EPISODE · Jun 30, 2026 · 7 MIN
アクション経済学02:表現のデフレ
from REAM アクションと立回り · host 石田憲一
表現のデフレアクション表現におけるデフレとは、「安全な技術(通貨)が大量に市場に回り、身体そのものが持つ固有の価値(モノの価値)がタダ同然にまで下落してしまった状態」高度な身体操法から立ち昇る「アトモスフィア(空気感)」や「プレゼンス(実存感)」。そこには、一瞬の構えだけで空間を支配する「密度の高さ」が存在した。しかし、その技術伝承に失敗し、単に泥臭く動くだけの暴力を「リアリティ」と言い換えて妥協した結果、肉体から「気配」や「様のよさ」が消え失せた。画面に映っている運動の「質的な密度」がスカスカに縮小してしまった状態、これが第一のデフレ。技術がコモディティ化(一般化)し、過剰供給された結果、観客はどれほど派手なアクションを見ても心が動かなくなった。「手数は増えたのに、ありがたみが全くない」という、表現としての価値の暴落が起きている・現在の最適化されたアクションからはそのリスクが完全に排除されている。観客の側も「どうせワイヤーでしょ」「どうせCGでしょ」と無意識に見抜いているため、画面と観客の間で交わされる情動の熱量が、冷え切った状態(デフレ)に陥っている。そんな話をしています。#アクション#立ち回り#殺陣#チャンバラ#殺陣・アクション教室#立回り
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