EPISODE · Nov 4, 2022 · 15 MIN
アクション本質論05;アクション・デザイン論&まとめ編
from REAM アクションと立回り · host 石田憲一
<アクション・デザイン論&まとめ編> ●アクション表現とは、今までにない身体運動表現を生み出すことに本質がある。 ●それは既存武術・武道・格闘技などの再現ではない。そういったものは、時代考証的思考による、単なる再現である。 ●そうではなくて、クリエイトすること。それができない輩が、実在技術の再現を正当化しようとしているだけ。これを素人という。要するに現代はプロであっても素人思考が蔓延しているのである。 ●アクションとは、常に実在の模倣であるかのように誤認されているが、そうではない。アクションとは、デザインなのだ。 ●ただし、デザインとは振り付けのことではない。ここが間違いやすいポイントなので、注意してほしい。振り付けにこだわるのは、スタッフの思考である。つまり、自分が出演していないという前提での思考に埋没してしまうので、表現者としては道を踏み外していくことになる。振り付けを考えるとは、自分以外の他者がやるという前提でモノを考えてしまうことが中心となってしまうのだ。 ●クライアントからのオーダーなきデザインはない。そして振り付けとは、まさにこのオーダーにあたるものなのだ。 ●そしてデザインする力こそが、アクション表現の能力であり、だからこそデザイン・センスが問われ、そのための美術的センスが要求されるのである。 ●ただし難しいのは、知的作業と同時に身体能力が要求されるということ。これがハードルを高くしている。 ●身体能力が高いだけではダメなのは、すでに結果が出ていることだが、それはデザインする力がないだけでなく、そのことを知らないから。いわば奥義のようなものなのである。 ●この「動きの創出源泉」と「アクション三要素」が掛け合わさったところに、デザインとしてのアクションが表出される。 ●このデザインする力、能力こそがアクションの不可視性であり、「姿形のない水」に例えられるものなのだ。 ●オリジナル・アクションは運動能力対応方式だからこそ、独自技術・練習法が発展しなかった。しかしアクション全盛期には、アクション表現をする場が数多く存在していたため、専門訓練に埋没することを回避できた面が多かったわけだ。しかし、そこに誤認が生まれる要因があった。つまり、専門訓練を強化すれば、より良いアクション表現になるだろうという、スポーツ競技における高難易度・高得点思考である。 ●そして今、アクション全盛期を経過して、水平分業方式に移行している時期だからこそ、全盛期において潜在的に行われていた方法論をシステム化する必要があるのである。 そんなことを話しています。
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<アクション・デザイン論&まとめ編> ●アクション表現とは、今までにない身体運動表現を生み出すことに本質がある。 ●それは既存武術・武道・格闘技などの再現ではない。そういったものは、時代考証的思考による、単なる再現である。 ●そうではなくて、クリエイトすること。それができない輩が、実在技術の再現を正当化しようとしているだけ。これを素人という。要するに現代はプロであっても素人思考が蔓延しているのである。 ●アクションとは、常に実在の模倣であるかのように誤認されているが、そうではない。アクションとは、デザインなのだ。 ●ただし、デザインとは振り付けのことではない。ここが間違いやすいポイントなので、注意してほしい。振り付けにこだわるのは、スタッフの思考である。つまり、自分が出演していないという前提での思考に埋没してしまうので、表現者としては道を踏み外していくことになる。振り付けを考えるとは、自分以外の他者がやるという前提でモノを考えてしまうことが中心となってしまうのだ。 ●クライアントからのオーダーなきデザインはない。そして振り付けとは、まさにこのオーダーにあたるものなのだ。 ●そしてデザインする力こそが、アクション表現の能力であり、だからこそデザイン・センスが問われ、そのための美術的センスが要求されるのである。 ●ただし難しいのは、知的作業と同時に身体能力が要求されるということ。これがハードルを高くしている。 ●身体能力が高いだけではダメなのは、すでに結果が出ていることだが、それはデザインする力がないだけでなく、そのことを知らないから。いわば奥義のようなものなのである。 ●この「動きの創出源泉」と「アクション三要素」が掛け合わさったところに、デザインとしてのアクションが表出される。 ●このデザインする力、能力こそがアクションの不可視性であり、「姿形のない水」に例えられるものなのだ。 ●オリジナル・アクションは運動能力対応方式だからこそ、独自技術・練習法が発展しなかった。しかしアクション全盛期には、アクション表現をする場が数多く存在していたため、専門訓練に埋没することを回避できた面が多かったわけだ。しかし、そこに誤認が生まれる要因があった。つまり、専門訓練を強化すれば、より良いアクション表現になるだろうという、スポーツ競技における高難易度・高得点思考である。 ●そして今、アクション全盛期を経過して、水平分業方式に移行している時期だからこそ、全盛期において潜在的に行われていた方法論をシステム化する必要があるのである。 そんなことを話しています。
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