EPISODE · Aug 3, 2026 · 18 MIN
240抗がん剤・ホルモン剤のばく露に注意:家族を守る捨て方
from おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト · host Go Ito
在宅療養が広がるなかで、経口の抗がん剤やホルモン剤を自宅で服用する方が増えています。患者さんご本人が薬を飲むとき、家族が薬を手渡すとき、あるいは飲み残しの薬を捨てるとき、「この薬は普通の薬と同じように扱っていいのだろうか」と疑問に感じることがあるかもしれません。抗がん剤やホルモン剤の一部は「ハザーダスドラッグ(hazardous drug)」と呼ばれ、薬を服用している本人だけでなく、それを取り扱う人にも影響を及ぼす可能性があると考えられています。薬が皮膚や粘膜にふれたり、破砕されて粉を吸い込んだりすること(ばく露)を避けることが基本です。病院ではスタッフが手袋などを着用して扱うケースもありますが、「では自宅ではどうすればよいのか」という情報は、まだ広く届いていない面があります。家族が知っておくべきことは、特別な設備や知識が必要な対策ではありません。「素手でつぶしたり割ったりしない」「廃棄するときは密封する」「妊娠中や授乳中の家族は特に注意する」など、少しの工夫でばく露のリスクを下げることができます。薬を使い終わった後の排泄物にも薬が含まれる場合があるため、基本的な手洗いの習慣も大切です。この回では、在宅医と訪問薬剤師の対話を通じて、ハザーダスドラッグの考え方と家庭でできる対策をわかりやすく解説します。「正しく知れば怖くない」「迷ったら相談する」を基本姿勢として、患者さんとご家族が安心して在宅療養を続けられる情報をお伝えします。
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