワード】JAGES(日本老年学的評価研究)/つながり・参加・役割の有無=健康や要介護認定を受けることに影響/ビッグデータ/社会疫学/ことわざ(多くの人の経験・実態を踏まえられたこと)/科学(サイエンス)=身体の中に栄養素が入って起こす化学反応から実証/口伝を新しいアプローチで明らかにしている/人の健康、うつ、幸福感は社会のあり様によって決定/人間の不可思議さ、面白さ/環境によって生じる地域格差/疫学をポジティブに使う(前向きに議論していくヒント)/コレクティブインパクト/共創的に価値を生み出す政策、地域、社会の変革のアプローチ/厚労省(社会保障、医療、ヘルス等)だけで見る限界/就労、教育、妊娠の話にまで遡る/健康教育はほとんど効かない/領域の中に限られると啓発的、ヘルスプロモーション的なことに限定されがち/ポピュレーションアプローチ/関係者が多い/話し合う、アジェンダを作る、モニタリングする/政策の根本的チェンジ/健康教育は個人が対象=「あなたの健康はあなたの自己責任」となりがち/環境側も大きな要因/社会モデル的考え方/社会のあり方を変えない限り、健康・長生きの変化は生み出しようがない/近藤さんたちの知見の落ちた先が縦割り(例:保健福祉系の部署)=レッテルが貼られる矛盾/悲しい皮肉/ひっくり返しが必要/疫学的知見を啓蒙的に使うと意味がない/つながり=文化や雰囲気/〇〇にならないために〇〇する=自分のために周りを手段化/自分の向こう側に抜け出ている/つながりの作り上げられるプロセス自体がすごく大事/2つの頭が必要/左:自分の地域にはこれが足りない、右:どうしたら楽しくいろんな人に参加してもらえるのか/幸せ、健康は目的・目標になりやすい/「〇〇したくなる」と社会的な幸せ、健康がどこかで繋がっていることが大事 ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:近藤克則著『長生きできる町』(KADOKAWA) https://www.amazon.co.jp/dp/4040822234 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2021年1月12日)
-
19
【後編】『問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション』(安斎勇樹他著/学芸出版社)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】問いが立てられない人/問いには責任が伴う/役所は問う存在として大事にされていない/前例主義/本人に問う力がないわけではない/国から降りてきた制度の実行(しかない)/自分ごと化には時間や文脈が必要/自己肯定感(大事にされている)/市民と行政が協働/シビックプライド/「行政の政策形成のワークショップへのアリバイ的な参加」と「市民だけが独立して行う活動」の間がある/新しい市民参加の経路/税金/受益と負担の関係/オンブズマン制度/費用対効果が分からない/問いを発しない市民/問うことを意識する/個人→グループ→組織→社会/社会の一員であることを意識/地域をうまくつなぐ役割/ラジオ体操:間接的にコミット/内的動機と外的動機/自分が環境、地域、社会を変えられるという感触/問いと変化のフィードバック/義務教育でニーズ(社会的に必要なこと)とウォンツ(自分の利益)の違いを学ぶ(スウェーデン)/自分たちの手で社会を作っていくのだという実感が問うことを支える/問うことは生きること/問わなくても生きることはできる/マスクをつけたくなくてデモ(アメリカ)/治安の良さ/トップダウンに慣れてしまう/問わなくなるとリスクに気づかなくなる/リスク=付き合うべき、自ら考えるべきもの/地震対策と備蓄の限界/問う=シンプルかつ大切なこと 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:安斎勇樹、塩瀬隆之著『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』(学芸出版社) https://www.amazon.co.jp/dp/4761527439 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年11月24日)
-
18
【前編】『問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション』(安斎勇樹他著/学芸出版社)【味本飯店】
