EPISODE · Sep 9, 2026 · 18 MIN
278在宅がん化学療法で抜けない疲れと動ける1日を両立させる
from おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト · host Go Ito
外来化学療法の普及により、抗がん剤治療の「主戦場」は病院のベッドから自宅の生活の場へと移りました。点滴の当日だけ病院で過ごし、副作用が最も強く出る投与後3〜7日目**は自宅で過ごす——これが今の標準的な姿です。つまり在宅スタッフは、副作用のピークを最前線で観察し、生活を支える立場**にあります。その中で最も頻度が高く、最も過小評価されているのががん関連倦怠感(Cancer-Related Fatigue:CRF)です。CRFは「休んでも取れない、活動量に見合わない、日常生活に支障をきたす消耗感」と定義され、通常の疲労と違い睡眠や休息で回復しないのが特徴です。NCCN(米国総合がん情報ネットワーク)のガイドラインでも、痛み以上に生活の質を下げる症状として、全患者への定期スクリーニングが推奨されています。化学療法期間中は多くの患者が何らかの倦怠感を訴え、中等度以上の倦怠感を抱える人も少なくないと報告されています。しかしここで重要なのは、「疲れているから安静に」は最も避けたい対応だという点です。安静は筋力低下・食欲低下・さらなる倦怠感という悪循環(デコンディショニング)を招きます。一方で無理をすれば転倒、脱水、感染の見逃しといった急変リスクが跳ね上がります。「休ませすぎず、頑張らせすぎない」——この細い道を歩くために必要なのが、観察に基づいたADLの設計です。本資料では、①ADL介助時の観察ポイント、②安全な介助テクニック、③急変リスクを減らす工夫、の3点を、明日から使える形で整理します。
Embed this episode
Ready to play
278在宅がん化学療法で抜けない疲れと動ける1日を両立させる
No transcript for this episode yet
Similar Episodes
No similar episodes found.
Similar Podcasts
No similar podcasts found.