EPISODE · Aug 11, 2026 · 28 MIN
出し切らない練習で、出し切れる身体になるのか?八分目で走り続けて、本当に本番で戦えるのか?
from ジョンの山RUNラジオ · host ジョン
今回は正直な不安の話です。ノルウェー式を学び、日々の練習をゴールデンゾーン、いわば八分目で走るようになりました。理屈は分かっているつもりです。でも練習会に行くと、周りは日本の伝統的なインターバルで、最後は全員が出し切って倒れ込んでいる。その横で淡々と抑えて走っていると、こう声をかけられます。「あれ、今日調子悪いの?」「あんまり無理しないでね」。そして正直に言えば、最近レース本番でも、昔ほど出し切るガッツが出ないことがある。これは結構、深刻な悩みでした。そこで、この不安を軸にもう一度この本を読み直してみたところ、見落としていた答えが2つ見つかりました。ひとつは、「八分目」とは内的な努力度の話であって、ペースの話ではないということ。著者は、ピークフォームでは努力度が閾値付近で安定したまま、5Kレースペースからそう遠くないペースを保てた、と書いています。抑えているのは感覚であって、時計ではなかった。もうひとつは、レース当日の調子が、ほぼ筋の状態で決まるということ。心肺やホルモンは数日では変わらないけれど、筋だけは数分で変わりうる。だからピーキングは筋を狙う。「本番でガッツが出ない」の一部は、根性ではなくピーキング設計の問題かもしれません。一方で、正直にお伝えしなければならないこともあります。「毎日八分目で走っていて、レースで全部出す能力は錆びないのか」という問いに、この本は答えを持っていません。そこは著者の関心の外にある領域です。今回はそこにも線を引いた上で、では自分でどう設計するかまで踏み込んで考えます。そして最後に、練習会で「大丈夫?」と言われたときの、ちょっと気の利いた切り返し方も考えてみました。https://amzn.to/3TKnrlD
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