【キーワード】 創造的対話のファシリテーション/認識と関係性の固定化の病/アンラーニング:意識的に忘れ、学び直す/問いが変われば答えも変わる/討論・議論・対話・雑談/問い=創造的対話を通して認識と関係性を編み直すための媒体/問いは質問・発問とは違う/問い(う)をどうデザインするか?/“問い”(名詞)と“問う”(動詞)/環境設計/対話を活性化する技術、考え方、あり方/課題作りの罠(自分本位、自己目的化、ネガティブ、責任転嫁、優等生、壮大)/グループワーク/アイデアのためのアイデア/皆で話すことが自己目的化/コミットメントの欠如/(リーダーは)まず自分のアイデア(考え)を持とう/問題:理想や平均に対してマイナスであるところ・課題:理想と現実に対して取り組む事柄に変えたところ/「〇〇がない」「〇〇が起きてしまう」をひっくり返すだけでは課題設定にならない/正しく“現状認識”すること、みんなが取り組みうる“理想”に変えること/現状完全肯定では問いが出てこない/まずは問いをデザインし、課題を設定する ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:安斎勇樹、塩瀬隆之著『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』(学芸出版社) https://www.amazon.co.jp/dp/4761527439 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年11月24日)
-
17
『問い続ける力』(石川善樹著/筑摩書房)【味本飯店】
【キーワード】「問う」とはどういうことか?/「では」派と「とは」派/小さな問いを積み重ねて新しいことが生まれていく/「大事なことは見えない」(鷲田清一)/学問:学びから問いが発していく、問学:問いから学びになる/『中庸』/君子徳性を尊んで“問学”に道(よ)り/故(ふるき)を温(たず)ねて新しきを知り/「書籍は氷」(二宮尊徳)=本を胸中の温気(自分の熱意)で溶かして自分のものにしていく/問うことはきっかけ/「強勉“問学”」(吉田松陰)=一生懸命問うて学びなさい/「問い」なのか「問う」なのか/知識・考え方だけを見てると問いは立たない/知識の隙間を発見した時に好奇心が生まれる/アスリート/内的動機と外的動機の両輪をうまく使う/問うことを習慣づける/自分ごと化/運用型=自分の中のストック(知識)に対して目の前にある事象がどういう関係にあるかを常に考える/問いを立てる(生み出す)=仮説を立てる/1人称(自問自答)・2人称(1対1)・3人称(複数、ブレスト)/精読:著者の考えた形跡が追える/同じテーマの複数冊:基本的ストラクチャーと主張の所在がわかる/読書は問いを作る実践、トレーニング/インプットの量、質、多様性/違う目線で考える、別の角度から光を当てる/エディターシップ:題材(人・もの)の価値・意味を深くいろんな角度から問い直して表現/問いはエンドレス/「今はあなたは問いを生きてください。」(リルケ)/人生とは“Being”(進行形)/自分の積み重ねたもので生きようとする=消しゴム(削ってなくなる)/価値の鮮度/消耗と再生/常に新しいことに興味を持ってチャレンジ/問いの交換/経験と勘/ことの道理、世の中のありよう、社会の構造/教育、行政、ビジネスの議論でも構造として同じようなものを活用 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:石川 善樹著『問い続ける力(ちくま新書)』(筑摩書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4480072209 ・対話中に紹介された本:井澤友郭著、 吉岡太郎監修『「問う力」が最強の思考ツールである』(フォレスト出版) https://www.amazon.co.jp/dp/4866800887 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年11月24日)
-
16
『「創造性」を育てる教育とマネジメント』(佐藤大輔編著/同文館出版)【味本飯店】
【キーワード】大学/研究・教育・社会活動(社会貢献)/教育と研究の融合/創造性/大学=研究の成果ではなく研究の「仕方」を教えるところ/イノベーション/多様性/対話を通して新しい知識を生み出していく/グループワーク/学習心理学/自ら問いが作れない/帰納と演繹/問い次第/オープンネットワーク/組織経営/ドラッカー/硬直的な組織形態が合っていない/ティーチングでなくコーチング/教えてしまうと奪う/大学の教育改革/コモンズ/学びのアップデイトに向けて全部が最適化される必要がある/学びと経営学・心理学/いい研究テーマを設定できるか/社会や人間とのぶつけ合い=積み重ねとは違う問いの進化/現実と理論/「自分の足で稼いで来い」/研究への意欲/研究が求められる理由(動機)は社会の側にある/研究テーマを探しにいく姿/知識とゼミを並列的に使う/1年生=スタディスキル、2年生=自分なりのテーマの探し方、3・4年生=研究/研究的アプローチ(行動様式)は常に求められる/教員に対して研究テーマを提案・コーディネートする仕掛け/集合的知性/COC(Center of Community)/大学は何のためにあるのか?