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EPISODE · Jul 12, 2026 · 21 MIN

218家族が今日からできる床ずれ予防と、悪化のサイン

from おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト · host Go Ito

「お尻のところが、なんだか赤いままなんです」「これって床ずれですか?」。在宅で寝たきりのご家族を介護されている方から、訪問看護師が最もよく受ける相談のひとつが、この「床ずれ」についてです。医療者は「褥瘡(じょくそう)」と呼びますが、ご家族の間では昔から「床ずれ」という言葉のほうがずっとなじみ深く、実際にインターネットで検索されるのも圧倒的に「床ずれ」という言葉です。この記事でも、医療用語ではなく、ご家族が実際に使う「床ずれ」という言葉を中心に説明していきます。厚生労働省が実施する「療養病床における褥瘡有病率調査」などの各種調査では、在宅療養者のうち一定割合に床ずれが発生していることが示されており、特に寝たきりの方、車いすで長時間過ごす方、栄養状態が低下しがちな高齢の方でリスクが高いことが分かっています。床ずれは、一度できてしまうと治療に数週間から数か月かかることも珍しくなく、痛みを伴い、感染のリスクも高まるため、ご本人の生活の質に大きく影響します。入院のきっかけになったり、せっかく自宅で穏やかに過ごせていた時間が、傷の処置や通院で慌ただしくなってしまったりすることもあります。一方で、床ずれは「防ぎようがないもの」でも「家族の介護が足りないからできるもの」でもありません。実際、床ずれの発生には、低栄養、むくみ、糖尿病、皮膚の脆弱性、加齢に伴う筋肉や脂肪の減少など、介護の仕方だけでは防ぎきれない体の側の要因も複合的に関わっています。床ずれの本質は、同じ場所への「圧迫」と「時間」の掛け算です。この仕組みさえ理解していれば、ご家族が日々の介護の中で、無理なく取り入れられる予防策がいくつもあります。逆に言えば、「頑張って完璧にやらなければ」と気負いすぎる必要はなく、ポイントを押さえた小さな工夫の積み重ねが、大きな予防効果につながります。本資料では、①床ずれがなぜできるのか、②ご家族が今日からできる予防、③悪化のサインと連絡のタイミング、という3つの観点から、専門用語をできるだけ使わずに整理します。あわせて、実際の在宅介護の現場でよくある3つの典型的な場面もご紹介します。

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