EPISODE · Jun 12, 2025 · 6 MIN
「ある」と「べき」の哲学(法政大学「哲学」第1回講義)
from 『芦田の毎日』 · host Hironao Ashida
この講義は、1988年に法政大学で行われた哲学の授業の録音を編集したもので、**「ある」と「べき」という哲学的な問いを中心に展開されます。著者は、「哲学とは始まり(アルケー)を探究する学問である」と定義し、物質の究極的な分解を通じて宇宙の根源に迫る物理学の例を挙げ、あらゆる存在の「始まり」を問う哲学の野心について説明します。さらに、戦後の日本における「唯物論と主体性」を巡る思想家たちの議論を取り上げ、「科学的に客観視できる『ある』意識」と「主体的にそうある『べき』意識」**の対立が、革命や民主主義といった社会問題にいかに深く関わっているかを考察しています。この対立は、教師と学生、理屈と実践の関係性にも通じる普遍的な課題として提示されており、哲学が現実世界に与える影響の大きさを浮き彫りにしています。
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