/ローカルにある大学の価値/知の三角形(伝達・活用・創造)/マルチバーシティ/大学の機能選択/現場は問題の先っぽ(最先端)/現場の試行錯誤にこそ問いのヒントがある/学歴でなく学習歴/学歴=代替指標/アリバイのために学者(教員)を呼ぶ=失礼/教員も大事なチームメンバー/地域はチーム/教員の忙しさ/知的な集積が地域にあることの重要性/大学を活かそうとする主体が必要/大学の(地域)連携室/マッチング・ファンディング/下から盛り上げていく/熱意で巻き込む/セクターを超えた経験/社会にあるものには価値がある=繋がり方(次第) 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:佐藤大輔編著『「創造性」を育てる教育とマネジメント』(同文館出版) https://www.amazon.co.jp/dp/4495382918 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年11月10日)
-
15
【後編】『中動態の世界 意志と責任の考古学(シリーズ ケアをひらく)』(國分功一郎著 /医学書院)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】近藤武夫(東大先端研)/重度障害の子ども/1年かけて「YES」「NO」を見つけていく/独自の解釈ルールをつくっていくプロセス/緊張・どぎまぎ/「意志を表現できる」が普遍的なふるまいとなっているのが問題/意志と責任はもっと豊かに考えられる/アマルティア・セン/必要な人に必要なものを提供/アンケートの白々しさ/様式/エントリーシート/老い/子どものケンカ/言葉そのものが歴史的・社会的な成り立ちの背景を持つ/社会システム論/言葉によって自由を得る・縛られる/社会システムの一部のパーツ(だけ)を替えることは難しい/自分たちが使っている言葉を相対化する/対話・グループ・場/「役割」でなく「誰である」をベースとしたコミュニケーション/役割=行為の主体(所有者)を明らかにする、近代的なもの/分業/対話で出てくる言葉は中動態的/中動性/東浩紀/中動態の加害性(記録されない加害性)/日本軍/「なんとなくやっている」が一番おそろしい/していいこと・してはいけないこと/倫理的であろうとすることが暴力(の主体)になりうる/ナチスの親衛隊=カント主義者/倫理そのものが社会に取り込まれる/倫理の立ち位置をどう作っていくか/ハンナ・アーレント/悪のあり方/人が概念に受動態化される/ダイナミズム/固定化されるのが一番まずい 【出演者】 ■今日のお客さん 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:國分功一郎著『中動態の世界 意志と責任の考古学(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院) https://www.amazon.co.jp/dp/4260031570 ・対話中に紹介された本: -アマルティア・セン著『不平等の再検討――潜在能力と自由』(岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4006003935 -ハンナ・アーレント著『エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告』(みすず書房) https://www.amazon.co.jp/dp/462208628X -東浩紀著『ゲンロン11』(株式会社ゲンロン) https://www.amazon.co.jp/dp/4907188382 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年12月25日)
-
14
【前編】『中動態の世界 意志と責任の考古学(シリーズ ケアをひらく)』(國分功一郎著 /医学書院)【味本飯店】
【キーワード】能動態(する)でも、受動態(される)でもない/意志と責任の考古学/人間の自由はどこにあるか?/スピノザの自由=その人の潜在能力が発揮されている/言葉が人間のふるまいや考えを規定している/惚れる(中動態の例)/自発と強制の彼岸/能動態と中動態が対立する概念/(かつては)中動態の一部に受動態があった/対象に対して働きかける(能動態)・プロセスの只中にいる(中動態)/能動態・受動態=行為を人に所有させる/世の中の実相が正しく表現されなくなった/依存症・受刑者/意思決定支援/「一人で決めた」ことがアリバイ的に求められる(責任転嫁)/近代=意志を純粋化して取り出す/社会の側からの要請/欲望形成支援/ポテトフライを食べたことがなければ選択肢にならない/経験・体験の保障/人権/パターナリズムと当事者主権の弁証法的発展/点とプロセス/関係性/因果の連環はどこまでもたどれる/(近代的)自己を立ち上げるために(因果関係の)切断が必要/自律(自由)概念の矮小化/かつあげ/プロセスの共有/成年後見制度/代理決定/チームで決める(プロセスの共有・関係性・ルール) ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:國分功一郎著『中動態の世界 意志と責任の考古学(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院 ) https://www.amazon.co.jp/dp/4260031570 ・対話中に紹介された本:菊池馨実著『社会保障再考 〈地域〉で支える』(岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/B085RPT8XF ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年12月25日)
-
13
【後編】『カイエ・ソバージュ1巻 人類最古の哲学』(中沢新一著/講談社)【味本飯店】
※この回は【後編】です。まずは【前編】からお楽しみください。 【キーワード】理性・科学・エビデンス/行き過ぎた科学主義/アンチとしての自然主義/人間と自然が合一できる、とも違う/人間と自然がフェアな関係でいられるか/科学は西洋的にはワンステップ上げにいった/デカルト『方法序説』/近代科学の出発点/「なんで?」/合理的な理由のないもの(風習)には従わないで良い/自然による支配からの自由/人権/新しいコンビネーションを探る/日本・東洋・奈良/西洋とは違う人と自然・モノとの関係/こんまり/「もったいない」/ものの中に精神性を見る/一神教の神は世界に内在していない/オタク的あり方/村上隆/日本独特のアニミズム感は根絶されていない/society5.0/監視状態/先取り型テクノロジー/非人間的なあり方から人間に戻るためのテクノロジー/ポケモン/サトシは脇役/サトシが絶対友だちでいる形で双方のフェアネスを担保/シャーマン、世界の理を司る存在/宮崎駿/崖の上のポニョ/大津波を見て「ポニョ」/ビッグマザーと契約(約束)/人間とは違うものだけど大好きなもの(ポニョ)/5歳児に見出す/人間・自然をどちらかに染め上げないバランス/バランスとして了解 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:中沢 新一著『人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1)』 (講談社) https://www.amazon.co.jp/dp/4062582317 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年12月25日)
-
12
【前編】『カイエ・ソバージュ1巻 人類最古の哲学』(中沢新一著/講談社)【味本飯店】
【キーワード】神話/最古の哲学/狩人と山羊/自ら、雌と子どもの山羊を採らない/人間と自然の非対称性をバランスする/世界の理(ことわり)の了解の仕方/科学的であることの重要さはアプリオリでない/病気の告知/ナラティブ・ベースド・メディスン/科学的アプローチが苦しみを生み出している/内なる自然(身体)と外なる自然に法則性を見出し、自然を操作(支配)する/プリミティブ、肉感的/要素還元・分析(科学)、全体性・おおらか(神話)/感性が発動しないように訓練/赤ちゃんの見え方/カサカサする葉音/ベーシックなポテンシャル/絵本、アニメ/正規ルートではない/人間と動物が友達のように付き合う/こどものもの/文字のように世界を読む/認知症/デカルト『方法序説』/複雑怪奇な世界をテキストとして記述/言語能力の高い人が社会の中で高いステータスを得る/真理、教訓性/世界や宇宙が必要とする理を受け継いでいく/山伏/女人禁制/月の動きと自分の動きをシンクロさせる/生態系の中で持っているリズム感/教え・口伝/原始的な時にも人間が非対称を孕んでしまっていることへの自戒 ※この回には、続きがあります。続きは【後編】をお楽しみください。 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本: 中沢 新一著『人類最古の哲学 カイエ・ソバージュ(1)』 (講談社) https://www.amazon.co.jp/dp/4062582317 ・対話中に紹介された本: -真木 悠介著『気流の鳴る音―交響するコミューン』(筑摩書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4480087494 -河合 隼雄著、 河合 俊雄編『定本 昔話と日本人の心〈〈物語と日本人の心〉コレクションVI〉』 (岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4006003498 -マーク・チャンギージー著、柴田裕之訳『ヒトの目、驚異の進化 』(早川書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4150505551 -ルネ・デカルト著『方法序説 (ちくま学芸文庫) 』(筑摩書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4480093060 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年12月25日)
