EPISODE · Aug 9, 2026 · 9 MIN
#004 家が22年で無価値になる国
from 迂回する知性 · host Hallow
築二十五年の戸建て。内見の帰り際、担当者はこう言った。「建物のほうは、もう値段が付いていません」。二千万円かけて建てたものが、帳簿の上ではゼロになる。同じ年数を経たイギリスやアメリカの家は、今も値段を持っている。物としての傷み方が、国境で変わるはずもないのに。一体なぜ、日本の家だけが二十二年で無価値になるのか。税制とゲーム理論のものさしで測り直してみました。■ 今回の道順・二十二年という数字 ― もとは税務処理のための期間で、物理的寿命ではない・取り付け騒ぎ ― 健全な銀行でも、全員が同時に信じれば潰れる・九百万戸の空き家 ― 「無価値になる」という信念が、自分で自分を証明する■ 参考・木造住宅の法定耐用年数22年(減価償却資産の耐用年数表)/国税庁・2023年住宅・土地統計調査:空き家900万戸・空き家率13.8%/総務省統計局・既存住宅流通シェアの国際比較/土地総合研究所・スムストック※本エピソードは、紹介した研究や概念をもとにした考察です。用いた比喩は独自の枠組みであり、特定の生き方や個人を否定・断罪する意図はありません。
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