EPISODE · May 11, 2026 · 17 MIN
145糖尿病合併症を防ぐ毎日の習慣づくり
from おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト · host Go Ito
糖尿病は日本において約1,000万人が罹患する国民病であり、在宅医療の現場では高齢の糖尿病患者が増加の一途をたどっています。糖尿病そのものよりも、むしろ合併症が患者さんのQOLを大きく低下させ、時には生命予後にも影響を及ぼします。三大合併症である網膜症、腎症、神経障害に加え、心筋梗塞や脳梗塞などの大血管障害、足病変による下肢切断リスクなど、多岐にわたる合併症が存在します。在宅医療の現場では、医師の訪問が月1~2回であるのに対し、訪問看護師や訪問介護員は週に複数回患者さんと接する機会があります。この「頻回な接触機会」こそが、合併症の早期発見と進行予防の鍵となります。日々のケアの中で適切な観察ポイントを押さえ、イエローシグナルを見逃さないことが、入院を防ぎ、患者さんの自宅での生活を守ることにつながります。慢性期管理において重要なのは、「今日と明日の違い」を見つける観察眼です。糖尿病合併症は静かに、しかし確実に進行します。在宅医療スタッフが日常の習慣として観察ポイントを押さえることで、患者さんの人生を大きく変えることができるのです。
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