-
11
『学びとは何か――〈探究人〉になるために』(今井むつみ著/岩波書店)【味本飯店】
【キーワード】学びとは探究すること/言葉を覚える/保育所・幼稚園/人間関係/もともと「学びたい」「知りたい」気持ちが人間にはある/education=引き出す/アクティブラーニング/学校という空間に閉じ込められる/点数・偏差値/行動と学びが一体化/発問力・質問力=対話/赤ちゃんの時から持っている探究心が制限?/未知であること・違うということが知ることを促す/創造性/EdTech/パーソナライズド/学びの本質=違い・違和感・転ぶこと/先取り系のテクノロジーはなめらかにしていく/学びと気づきはセット/気づきはなめらかさの逆/イギリス/教科・進度がばらばら/人間観/机の配置/平均的学力の底上げと画一化/沖縄と北海道で同じ教育/ミックス/学と職/どういう社会なのか? 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:今井むつみ著『学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)』(岩波書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4004315964 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年11月10日)
-
10
『社会イノベーションと地域の持続性 ――場の形成と社会的受容性の醸成』(松岡俊二著/有斐閣)【味本飯店】
【キーワード】コモンズ/社会起業家(人)/社会的企業(組織・仕組み)/CSR・CSV(利益を伴う社会貢献)/ソーシャルキャピタル論/社会課題・地域課題・生活課題/人間関係/日本・日本人・日本文化/集団性/町内会・自治会/仕組みを自治体が利用/高齢化/不具合/新しいコモンズ論/外来・内在・近代化/お上と個人/国家・産業/動員を必要とするもの/都市化/嗜好の多様化/第3のソーシャルキャピタル/支縁型ソーシャルキャピタル/社会起業家によって新たな秩序が生まれる/”ソーシャル"の流通性の高さ/ごみを毎日拾う人/ソーシャルイノベーションは規模ではない/コレクティブインパクト/バックボーン組織/ガバナンス/レジリエント/教育・場・ファイナンス 【語彙の解説】 ソーシャルキャピタルの種類について ・ボンディング・ソーシャルキャピタル(結束型、水平的) 同質的な集団・組織の中で、内側に向かって閉鎖的に結束するソーシャルキャピタル ・ブリッジング・ソーシャルキャピタル(橋渡し型、水平的) 異質な人や集団同士が、外側に向かって開放的でゆるやかにつながるソーシャルキャピタル ・リンキング・ソーシャルキャピタル(連結型、垂直的) 権力や富、社会的地位の異なる人や集団同士が、社会的階層を超え連携するソーシャルキャピタル ・ブレイシング・ソーシャルキャピタル(支縁型) 部門、垂直レベル(市町村、県、国)、地理的境界を越え、多様な集団との繋がりを締め支える、限られた人数の結束力のあるネットワークを形成するソーシャルキャピタル※ ※日下部笑美「3種類目のソーシャル・キャピタルと社会起業家」(『21世紀社会デザイン研究』15号、2016 年、 24ページ) より引用 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:松岡俊二著『社会イノベーションと地域の持続性 場の形成と社会的受容性の醸成』(有斐閣) https://www.amazon.co.jp/dp/4641165343 ・対話中に参照された論文: 日下部笑美「3種類目のソーシャル・キャピタルと社会起業家」(『21世紀社会デザイン研究』15号、2016 年、 19 -33ページ) https://core.ac.uk/download/pdf/293160389.pdf ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年9月1日)
-
9
『新訳 茶の本 ビギナーズ 日本の思想』(岡倉天心著/角川書店)【味本飯店】
