EPISODE · Aug 3, 2026 · 17 MIN
237吸入器・スプレー・自己注射:廃棄に"特別扱い"が要る薬
from おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト · host Go Ito
吸入器やスプレー式の薬剤(エアゾール剤)は、容器の中に薬剤とともに圧縮ガス(噴射剤)が入っています。使い切ったように見えても、ガスが残っている場合があります。中身が残ったまま廃棄すると、ごみ収集車や処理施設の中で加熱・圧縮を受けて破裂したり、引火したりする危険があります。このため多くの自治体では、スプレー缶の廃棄は「中身を使い切るか、ガスを抜いてから」が前提になっています。自己注射に使う注射針(インスリン注射の針など)は、鋭利な医療廃棄物(シャープス)に分類されます。使用済みの針をそのまま家庭ごみに出すと、ごみ収集時やごみ処理の現場でケガが起きる可能性があります。針は使用後すぐにキャップをして、フタ付きの硬い容器に入れてから保管し、薬局または医療機関に返却するのが原則です。吸入器本体・スプレー容器・注射ペン本体の取り扱いは、製品の説明書や薬局の指示に沿うことが基本です。自治体によってごみの出し方が異なるため、最終的にはお住まいの自治体のルールと担当薬局に確認してください。「特別扱いが必要な薬・器具」として、在宅医療チームで共通の認識を持つことが大切です。在宅の現場では、これらの器具が「もうなくなったから処分して」と家族から預けられることがあります。その場で判断しなければならない場面も多いですが、訪問薬剤師や担当薬局に連絡することで、多くのケースで適切な対応ルートにつなげることができます。
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