EPISODE · Aug 16, 2026 · 10 MIN
《1621》亜鉛 足りてますか?補充しすぎも要注意⚠
from 内科医たけおの『心身健康ラジオ』 · host 内科医たけお@たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長
亜鉛欠乏症の診療指針2024 日本臨床栄養学会雑誌 2024 年 46 巻 4 号 p. 224-288 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjscnut/46/4/46_224/_article/-char/ja この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非! (匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #たけおがお答えします をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療 #健康 #スタエフ医療部 ■AI要約(誤字はご勘弁ください) 「亜鉛欠乏症の診療指針」解説の要約 日本臨床栄養学会が2024年に6年ぶりに改訂した「亜鉛欠乏症の診療指針」をベースに、亜鉛の重要性と欠乏症の特徴、診断基準、治療時の注意点について解説しています。 亜鉛の役割と欠乏リスクの高い状態 生体内での役割: 亜鉛は必須微量元素の1つで、300種類以上の酵素やタンパク質の活性中心として機能する。DNA・RNA合成、骨代謝、免疫機能、味覚などに広く関与している。 欠乏のリスク要因: 腎不全や透析患者では亜鉛欠乏の割合が非常に高い。その他、偏食、肝疾患、糖尿病、炎症性腸疾患、高齢者などでも欠乏が起こりやすい。 主な症状 頻度の高い症状: 皮膚炎、口内炎、味覚障害、脱毛など。 見逃されやすい症状: 創傷治癒遅延(褥瘡が治りにくいなど)。低栄養状態の患者に多く見られる。 診断基準 採血条件: 原則として早朝空腹時の採血が望ましい。 基準値: 60〜80 μg/dL: 潜在性亜鉛欠乏(グレーゾーン) 60 μg/dL未満: 亜鉛欠乏症 診断の注意点: 血清亜鉛値が低いだけでなく、「亜鉛の補充によって症状が改善したか」まで確認して確定診断となる。改善しない場合は亜鉛欠乏以外の原因を考慮し、漫然とした投与は避ける。 治療と注意点 治療方針: 成人・幼児・小児ごとに定められた目安量に従って亜鉛を補充する。 改善までの期間: 皮膚炎などは1〜2週間で比較的早期に改善する一方、味覚障害は月単位の投与が必要となる場合がある。 使用製剤: 以前はポラプレジンク(プロマック)や酢酸亜鉛(ノベルジン)が用いられていたが、近年は吸収性に優れたジンタスが使われるケースが増えている。 副作用(銅欠乏症)のモニタリング: 亜鉛を補充し続けると体内の銅が不足し、貧血や好中球減少を引き起こすリスクがある。1〜2ヶ月ごとに定期採血を行い、血清亜鉛値とともに「血清銅」の数値も必ず測定・確認することが不可欠である。
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