【キーワード】茶道/茶化す・茶目っ気・茶々入れる/生活/文化を煎じつめた世界観/茶碗にあふれる人間性/ The Cup of Humanity/Teaism/主義/華道/散った花を水に浮かべて生かす/命の扱い/茶室/自然と一体化/エコロジー/東洋の思想/日本人が生きていく参考/コモンズ/日本の原風景/精神的豊かさ/ぼくらなりの心地よさ/再発見/人間と自然が対等な関係を維持/自然への畏れ/借景/ウチとソト/縁側/中間空間/ロッジア/襖の文化/路地/地域の個性/サードプレイスと嗜好品/余白にこそ本質/茶経/季節・彩り・美意識/思想家・岡倉天心 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本: 岡倉天心著、大久保喬樹訳『新訳 茶の本 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)』(角川書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4043093039 ・対話中に紹介された本: 船曳 建夫著『「日本人論」再考』(講談社) https://www.amazon.co.jp/dp/4062919907 オギュスタン ベルク著、篠田 勝英訳『風土の日本―自然と文化の通態』(筑摩書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4480080171 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月19日)
-
8
『男子』(梅佳代写真・著/リトル・モア)【味本飯店】
【キーワード】シロウトの写真ぽい/現場の残り香/絵画と写真/写真機を主観的に使う/「動」を撮る/撮っている人優位/決定的瞬間/伝統的な写真の価値構造/関係がダイナミック/梅佳代も含めて一緒に撮られている/4人称/子どもの絵日記/撮られることによって出てくる謎の属性(ポテンシャル)/5人称/生み出し撮り/カメラと人間の関係/まなざし/自撮り/子どもと年寄り/形式的でない/動物っぽさ/いいケアをする人たちの感触/解放されたあり方に寄り添う/写ルンです/笑い/人間的な何か/する・されるの関係がほぐされる/ケアしている人にのんびり見てもらう/こういう感じの表情出せているかな 【出演者】 ■今日のお客さん 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:梅佳代写真集『男子』(リトル・モア) https://www.amazon.co.jp/dp/4898152155 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月17日)
-
7
『アルスエレクトロニカの挑戦:なぜオーストリアの地方都市で行われるアートフェスティバルに、世界中から人々が集まるのか』(鷲尾和彦著/学芸出版社)【味本飯店】
【キーワード】純粋な行政でないところが地域を促す/既存のまちづくりとは違う位相/100%公営企業/アート・教育・産業創出・文化/リンツ/鉄鋼の町、衰退する町/クリエイターの時代を読む目/都市間における中心と周縁を相対化/年に一度のフェスと親子の日常会話/ぐるぐる回る形で街の取り組みに/常設的主体/インフォトレーナー/ランゲージ/都市全体をアップデイト/息の長さ・問いの立て方/アートやテックの栄養素は地域の中にある/フィジカルに感じられる/宇宙技芸/テクノロジーのローカリティ・多様性/芸術の自律化/自閉性/問い自体のリアリティやアクチュアリティが鈍る/生み出す側の機能を孕む/自ら目の前で問うていく 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:鷲尾和彦著『アルスエレクトロニカの挑戦:なぜオーストリアの地方都市で行われるアートフェスティバルに、世界中から人々が集まるのか』(学芸出版社) https://www.amazon.co.jp/dp/4761526416 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月21日)
-
6
『南方熊楠 地球志向の比較学』(鶴見和子著/講談社)【味本飯店】
【キーワード】 鶴見和子が書く南方熊楠/内発的発展論/多系的/南北問題/訪れる人がいて初めて発展/萃点(すいてん)/中心がいっぱいある/南方曼荼羅/粘菌/あいまいな存在/行政が退いた後の「公」/共鳴:2つの音が混じって新しい何かが立ち現れる/人間のからだ/脳みそが命令していた風/ソーシャルガバナンス/新しいガバナンスのあり方/多極的で多様、でもバラバラではない/ワクワク/生態系(エコロジー)/人間が見ている世界は一側面/熊楠イケメン、でも全然モテない/粘菌に向けたまなざしのやさしさ/不器用 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:鶴見和子著『南方熊楠 地球志向の比較学(講談社学術文庫)』(講談社) https://www.amazon.co.jp/dp/4061585282 ・対話中に紹介された本:真木 悠介著『気流の鳴る音―交響するコミューン』(筑摩書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4480087494 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月21日)
