EPISODE · Aug 16, 2026 · 13 MIN
#007 優秀さが値下がりするとき
from 迂回する知性 · host Hallow
履歴書に「生成AIスキルあり」と書き足した夜、確かに年収は上がるはずでした。三か月後、その一行はもう「全員の前提条件」になっていました。 英オックスフォード大学の調査では、生成AIスキルを持つ候補者への給与提示は平均23%高く、学歴による賃金の上乗せを上回るといいます。一方で、AIの影響を強く受ける職種では2023年以降、実質賃金が下がり始めているというデータもあります。 同じ「AIに強い」という一行が、なぜ片方では給料を押し上げ、もう片方では押し下げるのか。製薬業界の「特許の崖」を手がかりに、その理由を測り直してみました。■ 今回の道順 ・値札の高い夜 ― AIスキルへの賃金プレミアムと、学歴を超える価値 ・崩れていく足場 ― AI影響の強い職種で進む、実質賃金の下落 ・特許の切れる日 ― 「特許の崖」に学ぶ、複製されるものとされないもの ■ 参考 ・World Economic Forum「3つのグラフが示す、雇用に対するAIスキルの影響」(Fabian Stephany, 2026年2月) ・Business Insider Japan「AIが奪うのは『仕事』ではなく『給料』?」(Apollo Global Managementの調査報告書、2026年8月) ・「パテントクリフ(特許の崖)とは何か」/井上国際特許商標事務所 ・後発医薬品の薬価制度/首相官邸 知的財産戦略本部 資料 ※本エピソードは、紹介した研究や概念をもとにした考察です。用いた比喩は独自の枠組みであり、特定の生き方や個人を否定・断罪する意図はありません。
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