EPISODE · Nov 8, 2025 · 12 MIN
《1386》知っていますか?リフィル処方箋のいま💊
from 内科医たけおの『心身健康ラジオ』 · host 内科医たけお@たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長
■本日のリクエスト 地方の小さな診療所などは院内処方のところもあり、まだまだリフィル処方箋が普及していないと実感しています。現実、ドクターは(診察が減るわけですから)リフィル処方箋を出しやすいのか?患者から言うものなのか?などなど リフィル処方箋について解説していただきたいです。 ・仕組み、リフィル処方箋の現状 「リフィル処方箋」を知っていますか?1度の診察で最大3回まで薬の処方を受けられます!https://www.gov-online.go.jp/article/202411/entry-6756.html リフィル処方箋の認知率や利用状況に関するダッシュボードhttps://www.digital.go.jp/resources/govdashboard/refill-prescription この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療 #健康 #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 今回はリスナーからの質問に基づき、「リフィル処方箋」の仕組みや現状について解説します。 ### リフィル処方箋の仕組みとメリット リフィル処方箋とは、2022年度に導入された制度で、症状が安定している患者に対し、医師が認めた場合に限り、1枚の処方箋で最大3回まで繰り返し薬を受け取れる仕組みです。 **主なメリット** * **患者側:** 通院の負担(時間、交通費など)が軽減されます。 * **社会全体:** 医療費全体の抑制につながります。 **対象となる患者と薬** 対象は、高血圧や糖尿病、アレルギー性鼻炎など、症状が安定している慢性疾患の患者です。一方で、処方日数に制限のある新薬や向精神薬、湿布薬などは対象外となります。 ### 患者側の注意点 リフィル処方箋を利用する際は、以下の点に注意が必要です。 1. **自己管理の重要性:** 診察の間隔が空くため、体調の変化を見逃さないよう自己管理が求められます。 2. **処方箋の保管:** 3回使い切るまで、処方箋を紛失しないように自分で保管しなければなりません。紛失のリスクをなくす電子処方箋も便利ですが、まだ普及途上です。 3. **調剤期間の遵守:** 2回目以降の調剤は、前回の調剤日を基準とした「次回の調剤予定日」の前後7日以内に行う必要があります。 ### 医療機関側の本音と普及の壁 「診察が減るなら、医師はリフィル処方箋を出しやすいのでは?」という質問がありましたが、現実はその逆です。特に診療所レベルでは、リフィル処方箋に消極的な傾向があります。なぜなら、診察回数が減ることはクリニックの収入減少に直結するからです。このため、医師会も基本的には反対の姿勢を示しており、これが普及の大きな壁となっています。 ### 認知度と利用率の現状 デジタル庁の調査によると、リフィル処方箋の現状は以下の通りです。 * **患者側の認知度:** 約30%と低く、特に高齢者層で知られていません。 * **利用意向と実績:** 症状が安定していれば約7割が「利用したい」と考えていますが、実際に交付された経験がある人は1割未満です。 * **医師側の状況:** 認知度は約97%と非常に高いものの、実際に発行した経験がある医師は4割程度にとどまっています。 結論として、リフィル処方箋は患者の負担を減らす優れた制度ですが、医療機関側の経営的な事情や、国民全体の認知度の低さが普及を妨げているのが現状です。この制度が有効に機能するためには、患者自身の正しい理解と自己管理、そして医師と薬剤師のより密な連携が重要となります。
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