-
5
『突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる』(ロベルト・ベルガンティ著/日経BP)【味本飯店】
【キーワード】 デザイン思考の批判/アメリカとイタリア/専門的なデザイナーがデザイン(第1の道)/ユーザーと一緒にデザイン(第2の道)/利害調整/デザインの第3の道/ビジョンは突き動かすドライバー/デザイナーのビジョンが内発性を生む/パソコンのフォント/魅力的な旗印/人を歩く解決すべき対象と見る/ギフトメーカー/愛/泥団子/人間中心と言いつつ非人間的/愛はイノベーションの源泉/子どもに与えたいもの/意味(価値)のイノベーション 【出演者】 ■今日のお客さん 木村篤信 NTTサービスエボリューション研究所 主任研究員 (主としてHCI、CSCW、UXデザイン、リビングラボの研究開発に従事) ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:ロベルト・ベルガンティ著、安西洋之監修、 八重樫 文訳『突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる』(日経BP) https://www.amazon.co.jp/dp/4822255255 ・対話中に紹介された本:ロベルトベルガンティ著、 佐藤 典司訳、岩谷 昌樹訳、八重樫 文訳、立命館大学経営学部DML(Design Management Lab)訳『デザイン・ドリブン・イノベーション』(同友館) https://www.amazon.co.jp/dp/4496048795 (中古本のみ販売) ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月28日)
-
4
『べてるの家の「当事者研究』(シリーズ ケアをひらく)』(浦河べてるの家著/医学書院)【味本飯店】
【キーワード】 病いを捉え返す/笑いは相対化の契機/ユーモアと人にやさしい/アチョー/美的体験/芸術教育と幻聴幻覚/苦しみはなくせない/親子の関係/リアリティの土台に乗る/自分を責めるしかなくなる/相談相手/外在化/自分は自分をこんなにもコンロールできないのか/やりくり/しょうもなさ/友達本/福祉や障害の本ではない/本棚にあってくれると救われる 【出演者】 ■今日のお客さん 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 ■今日の店主 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 -店主・山内の本との付き合い方- いろんなことをさも知っている風に話すことが多いですが、たいていの場合、うろ覚えの耳学問です。本も、一人で熟読玩味するというよりも、読んでは誰かと話すなどして、いろんな人との対話のなかで独自解釈を練り上げる誤読道を進んできました。僕にとって、本(や表現物全般)は、この世界を生きていく上での格好のパートナー。相手のことを完全に知ってるわけではないけれど、相談したり一緒に考えたり、豊かに対話できる。そんな存在です。 【本について】 ・取り上げた本:浦河べてるの家著『べてるの家の「当事者研究」 (シリーズ ケアをひらく)』(医学書院) https://www.amazon.co.jp/dp/4260333887 ・対話中に紹介された本:横塚晃一著、立岩真也解説『母よ!殺すな』(生活書院) https://www.amazon.co.jp/dp/4903690148 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月21日)
-
3
『サードプレイス―コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』(レイ・オルデンバーグ著/みすず書房)【味本飯店】
【キーワード】The Great "Good" Place/主観的な場所/ソーシャルキャピタル/ふるまい/まちづくり/walkable/コンパクトシティ/いい空間がいい地域をつくる/肯定感/値切り交渉/コモンズ/寛容性/中間領域/変身の準備/生きていくうえで必要な場所/人間らしさ 【出演者】 ■今日のお客さん 伊藤忠通 奈良県立大学名誉教授(元奈良県立大学学長) ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:レイ・オルデンバーグ著、マイクモラスキー監修、忠平美幸訳『サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』(みすず書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4622077809 ・対話中に紹介された本:アトリエ・ワン、塚本由晴他著『アトリエ・ワン コモナリティーズ ふるまいの生産』( LIXIL出版) https://www.amazon.co.jp/dp/486480009X ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月19日 )
