EPISODE · Mar 11, 2026 · 14 MIN
#11 ブランディングとはキャッチコピーとロゴを作ることではない ── 理念を「翻訳」するという本来の機能
from デザイン審美眼—社長の第六感をカタチにするデザインの話
ブランディングはマーケティングの中の一部であり、その真の機能は理念を適切に翻訳・表現することだと的場さんは語ります。30年前のCI(コーポレートアイデンティティ)ブームの頃から「ロゴを変えることが本質ではない」という批判はありました。理念なくロゴだけ作るのは「住人のいない建物に看板をつける」ようなもの。理念→スローガン→ロゴが一本の柱で繋がり、お客様の頭の中に「居場所」を作ること──それがブランディングの本来の機能です。 ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 [email protected] Xでは「#デザイン審美眼」としてポストしてください。 ▼このエピソードで話していること ・ブランディングはマーケティングの中の一部であり、それだけが取り上げられるのはおかしい ・ブランディングの真の機能は「理念を適切に翻訳・表現すること」 ・交換のルートをより円滑に、深く、早く通すための潤滑油でありガードレール ・翻訳した理念を同じ形で繰り返し届けると、お客様の頭の中に「居場所」ができる ・30年前のCI(コーポレートアイデンティティ)の時代から本質は変わっていない ・CIではなくVI(ビジュアルアイデンティティ)だという議論もあったが、問題はそこではない ・ブランディングから入ると狭義のデザインの発想になりがち ・理念なくロゴだけ作るのは「住人のいない建物に立派な看板をつける」ようなもの ・理念→スローガン→ロゴが一本の柱で繋がっている状態こそ強い ・ブランドが整うと「このブランドだから選ぶ」という状態になり、商品への愛着がブランドへの愛着に変わる ・社長がロゴを判断するポイント:理念を正しく反映できているか、自分たちにしかできない表現か ▼こんな方におすすめ ・ブランディングとは何かを正しく理解したい経営者 ・ロゴやキャッチコピーを作ったが、それだけで終わっていると感じている方 ・理念とロゴ・スローガンの一貫性をどう作ればいいか悩んでいる ・「このブランドだから選ばれる」という状態を目指したい ・デザイナーから上がってきたロゴ案をどう判断すればいいかわからない ▼MC 的場 仁利(Mat N. Studio 代表) https://japan-designers.jp/profile/1453/ タイポグラフィーの論客として、多数のデザイン書に携わる。高校でデザインを学び、大学で技術経営を専攻。営業職として年間1億円超の案件を担当した経験も持つ。現在は本・冊子・パッケージのデザイン、タイポグラフィ執筆を手がける傍ら、浮世絵・春画をモチーフにしたアートプロジェクト「艶絵グレース」のクリエイティブディレクターを務める。中部デザイン協会75年誌のブックデザイン・編集に携わるなど、デザインと経営の両面に精通。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会会員、アドビ コミュニティエキスパート。 ▼サブMC 纐纈智英(アストライド-Astride- 代表) https://www.ast-ride.com 「左脳と右脳のハイブリッド」を武器に、人の心の深層に迫るインタビュアー。行政職員として12年間、予算編成や徴収業務に従事した論理性と、音楽コンテストでグランプリを受賞した芸術的感性を併せ持つ。Adobeコミュニティエキスパートとして活動。これまでに200社以上の経営者インタビューを重ね、本人すら気づいていない「言葉にならない想い」を引き出し、ひとつの物語として残してきた。 ▼番組概要 タイポグラフィを探求し続けるデザイナー・Mat N. Studio代表の的場仁利が、デザインの世界で積み上げられてきた「判断の原理」を経営者の言葉に翻訳し、社長の「第六感」を確かな判断軸に変えていくビジネス番組。AIがあらゆる選択肢を出力する時代に、「これは自社に合っているか」を見定める力——それが「デザイン審美眼」。毎週木曜配信。 ▼制作:アストライド-Astride- ▼カバーデザイン:的場仁利(Mat N.Studio)
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