-
2
『マップス: 新・世界図絵』(アレクサンドラ ミジェリンスカ他著/徳間書店)【味本飯店】
【キーワード】体験とは?/主観的な地図/あいまいさ/あきらとみさき/絵であること/デフォルメ/人の目とカメラ/旅行体験/旅行に行きたくなる/多様性と輪郭/体験の現在地/知らないことがいっぱいある/フィジカルな理解/概念世界の範囲感(お弁当箱)/眺めるだけで楽しい 【出演者】 ■今日のお客さん 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:アレクサンドラ ミジェリンスカ、ダニエル ミジェリンスキ著『マップス: 新・世界図絵』(徳間書店) https://www.amazon.co.jp/dp/4198637857 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》 https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月17日)
-
1
『黄色い本(KCデラックス) 』(高野文子著/講談社)【味本飯店】
【キーワード】読書体験/読むと食べる/体験価値とUX/本の中にどハマり/主人公の口グセが口をつく/上空カメラ/主人公と対話する/世界観に入り込む/現実の世界にしか友達がいないと考えると苦しい/虚構体験と現実体験/人の目は画像から文字を読んでいる/おでんの大根/祭りのやきそば 【出演者】 ■今日のお客さん 山内泰 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドネルモ 代表理事 株式会社ふくしごと 取締役 ■今日の店主 原口悠 一般社団法人TOMOSU 理事 一般社団法人大牟田未来共創センター 理事 NPO法人ドットファイブトーキョー 代表理事 -店主・原口の本との付き合い方- 体系的な知識がないなか、好奇心の赴くまま、分野を問わず、まさに主観的に本に親しんできました。大学時代は華やかなキャンパスライフに馴染めず図書館に日々ひきこもり、社会人になってからは未知の領域のプロジェクトを進める際にいつも本が助けてくれたという実感があります。ひとつのテーマについて複数の本をざっと読むことで共通する構造や論点を見つけたり、精読することで著者が悩んだ形跡や浮かび上がってくる気づきを得たりすることが好きです。 【本について】 ・取り上げた本:高野文子著『黄色い本(KCデラックス) 』(講談社) https://www.amazon.co.jp/dp/4063344886 ・対話中に紹介された本: マーク・チャンギージー著 柴田裕之訳『ヒトの目、驚異の進化 』(早川書房) https://www.amazon.co.jp/dp/4150505551 ※味本飯店は、架空の“お店”であり、奈良のBONCHIが運営しています。 BONCHIには本屋があって、そこには、今回の本をはじめとした、時代を読み解く「?」に出会える本 が揃っています。 《BONCHI 公式サイト》https://bonchi.fun/ (収録日:2020年8月19日 )
We're indexing this podcast's transcripts for the first time — this can take a minute or two. We'll show results as soon as they're ready.
No matches for "" in this podcast's transcripts.
No topics indexed yet for this podcast.
Loading reviews...
ABOUT THIS SHOW
ようこそ味本飯店へ!今宵も当店では、いろんなゲストが、選んだ本に触発されて、時代や社会、人や自然のことを巡る話題を、ホストと一緒に深めています。聞こえてくるのは、私たちの当たり前を解きほぐし、そこから自由にしてくれる様々なヒント。ゲストとホストが織り成す話は、それぞれに時代をまなざす問いを投げかけていて、より本質的な思考へ、無防備な感性へ、あなたを誘います。宇宙技芸的食本好吃!お気軽に寄ってってください!
HOSTED BY
BONCHI
CATEGORIES
Loading similar podcasts...